柚木麻子の最新刊『あいにくあんたのためじゃない』が3月21日、発売決定!収録作の全文試し読みを特別無料公開!

差別、偏見、思い込み――他人に貼られたラベルはもういらない。息苦しいこの世を生きる老若男女に贈る、爽快感抜群の短篇集。

『BUTTER』が大きな話題を呼び、社会の変化を敏感に感じ取りながら作品を発表し続けている作家・柚木麻子さんがコロナ禍を経て書き継いできた短篇集『あいにくあんたのためじゃない』を2024年3月21日、新潮社より刊行いたします。また、全文特別無料公開される収録作「めんや

評論家おことわり」をお見逃しなく!

仮のカバーで、実際のものとは異なります

人生に行き詰まってしまった主人公たちが自分を取り戻し、逆境をはね返してその先につながる道を見つけてゆく、刺激的な全6篇の物語を収録。

過去のブログ記事が炎上し、仕事を干されているラーメン評論家の佐橋はバッシングに耐え兼ね、謝罪文をSNSに掲載した。すると同業者より、佐橋がかつて取り上げてから出禁になっていたラーメン店の店主が、佐橋に来てほしいと言っているとのメッセージが届き――(「めんや

評論家おことわり」)

出産を控え、もどり悪阻とコロナ禍で大きな不安を抱えていた升のもとに、SNSで知り合った友人の母が訪ねてくるようになる。彼女の差し入れる食材と情報のおかげで元気を取り戻すが、ある話題をきっかけに、訪問が途絶えてしまい――(「トリアージ2020」)

キャスターを務めるワイドショーの打ち切りが囁かれている元アイドルの真木。起死回生を図り、動画がバズっている「MCワンオペ」を出演させようと居所を探し始めるが――(「スター誕生」)etc……

「これってもう、読むエナドリです!!」「社会の重圧をかる~く吹き飛ばす柚木節、たまらん……!」

「どれも身に覚えのある辛さと痛さ……でも救われる爽快感がおもしろい!」世代、性別問わず、新潮社社内でも圧倒的支持の声多数、最高最強のエンパワーメント短篇集です。

発売にさきがけ、新潮社HP上では、「めんや 評論家おことわり」1話全文の試し読みができますので、ぜひご一読ください。また、特設サイト(

https://www.shinchosha.co.jp/special/aitame/)も本日オープンです!

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■書籍内容紹介

過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。

■著者紹介柚木麻子(ゆずき・あさこ)

1981年東京生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほかの作品に『私にふさわしいホテル』『ランチのアッコちゃん』『伊藤くん

A to E』『本屋さんのダイアナ』『マジカルグランマ』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』などがある。

岡本あゆみ氏撮影

■書籍データ

【タイトル】あいにくあんたのためじゃない【著者名】柚木麻子【発売日】2024年3月21日【造本】四六判ソフトカバー【定価】1,760円(税込)

【ISBN】978-4-10-335533-5

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001313.000047877.html

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