かくれフードロスに向き合うASTRA FOOD PLAN、「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」を受賞

PLAN、「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」を受賞

「サステナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役:加納 千裕

以下ASTRA FOOD PLAN)は、九都県市首脳会議(※1)から「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」を受賞したことをお知らせします。

2024年10月28日(月)に表彰式が執り行われ、表彰状が贈呈されました。

(※1)九都市首脳会議

埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県の知事、横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市の市長により構成され、共有する膨大な地域活力を生かし、共同して広域的課題に積極的に取り組むことを目的とした会議。

「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」について

九都県市首脳会議では、平成22年から「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」として、九都県市で活躍される企業とその卓越した技術を九都県市共通の財産として表彰しています。

▼詳細について

https://www.9tokenshi-syunoukaigi.jp/activity/kirari/受賞理由

昨年度、当社は「第3回彩の国SDGs技術賞」にて大賞を受賞し、その技術が本表彰の趣旨とも合致することから埼玉県より選出されました。プレスリリース

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埼玉県主催の第3回「彩の国SDGs技術賞」で大賞を受賞表彰式の様子

熊谷千葉県知事より表彰状を授与

都県市首脳へ当社の技術を紹介ASTRA FOOD PLAN株式会社 代表取締役社長 加納千裕コメント

この度の表彰について、大変嬉しく光栄です。埼玉県から期待を込めて様々な形でご支援をいただいており、地元の埼玉で起業してよかった、と心から思っております。

「過熱蒸煎機」は今年3月に特許も取得し、「産業技術」として認められたと認識しておりますが、実装についてはまだまだこれからです。

実装のためにはアップサイクル市場を創ることが必要だと考えております。未利用資源を当社の技術で粉末化した「ぐるりこ(R)」需要拡大のために、商品開発や大企業との連携を進めています。

アップサイクルによって食品が無駄なく利用されることが当たり前になる社会の実現を目指し、これからも邁進していきたいと思います。「埼玉

食のサーキュラーエコノミープロジェクト2024」について

「令和6年度埼玉県サーキュラーエコノミー型ビジネス創出事業補助金」に、令和5年度から続いて採択され、深谷市、久喜市、富士見市の事業者や自治体、埼玉県内の大学と連携し、地域ごとの「かくれフードロス」削減と食の循環モデルの確立を目指す取り組みを行っています。

久喜市では「耕作放棄地の拡大」、深谷市では「農作物の未利用部位」を課題として、その対策に関わる取り組みを進めています。

プレスリリース []「埼玉

食のサーキュラーエコノミープロジェクト2024」を始動。深谷市、久喜市、富士見市と連携。循環型フードサイクル構築を目指す「ASTRA FOOD PLAN」

ASTRA FOOD PLANは、過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置『過熱蒸煎機』を開発・販売しているフードテックベンチャーです。

『過熱蒸煎機』は、高い生産効率とコストパフォーマンスを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった食品工場で発生する野菜類の端材や、規格外品などの未利用農作物、飲料ざんさ等を、付加価値の高い食材にアップサイクルすることができます。食品ざんさ廃棄の課題を抱える事業者に『過熱蒸煎機』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料『ぐるりこ(R)』の用途開発を食品メーカーと協力して行うことで、フードロス問題の解決を目指しています。

一般的な食品ロスの約4倍。年間2000万トンにおよぶ「かくれフードロス」の実態

現在コンビニエンスストアや量販店の売れ残りなど、本来食べられるのにも関わらず廃棄される「食品ロス」が問題となっています。しかし、一般的に認知されている「食品ロス」の量には野菜の芯や皮、ヘタなどの食品ざんさや産地で発生した規格外農作物や余剰農作物などの未利用農作物が含まれていません。

環境省の「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)」(※2)によると、2022年における日本国内の食品ロスは、約472万トンと推計されていますが、農林水産省がまとめた「食品廃棄物等の利用状況等(平成30年度推計)」(※3)では、食品ざんさや未利用農作物などの不可食部分も含めた「食品由来の廃棄物等」の食品ロスが2531万トンにおよぶことがわかっており、大きな社会課題となっています。

ASTRA FOOD

PLANは、この一般的な食品ロスの約4倍となる年間2000万トン(※4)の食品廃棄を「かくれフードロス」と呼び、その削減とアップサイクルに取り組んでいます。

(※2)「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)」

https://www.env.go.jp/press/press_03332.html(※3)消費者庁『食品ロスについて知る・学ぶ』

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/

(※4)「年間2000万トンのかくれフードロス」=「2531万トン(食品由来の廃棄物等)」-「約570万トン(本来食べられるのにも関わらず廃棄される食品ロス)」

『ぐるりこ(R)』について

規格外農作物や、食品工場で出る端材など、これまで捨てられてしまっていた食材を乾燥してアップサイクルした食品パウダーの総称です。サスティナブルで循環型のフードサイクルを目指していることと、原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉の「こ」を組み合わせた造語で、ASTRA

FOOD PLANの商標となっています。

『過熱蒸煎機』によってわずか5秒~10秒で乾燥・殺菌されて製造される『ぐるりこ(R)』は、熱による食材の劣化が極めて少ないことから栄養価が高く、風味が非常に強いのが特徴です。

「タマネギぐるりこ(R)」においては、市販の熱風乾燥品と比較して135倍香りが強いことがわかっており、少量の添加で飴色タマネギの風味を付与することができます。主にベーカリーチェーン向けにオニオンブレッドの原料として業務用で2023年1月から流通を開始しており、2024年7月からは通販サイトで一般向けにも販売されています。

『過熱蒸煎機』について

『過熱蒸煎機』は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。以下の3つの特徴により、野菜の不可食部分や、米ぬか、果物の搾りかす、飲料ざんさにいたるまで、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。

1.食材の風味の劣化と酸化を防止数百度の高温スチーム

過熱水蒸気を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。

2.低コスト、高い生産効率を実現

ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。

3.スピード殺菌乾燥

過熱蒸煎機での食材への加熱時間はわずか5~10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。

製品名:過熱蒸煎機発売日:2022年4月4日※『過熱蒸煎機』カタログダウンロード

https://www.astra-fp.com/download/会社概要ASTRA FOOD PLAN株式会社URL:

トップページ

https://www.astra-fp.com/本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26

代表取締役:加納千裕設立:2020年8月

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000099210.html

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