名古屋・日本ガイシアリーナで「カームダウンルーム」の実証実験開始~アジア・アジアパラ競技大会開催に向けて安心空間を提供~

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タック株式会社 プレスリリース:2024年12月03日 報道関係者各位

名古屋・日本ガイシアリーナで「カームダウンルーム」の実証実験開始~アジア・アジアパラ競技大会開催に向けて安心空間を提供~

日本ガイシアリーナ2階ロビーに設置されたPa・O Calmdown

タック株式会社(本社:愛知県名古屋市、CEO:竹内成豊、以下当社)は、自社製品ミニマルデザイン・ワークブース「Pa・O Calmdown(パオ

カームダウン)」を名古屋市役所の協力のもと、アジア・アジアパラ競技大会に向け日本ガイシアリーナ(総合体育館レインボープール)に設置いたしました。

2024年8月末より試験的に実証実験をスタートし、8月・9月の夏季期間は地域学生の水泳大会時などで実証実験を行い、11月以降の冬季期間はプールがアイスリンクに変更となるため、現在は主にフィギュアの大会やイベント開催時の実証実験に活用されています。

この取り組みは発達障害や感覚過敏のある方が安心して競技観戦を楽しめるよう、外部の刺激を軽減しリラックスできる環境の提供を目的としており、「Pa・O

Calmdown」は、競技大会での多様なニーズに応え、誰もが安心して過ごせる空間作りを目指しています。

今後も利用者のフィードバックをもとにさらなる改善と拡大を図ってまいります。【施設情報】施設名 :日本ガイシアリーナ(総合体育館レインボープール)

設置場所:2階ロビー所在地 :〒457-0833愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番地の5

導入までの経緯

日本ガイシアリーナ2階ロビーに設置されたPa・O Calmdown

現在名古屋市(担当:スポーツ市民局スポーツ施設課、以下名古屋市)では、2026年開催予定の第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会に向けた施設の改修を行っており、より誰もが観戦しやすい競技会場づくりに取り組まれています。

その中で主に空港や公共施設で目にすることが増え、利用や設置を希望する声が増えつつある「カームダウンスペース」の設置検討を行っていた中で、カームダウンルーム用の部屋を確保できず、どのように設置するかを検討していたそうです。

「Pa・O シリーズ」は既存の施設でもスペースがあれば約1~2時間程で設置可能な組み立て式の個室ブースのため、シリーズのひとつである「Pa・O

Calmdown」の実証実験をご提案させていただきました。

カームダウンスペース/クールダウンスペースとは?

Pa・O Calmdownの概要や、ご利用シーンのパンフレットを設置しています。

「カームダウンスペース/クールダウンスペース」とは、主に感覚に敏感な方々に配慮した空間であり、大きな音や雑音・視覚的な刺激をカットし、緊張や興奮をやわらげる効果が期待されています。

精神障害や発達障害を抱える方が、多くの人が集まる公共施設や競技会場などで、気持ちの高ぶりやパニックが生じた際、気持ちを落ち着かせるためのスペースのことを指しています。

なかがわ柳通りクリニック

中川院長によると、発達障害を抱える人はコミュニケーションが苦手、かんしゃくを起こしやすい、音、光、匂いなどの刺激に弱い…などといった特徴を持っており、そのような悩み・障がいは目には見えない場合が多く、彼らが気持ちを落ち着けるパーソナルスペースの設置は、福祉の現場だけでなく市役所や図書館といった公共施設など不特定多数の方が利用する場所に設置するという取り組みによって、多くの方が過ごしやすい社会が実現するのではないかと考えられるとのことでした。

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Pa・O Calmdown(パオ・カームダウン)ができるまで

弊社は、住宅や介護施設の建具やオフィスや施設家具・テレワークブースを製造販売するメーカーで、

取引先の方より「カームダウンスペース」という概念を教えていただいたのが開発に至る最初のきっかけでした。

先述の通り、多くの施設で設置希望やニーズの高まっている「カームダウンスペース/クールダウンスペース」の存在を知り、そして、これからの世の中に必要なスペースだと学んだ私たちは弊社が持つリソースを最大限活用した商品で「福祉の現場で何か役に立てないか?」と考え、製品開発に取り組むことになりました。

弊社は2021年よりパネルの組み立てで完成するテレワークブース「Pa・O

Work(パオ・ワーク)」の製造・販売しており、実はカームダウンスペースに必要な要素・特徴である「音」「光」の刺激を防ぐ機能はすでに既存製品で実現できていたことも、Pa・O

Calmdownの開発を決めたきっかけとなりました。

現場の方に意見を伺いながら製品開発を進め、どうしたら安全性の確保ができるのか・より落ち着いてご利用いただける空間をご提供できるのか…と、トライ&エラーを繰り返し2023年9月に東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催された、世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会「H.C.R.2023

第50回国際福祉機器展&フォーラム」にて初お披露目となりました。会期中にも福祉関係の方々より助言や意見を頂戴し、現在の「Pa・O

Calmdown」に至っております。Pa・O

シリーズは愛知県にある弊社の国内工場で製造しており、設置場所やご利用シーンに合わせてサイズ変更なども柔軟に対応させていただいております。

壁を建てる工事は不要で、スペースさえあればどこでも設置ができる組み立て式のPa・O

Calmdownはカームダウンスペースを設置したいけれど、専用の部屋を確保できない…などのお悩みをお持ちの施設様におすすめです。

今後も皆様のお声をもとに、さらにブラッシュアップしていく考えです。

「H.C.R.2023」Pa・O Calmdown展示の様子こんなお悩みを解決•大きな音や雑音、視覚的な刺激をカットしたい•一人になれる空間が欲しい•

パニックや気持ちの高ぶりを落ち着けたい5つのPOINT1.組み立て式の個室型ユニット2.省スペース設計3.工事不要4.サイズ変更も可能5.

段差のないユニバーサルデザイン機能・特徴透明度が切り替わる小窓 音や声を和らげる吸音効果 リラックスできるカラー展開

特殊なキーで窓の切り替えが可能。中の様子が確認できます。

音の反響を軽減し、外部からの音や声によるストレスを低減させます。

木目を中心に選べる5色展開。カラーのカスタマイズも可能です。段差のないフラットな床面 サイズ調整が可能 24時間換気でキレイな空間

段差をなくし、車いすでも入退室しやすいバリアフリー仕様です。

設置する空間に合わせて、幅や高さなどのサイズのカスタマイズが可能。

室内に空気やにおいが溜まり、こもるのを防ぎ、空気をキレイに保ちます。▼詳しい仕様•プッシュプルハンドル•フラットな床面(車いすごと入退室が可能です)•吸音パネル

•小窓(液晶ブラインド「MX」を採用)•24時間換気•ソファ仕様•天井有効開口率70%を確保•入室しているか分かるように、足元をオープン仕様に製品サイズ

本体:幅1200×奥行900×高さ2018mm※サイズオーダーも承っております。お気軽にご相談ください。標準仕様

本体:メラミン化粧板貼りパネル構造ユニット(不燃仕様・抗菌仕様はオプション)天井:ルーバー仕様(有効開口率70%以上)床:なし詳しい情報はこちらから

https://tac-pao.com/product/calmdown/

今後の展望「Pa・O Calmdown」は現在日本ガイシアリーナ2階ロビーに設置されており、アジア・アジアパラ競技大会に向けた実証実験を行っています。

夏は競技プール、冬のシーズンはアイスリンクになり実証実験中に多くの方の利用が予想されている中で、設置後まもなくカームダウンをご利用いただいている姿もありました。

そのように利用された方へのアンケートもWebアンケートにて実施しており、これまでに・使用感・設置場所について・改善点などのご意見を伺っております。

実際にご利用いただかないと分からないニーズや改善点などを本格的な設置時に取り入れ、

より安心してご使用いただけるカームダウンスペースの実現に取り組んでまいります。

会社概要■タック・ハイテクウッドグループ企業概要所在地:〒460-0024 愛知県名古屋市中区正木4丁目2番31号代表者:CEO竹内成豊創業:1945年11月

事業内容:建材製品・インテリア家具・介護製品の製造・販売・卸URL:

https://www.tac-group.co.jp/ 当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000124003.html

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