作「レディアーペルブリーズデテウォッチ」を発表

2024年10月21日

ウォッチ」を発表

レディアーペルブリーズデテウォッチ文字盤にそよ風を感じて自然は、創業以来、ヴァン

クリーフ＆アーペルが大切にしてきたインスピレーションの源であり、その作品に詩情とみずみずしい生命力を吹き込んできました。時の流れと密接に結びついているこのテーマは、メゾンが手がけてきた数多くのタイムピースにも脈々と息づいています。メゾンは、動植物の絶え間なく変容し続ける姿に魅了され、生まれ変わる春、緑豊かな庭園、蝶のはばたきを作品のなかに写し取ってきました。

レディアーペルブリーズデテウォッチ

38mmのホワイトゴールド製ケース、ダイヤモンド、マザーオブパールの文字盤にツァボライトガーネット、スペサタイトガーネット、ミニアチュール

ペインティング、プリカジュールエナメル、シャンルヴェエナメル、ヴァロネエナメル自動巻き機械式ムーブメント、オンデマンドアニメーションを備えたオートマタ

モジュール搭載ご自身で交換可能なアリゲーターレザーストラップ永遠に巡る自然のサイクルへのオマージュレディアーペルブリーズ

デテは、夏の朝に立ち上る爽やかな香気を讃えた新作ウォッチです。マザーオブパールが控えめな光沢を放つ文字盤には、牧歌的な情景が描かれ、悠久の自然のサイクルと詩的なハーモニーを奏でながら時を刻みます。

ヴァロネエナメルで彩られた花々は、ミニアチュール

ペインティングによるブルーのグラデーションが印象的です。スペサタイトガーネットの雌しべが周りの花びらを明るく照らす一方、ツァボライトガーネットをちりばめた葉により、文字盤に広がる絵画のような風景の輝きが一層際立ちます。優美にしなる2枚の細長い葉には、やわらかなグリーンのプリカジュール

エナメルが施され、背景に彩りを添えています。同じくプリカジュール

エナメルをまとい、対角線上でそれぞれ正午と真夜中を示す位置に羽を休める2匹の蝶は、オンデマンドで飛び立ち、入れ替わります。ボタンを軽く押すと、文字盤に命が吹き込まれ、まるでそよ風に撫でられるように花びらが揺れるなかを、蝶が舞い飛ぶのです。

詩情に満ちたストーリーはケースの裏に続きます。エナメル

デカールで描かれた花々がサファイアクリスタルを飾り、エングレービングを施されたゴールドの上に伸びる茎の間から、回転錘をうかがうことができます。

ヴァロネエナメルの技法で、花にエナメルを塗布

ヴァロネエナメルの花に施されるミニアチュールペインティングミニアチュールの芸術品エナメルへのミニアチュール

ペインティングは、長い歴史を誇る技法であり、17世紀以来、多くの芸術家に賞賛をもたらしてきました。画家がパレットを用いるのと同様に、エナメルアーティストはシリカパウダー、微細に砕いた顔料、油を調合して色とりどりのエナメルを創り出します。

レディアーペルブリーズデテでは、職人の手により、花びらはヴァロネエナメルの技法で、蝶はプリカジュール

エナメルで色付けされます。テン毛の細いブラシを駆使することで、繊細な色彩のグラデーションを生み出しています。着色のプロセスでは、明るいトーンのものから深みのある色調へと、極めて正確な順序で一色ずつ塗布していきます。ひとつの色を塗るごとに焼成を必要とし、その時間と温度を判断できるのは経験豊富なエナメル職人に限られます。

フリーハンドで行うドローイングには、正確さと熟練の手技、そして真の芸術的才能が欠かせません。一方、焼成のプロセスでは、そのひとつひとつの工程で絶対的な精度が求められます。