Craif、国立がん研究センター中央病院との膵がんに関する共同研究成果を2024年米国がん学会(AACR)にて発表
Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀬 隆一、以下Craif)は、米国がん学会(AACR)にて、国立がん研究センター中央病院 先端医療科
近藤俊輔 医師らとの膵がんに関する研究成果「悪液質を伴う膵臓がんにおける尿中マイクロRNA発現」を共同で発表したことをお知らせいたします。
Craifは今後も、がんの早期発見・予防に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。
■ 共同研究概要
本研究の対象であるがん悪液質(CC)は、食欲不振、体重減少、骨格筋の消耗を特徴とする多因子症候群であり、機能障害、治療関連毒性、QOLの低下を引き起こします。CCはがん関連死の主要な原因の一つであり、その発生は進行期の膵がんで特に多いです。(*1)CCは、全身性の炎症やエネルギー消費の増加と関連していると考えられていますが、その具体的なメカニズムはまだ完全には解明されておりません。CCの進行を予防するためには、適時の発見と介入が重要でありますが、適切なバイオマーカーがないため、CCの発生の予期や早期診断は依然として困難であります。本研究では膵がん患者におけるCCを検出するための非侵襲的バイオマーカーとして、尿中マイクロRNAを分析いたします。
参照URLはこちら
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10204324/
*1.Dewys WD, Begg C, Lavin PT, et al. Prognostic effect of weight loss prior to
chemotherapy in cancer patients. Eastern Cooperative Oncology Group. Am J Med
1980; 69: 491-7.
■ 米国がん学会(AACR) ANNUAL MEETING2024 について
・開催期間:2024年4月5日(金)~2024年4月10日(水)
・開催地:カリフォルニア州サンディエゴ
・公式ホームページ:
https://www.aacr.org/meeting/aacr-annual-meeting-2024/
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO
IP(R)︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO
IP(R)︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀬 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」、手軽ながんリスク検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
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