仏Iktos社、日本子会社「イクトス株式会社」設立のお知らせ
フランスのAI創薬スタートアップIktos社が、日本子会社となる「イクトス株式会社」を設立し、藤秀義が同社代表取締役に就任
2024年2月14日、新薬の設計に特化したAI創薬スタートアップIktos SA(本社:フランス、最高経営責任者: Yann
Gaston-Mathe、以下、「Iktos社」)は、日本に新しく子会社となるイクトス株式会社を設立したことをお知らせします。イクトス株式会社の代表取締役には藤秀義が任命され、ジャパン・ビジネスデベロップメント&オペレーションズのバイスプレジデントに就任しました。今回設立されたイクトス株式会社は、本社を千葉県千葉市中央区に置き、2人体制でスタートします。今後さらなるチームの拡大を計画しています。
Iktos社は、2016年10月に設立された、化学研究、より具体的には創薬化学、新薬設計に適用されるAIソリューションの開発に特化したフランスのスタートアップ企業です。Iktos社は、生成AIに基づく独自の革新的な創薬ソリューションを開発しており、医薬品として最適化された分子をバーチャルに設計することが可能です。これまで欧州、米国、アジアにおいて、60以上の新薬設計のプロジェクトを製薬企業やバイオテック企業と進め、グローバルなプレゼンスを高めてきました。
Iktos社は、Makya(TM)(新薬設計のための生成AI)およびSpaya(TM)(逆合成解析AI)というSaaSソフトウェアプラットフォームを通じてその技術を提供しています。また、製薬企業との戦略的提携を通じて、Iktos社独自のプラットフォームと最先端の能力を動員して、パートナーの利益のために低分子創薬の加速化を図っています。現在は、独自のAI駆動型自動合成プラットフォームIktos
Roboticsの開発も進め、創薬のDesign-Make-Test(設計-合成-評価)サイクルを劇的に加速することを目指しています。
日本はIktos社にとって重要な市場
欧州を拠点とするIktos社は、創薬に特化した生成AI分野でリーディングカンパニーであり、グローバル製薬企業との複数の提携を通じて、AIを活用した低分子創薬の分野で高い評価を得ています。Iktos社のSaaS(Software-as-a-Service)プラットフォームであるMakya(TM)とSpaya(TM)は、すでに世界中の多くの企業に採用されています。日本はIktos社にとって重要な市場であり、既に帝人ファーマ、小野薬品工業、キッセイ薬品工業、キュライオなどの日本国内の製薬企業や創薬スタートアップ企業との戦略的パートナーシップを数多く結んでいます。
具体的には、泌尿器、腎・透析などの領域に強みを持つキッセイ薬品工業が、Iktos社のAI創薬SaaSプラットフォームであるMakya(TM)を採用したことを発表しました(
2023年7月3日付プレスリリース
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)。また昨年、クライオ電子顕微鏡による構造解析技術に特化した創薬スタートアップ企業であるキュライオと、AIを活用した創薬に関する共同研究契約を締結しました(
2023年6月8日付プレスリリース
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)。2022年には、帝人ファーマと新たなAI技術を共同開発するための戦略的提携契約を締結し、小野薬品工業と研究提携契約を締結したことを発表しています。
藤秀義は、2009年から2021年までアステラス製薬株式会社で13年間、計算化学とケモインフォマティクスの専門家として活躍しました。彼は、創薬研究に適用されるインシリコおよびAI技術を導入し、臨床候補化合物の創出に貢献しました。また、製薬企業間での秘匿化でのデータ共有とコラボレーション促進のための世界初の連合学習プラットフォームの開発を進めたMELLODDY(
MachineLearning Ledger Orchestration for Drug Discovery
)コンソーシアムの立ち上げに、唯一の日本人として参画しました。アステラス製薬を退職後、2022年に起業家となり、海外ソフトウェア企業の日本におけるビジネス開発およびマーケティング活動の支援を行いました。彼は、千葉大学薬学部卒業後に薬剤師免許を取得、千葉大学大学院医学薬学府にて薬学博士号を取得しています。2006年には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏事業でスーパークリエーターに認定され、2007年から2009年にかけて国立開発研究法人理化学研究所のジュニア・リサーチ・アソシエイト・プログラムの一環として、創薬専用スーパーコンピューターを活用した超高速分子シミュレーションを学びました。
藤秀義がイクトス株式会社の代表取締役およびジャパン・ビジネスデベロップメント&オペレーションズのバイスプレジデントに就任
イクトス株式会社の代表取締役である藤秀義
は、次のように述べています:「Iktos社の日本法人の代表取締役に就任したことを誇りに思います。Iktos社の技術は、日本国内においてすでにベンチマークとなっており、日本市場は特に有望視されています。Iktos社のAI技術は、メディシナルケミストリーの機能を強化し、日本の製薬企業の競争力の一つである低分子創薬を加速させることができると信じています。AIは創薬プロセスに革命を起こしており、弊社は日本のパートナーと協力し、この革命をリードしていきます。」
Iktos社の共同創設者兼最高経営責任者 Yann Gaston-Mathe
Iktos社の共同創設者兼最高経営責任者であるYann Gaston-Mathe
は、次のように述べています:「日本市場はIktos社にとって重要な優先事項であり、過去2年間にわたり、日本の大手製薬企業と良好な信頼関係を構築できたことを大変誇りに思っています。イクトス株式会社の設立は、日本現地に拠点を置き、日本の顧客やパートナーを支援するチームの構築を通じて、日本におけるAI創薬の主要なプレーヤーになるためのIktos社の戦略にとって非常に重要な一歩です。したがって、Iktos社の日本での活動の責任者として藤秀義を任命できたことを非常に嬉しく思います。
彼の創薬課題への理解力、経験、戦略的パートナーシップの構築能力は、日本における当社の成長をさらに加速させるでしょう。藤秀義のIktos社のバイスプレジデントとしてのポジションは、イクトス株式会社の代表取締役としての役割と並行するものであり、彼の任命と日本市場が当社にとっていかに重要であるかを示しています。」
Iktos社について
Iktos社は2016年10月に設立された、化学研究、より具体的には創薬化学、新薬設計に適用されるAIソリューションの開発を専門とするフランスのスタートアップ企業です。Iktos社が開発する深層生成モデルに基づく独自の革新的なソリューションは、低分子創薬プロジェクトで設定した成功基準をすべて満たすような最適化された分子を、既存のデータを用いてインシリコで設計することが可能です。Iktos社の技術を活用することで、医薬品研究開発の上流工程における生産性を大幅に向上させることができます。
Iktos社は、Makya(TM)(新薬設計のための生成AI)およびSpaya(TM)(逆合成解析AI)というSaaSソフトウェアプラットフォームを通じてその技術を提供しています。また、製薬企業との戦略的提携を通じて、Iktos社独自のプラットフォームと最先端の能力を動員して、パートナーの利益のために低分子創薬の加速化を図っています。さらに、Iktos社は、創薬のDesign-Make-Test(設計-合成-評価)サイクルを劇的に加速するための独自のAI駆動型自動合成プラットフォームIktos
Roboticsの開発も進めています。詳細については、
http://www.iktos.ai/をご覧ください。
【本リリースに関するお問い合わせ先】Iktos社: Yann Gaston-Mathe (CEO) – [email protected]
Pierre-Louis Germain – [email protected]
[[email protected]]/+ 33 6 64 79 97 51Charles Courbet –
[email protected] [[email protected]]/+ 33 6 28
93 03 06
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000136969.html
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