低温自動保管庫「ラボストッカ(R)」を中心に自動化システムを構築、NITE*1 バイオテクノロジーセンターに納入
51万本の微生物サンプルの長期保存・入出荷業務を効率化
株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、社長:木村 隆利、以下椿本チエイン)は、独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下NITE*1
)のバイオテクノロジーセンターに、最大51万本のサンプルを長期保存できる「微生物サンプル長期保存用自動化システム」を納入。4月より本格稼働しました。
【微生物サンプル長期保存用自動化システム レイアウト図】
51万本のサンプルを自動保管するラボストッカ
2台のロボットアームを使った真空度検査・梱包ライン
*本システムの紹介動画はこちらから
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NITE・バイオテクノロジーセンターでは、バイオ産業の発展を支援するため、経済社会活動を支える知的基盤として必要不可欠な、細菌、カビ、酵母やバクテリオファージ(バクテリアに感染するウイルス)などの生物遺伝資源(以下サンプル)を収集・保存、サンプルが必要な研究機関や企業へ提供されています。
今回納入した自動化システムは、従来手作業であったサンプルのデータ登録・在庫管理、サンプルの入庫・保存・出荷業務の自動化を担っています。メインとなる低温自動保管庫「ラボストッカ」は、最大51万本のサンプルを4℃の環境下で安定保存。サンプルは1本ずつデータ管理されており、外部からの要求に応じ、ラボストッカが必要なサンプルのみをピッキング・出庫しています。このラボストッカに加え、前後工程の入庫、梱包、検品、封入(発送用)工程を含めた自動化ラインとなっています。
サンプル保存業務の効率化、ヒューマンエラーの削減を図ると同時に、煩雑な保存業務から研究者を解放。バイオ研究の発展に不可欠な微生物資源を、安全かつ高品質に保存し安定的に提供するという課題解決に、当社の自動化システムが貢献しています。
■ 特 長
1.最大51万本の微生物サンプルを4℃の環境下で保存ラボストッカが微生物サンプルを4℃の環境下で安定保存。51万本分の保存に加え、省スペース化にも貢献します。
2.在庫管理システムと連携したミスのない入出庫
ラボストッカと連携した在庫管理システムで、各サンプルのデータや入出庫日、ロケーション情報を一元管理。出荷時にはサンプル1本単位で、人手を介すことなく自動出庫します。
3.出荷工程の自動化による省人化
真空度検査、製函、梱包、帳票の荷揃えを担う2台のロボットアームにより、出荷工程(サンプルの出庫から検品前まで)の無人化を実現(協力:グローリー株式会社)。また、QRコードによる検品システムにより、効率化と同時に取り間違いなどのミスを防ぎます。
【サンプルの入庫から出荷まで】
*独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE) 本件に関するリリース
https://www.nite.go.jp/nbrc/information/release/jidouka.html*グローリー株式会社 Webサイト
https://www.glory.co.jp/*ラボストッカ製品情報
https://www.tsubakimoto.jp/materials-handling/solution/nite-labostocker
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000073716.html
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