世界一綺麗で、世界一切ない、この小さな世界の終わり――『世界の終わりとヒマワリとゼファー』発売
2021年2月25日(木)に『世界の終わりとヒマワリとゼファー』(著者:青海野 灰)を全国書店にて発売いたします。 * パレードブックス新刊
『世界の終わりとヒマワリとゼファー』(著・青海野灰)
近い未来の終焉が予測された世界。 その片隅にある高校で、 一人の男子生徒の提案によって始まった「世界が終わる前にやりたいことを全部やる」部活。
集まった部員は男女四名。 彼らは、 時にぶつかり、 時に歩み寄り、 それぞれの「やり残したこと」を解消しながら、 少しずつ世界の秘密に近付いていく。
そこに隠されていたのは、 残酷な運命に抗ったある親子の、 悲しくも愛しい、 たった一つの優しい真実。
シンプルで切なげ、
かつ世界の終わりも連想させる少し不穏なデザインをイメージした表紙
シンプルで切なげ、 かつ世界の終わりも連想させる少し不穏なデザインをイメージした表紙
青春モノ、 恋愛モノ、 SF終末モノ、 これらの物語を好きな人にお勧めしたい本書。 恋愛のドキドキ、 すれ違う恋の苦しさ、 謎めいた世界の秘密によるワクワクと、
その真実の切なさ。 高校生四人の登場人物の視点が章ごとに変わり、 交差する人間模様を描きつつ、 飽きさせずに物語を展開させます。
その果てに辿り着く世界の終わりは、 著者の考える「世界一幸福なメリーバッドエンド」となっており、 心震わせる読書体験を提供します。
* あらすじ
高校生の西風(ならい)日向(ひなた)は、 関東地方を中心とした直径二百キロメートルほどの円形に切り取られた世界で、 少しずつヒビ割れていく空を見上げ、
日々憂鬱に暮らしていた。 十年ほど前、 この小さな世界を調査していた研究機関により発表された、 世界の「タイムリミット」――それが尽きるまで、
そう多くの時間は残されていない。 近い未来に確実に訪れる終焉を前に、 「わたし」たちはなぜ生きるのか。 どう生きればいいのか……。
ある日、 日向はクラスメイトのバスケ部男子、 小宮山(こみやま)南(みなみ)から、 「世界が終わる前にやりたいことを全部やる部活」を作るから参加しろと、
半ば強制的に入部させられる。 部活には二人の他に、 日向が想いを寄せる幼馴染の桜井(さくらい)東馬(とうま)、
東馬が憧れる北条(ほうじょう)奏花(かなか)が加わり、 四名でスタートした。 四人は、 「やり残しを残すな」という部のモットーのもとに、
各々の「やりたいこと」を残さず叶えるため、 活動をしていく。
夏休みに自転車の二人乗りで海に行く。 夜に校舎に忍び込んで、 屋上で流星群を見る。 全力でバスケをする――。 四人は時にぶつかり、 時に歩み寄りながら、
それぞれのやり残したことを叶えていく。 そんな中で日向が出した「やり残したこと」は、 終わりかけの世界の秘密に深く関わる事だった……。
傷を乗り越え、 過去を受け入れ、 涙を拭き、 手を繋いで前を向く四人は、 やがて切なく壮大な真実と向き合う。 それは、 世界の「やり残したこと」――
* 著者プロフィール
青海野灰(あおみの・はい)
新潟県出身、 千葉県在住。 『逢う日、 花咲く。 』が電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し、 デビュー。 翌年に『明けない夜のフラグメンツ』を刊行。
空と散歩をこよなく愛する。
著者メッセージ
近付く「世界の終わり」は、 否応なく各々の「命」を見つめさせます。 物語の中の舞台は、 世界の終焉を宣告され、 恐怖と絶望に駆られ命を捨てる人、
暴動や略奪に走る人など、 人間の負の側面が露わになった禍乱を経た後の、 静かな疲弊と諦観の時間です。 その中で、 主要人物である高校生の男女四人が、
それぞれの懊悩や複雑な過去を抱えつつ、 「やり残しを残すな」をモットーにした部活で、 寄り添い、 ぶつかり、 歩み寄りながら、
自身の生きる理由を見つけていきます。
いつか来る終わりが明確に見えているからこそ、 鮮明になる「命の意味」。 これは私も常に考えていることで、 私の物語にもよく現れるテーマです。
今作の登場人物たちはみな迷い、 悩みながら、 その意味を見つけて世界の終わりを受け入れます。 物語の主人公たちは著者の分身のようなもので、
愛しい我が子のようでもあり、 そんな彼女らの人生が読んでくれる人の目に触れ、 心に触れ、 新たな意味を為すことで、
ただ消えてしまうだけでなくそこに確かな価値を与えてあげたい――。 そんな気持ちで、 本にすることを決意しました。
小説PV『世界の終わりとヒマワリとゼファー』
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* 書籍情報
書籍:世界の終わりとヒマワリとゼファー
著者:青海野灰(あおみの・はい)
出版社:パレード
発売日:2021年2月25日
ISBN:978-4-434-28481-6
仕様:文庫判/並製/228ページ
価格:630円+税
Paradebooks:https://books.parade.co.jp/category/genre01/978-4-434-28481-6.html
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Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4434284819
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* 出版社情報
母体である株式会社パレードはデザイン制作会社。 プロの技術と知識により、 優れたデザインと高い品質であなたの本づくり&出版をトータルサポートします。
パレードブックスの自費出版
URL:https://www.p-press.jp
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TEL:0120-123455
Mail:[email protected]
パレードブックスの書籍紹介
URL:https://books.parade.co.jp
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【会社概要】
商号:株式会社パレード
大阪本社:大阪府大阪市北区天満2-7-12
東京支社:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-7
代表取締役:原田直紀
設立:1987年10月20日
資本金:4000万円
事業内容:広告企画・アートディレクション、 グラフィックデザイン全般、 Webサイト企画・制作、 出版事業『パレードブックス』
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