『世界で最も精度の高い猫のゲノム配列』としてギネス世界記録(TM)に認定

2025年3月13日

当社）は、アメリカン・ショートヘアーのイエネコの遺伝情報を高精度に解読した研究成果が、2025年２月22日（猫の日）に『世界で最も精度の高い猫のゲノム配列』としてギネス世界記録(TM)に認定されたことをご報告いたします。今後、本研究成果にもとづくオーダーメイド医療や再生医療といった先進医療への応用によって、世界中の猫がより健康で長寿になるような研究開発を促進し、その普及啓発に向けて取り組んでまいります。

※１シェアは、各社の2023年の契約件数から算出。(株)富士経済発行「2024年ペット関連市場マーケティング総覧」調査

■猫における高精度ゲノム解読の概要

獣医療分野における先進医療や予防医療の発展は、ペットと飼い主様がより長く一緒にいられる時間をつくることに貢献します。先進医療であるオーダーメイド医療や再生医療といった分野では、「ゲノム情報」という動物の基盤情報を欠かすことができません。しかしイエネコにおいては、これまでゲノム情報が部分的に未解明であるとともに、遺伝子の推定精度が低く、先進医療に関する研究が妨げられていた部分がありました。

2024年11月、当社と当社グループ企業であるアニコム先進医療研究所株式会社は、国内外の様々な研究機関との共同研究（※２）の結果、イエネコの高精度なゲノム解読と未解明の遺伝子群を発見することに成功しました。このゲノム情報は、アメリカン・ショートヘアーのイエネコから得た遺伝情報であり、アニコムの名を冠しAnicom

American Shorthair 1.0 （AnAms1.0）と名付けられました。

本研究成果により、早期診断や新たな治療法の開発に繋がることが期待されます。実際にAnAms1.0は、遺伝性疾患のメカニズム解明やiPS細胞の樹立といった研究などに応用されており、獣医療の新たな可能性を切り開くことに貢献しています。

▲高精度ゲノム解読の対象となったアメリカン・ショートヘアーの仙豆ちゃん（※３）※２

イエネコの高精度なゲノム解読と未解明の遺伝子群の発見（2024年11月22日付ニュースリリース）

https://www.anicom-med.co.jp/news/20241122.html

※３仙豆ちゃんの名前の由来

人気漫画『ドラゴンボール』から、「ゲノムをはじめとした研究でたくさんの猫を元気にしたい、またこの子自身も元気でいてほしい」という思いで名付けられました。アニコム先進医療研究所の研究員の一員として活躍してくれたのち、現在は本研究に関わった方のご家庭で幸せに暮らしています。

■獣医療発展への貢献に向けたギネス世界記録(TM)達成

当社では、獣医療のさらなる発展に貢献すべく、これらの研究成果をより多くの方に知っていただきたいと考え、今回解読したゲノム情報の精度においてギネス世界記録(TM)に挑戦いたしました。

2025年の猫の日である２月22日（土）の午後２時22分に、外部研究機関の２名の専門家によって厳格に審査が執り行われた結果、ギネス世界記録(TM)を達成いたしました。記録達成に関する項目は、『猫で最も精度の高いゲノム情報』であることを示す「Highest

QV for a cat reference genome（猫の参照ゲノムにおける最も高いQV値）」でした。

●認定内容項目：Highest QV for a cat reference genome／猫の参照ゲノムにおける最も高いQV値

認定日時：2025年２月22日午後２時22分

認定場所：神奈川県横浜市

当社グループは、2025年に創業25周年を迎えます。創業当初から掲げている「予防型保険」の確立を通じ、動物の健康寿命延伸を目指し続けてまいりました。今後も当社グループでは、遺伝子をはじめとした様々な研究や、その知見を生かした遺伝子検査サービスの提供を通じて、獣医療の発展と動物福祉の向上を目指してまいります。

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000028421.html

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