池上彰、絶賛&解説担当!『生きるために本当に大切なこと』2月25日発売! 私たちは3.11を忘れない。震災関連書としても注目が集まっています。

僕たちは、未来をどう生きるか。――コロナ禍で「孤独」を感じているすべてに人に届けたい、感動の人生哲学! 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、

代表取締役社長:松原眞樹)は、 2021年2月25日(木)に、 3.11の際、

若者に勇気を与えた校長(当時)として人気の著者・渡辺憲司『生きるために本当に大切なこと』の最新刊を発売いたします。

教師生活51年。 最終講義ともいえる本書には、 人生を迷う多くの人たちの人生の指針となるメッセージが満載。

3.11で卒業式が中止になった生徒たちへ贈られたメッセージは80万回以上の接続を記録。 本書はその全文収録に加え、 孤独に悩む人々に向けた、

今を幸福に生きるための力強くも優しいメッセージが満載。 本書に共感を寄せてくださった池上彰氏による解説にも注目だ。

果たしてその著者はどんな人物なのか。 渡辺憲司氏は、 立教大学名誉教授、 自由学園最高学部学部長、 元立教新座中学校・高等学校校長を歴任。

その教師人生の中で注目が集まったのが、 2011年3月、 立教新座高等学校の卒業式が中止となり、 卒業生へのメッセージをインターネット上に公開した時だ。

TwitterをなはじめネットやSNSで話題となり、 3月16日の一日だけで30万ページビュー、 合計で80万回以上の接続数を記録。

その力強く優しいメッセージに老若男女が感動した。 そしてコロナ禍の今、 2020年3月。 自由学園最高学部長ブログ146回「今本当のやさしさが問われている

コロナ対策に向けて」が再び話題に。 本書は当時のメッセージを再録しブログ原稿を採録、 書下ろしを加えて再編成した。 混迷の時代に、 生きることの意味を問う、

多くの気づきと自信を与えてくれる人生哲学書。

* 【本書の一部を紹介】

誤解を恐れずに、 あえて、 象徴的に云おう。

大学に行くとは、 「海を見る自由」を得るためなのではないか。

言葉を変えるならば、 「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。 現実を直視する自由だと言い換えてもいい。 (略)

時に、 孤独を直視せよ。 海原の前に一人立て。 自分の夢が何であるか。 海に向かって問え。 青春とは、 孤独を直視することなのだ。

直視の自由を得ることなのだ。 大学に行くということの豊潤さを、 自由の時に変えるのだ。

(本書「卒業式を中止した立教新座高校三年生諸君へ。 」より)

* 【解説の一部を紹介。 解説:池上彰(ジャーナリスト)】

本書を読めばわかるように、 渡辺氏は敬虔なクリスチャンです。 聖書からの引用が随所に見られますが、 「そうか、 聖書には、

こんなメッセージが込められていたのか」と再発見の連続でした。

一切の怯懦(きょうだ)を排し、 孤独を愛し、 人々を愛する。 こんな素敵な先生の教えを受けた人たちの、 なんと幸せなことよ。

いまさら生徒にはなれませんが、 本書を読むことで、 本人の謦咳(けいがい)に接することは可能なはずです。

若い人は、 新たな学びとして、 昔若かった人は、 学び直しとして読んでいただきたい。 君は海を見ましたか。

池上彰(ジャーナリスト)

★文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/

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)にて、 本作の試し読みも公開中!

【試し読み第1弾】https://kadobun.jp/trial/ikirutame/fpeay1cpjjco.html

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【試し読み第2弾】https://kadobun.jp/trial/ikirutame/b216q034sso4.html

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◆本書の目次

【第一章 時に海を見よ】

卒業式を中止した立教新座高校三年生諸君へ/命二つ/十五の春へ/孤独を見つめよ/夢を抱け/紳士たれ/自然との共存/明日ではなく未来を語れ/ムラサキケマン/卒業/原発にならされし愚/浪江町請戸の浜/原発被災地の今。

夢をつなぐ「福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校」訪問

【第二章 言葉の力、 祈り、 いじめ、 戦争】

クリスマスメッセージ「あなたの手」 矢沢宰/弱さ以外には誇るつもりはありません。

無名戦士の詩/イエス・恕・非戦・「いじめ」/闇が呼ぶ光/慈しみを忘れてはならない/愛は寛容である/隣人を自分のように愛しなさい/友なるイエス/言葉の力・祈りの時を/愛する旅に出よオリンピック精神

【第三章 場所や人やモノとの出会いと別れ】

大坪秀二先生追悼/追悼 佐藤泰正先生「文学は人間力だ」/江戸はおいしい落語と歌舞伎/デンマーク余話

アシステンス墓地・キルケゴール/刀・吉原・新渡戸稲造/映画『はじめてのおもてなし』/表札は自分でかける/岡見京子、

初の女性医学博士/詩人・茨木のり子異聞/五箇山コレラ病死者の石碑

【四章 今、 本当のやさしさが求められている】

新得共働学舎という故郷/云わない教え/不自由のすすめ/『君たちはどう生きるか』読後/成人式を迎える諸君に「泣かすな嗤うな」/教育は理想を追っているか/コロナ禍に

人権教育を/今、 本当のやさしさが問われている。

【番外編 休校おすすめ図書】

休校おすすめ図書1

漫画『風雲児たち』/休校おすすめ図書2『蝉しぐれ』/休校おすすめ図書3『マグダラのマリアさエロスとアガペーの聖女』/休校おすすめ図書4『ニルスのふしぎな旅』

【おわりに】

【解説 池上彰】

* 書誌情報

『生きるために本当に大切なこと』

著者:渡辺憲司

発売:2021年2月25日(木)※電子書籍同日配信予定

定価:本体700円+税

体裁:文庫版

頁数:240頁

装画:坂之上正久

装丁:アルビレオ

ISBN:9784041110621

発行:株式会社KADOKAWA

初出: 著者ブログ「自由学園再校学部学部長ブログ」

https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/ga/65171

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詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322010000447/

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* 著者プロフィール

渡辺憲司(わたなべ けんじ)

1944年函館市生まれ。 立教大学大学院博士課程修了。 横浜市立横浜商業高等学校定時制教諭、 私立武蔵中学校高等学校教諭、

梅光女学院大学短期大学部・文学部教授等を経て、 2010年8月より立教新座中学校高等学校校長。 専門は日本近世文学。

著書に『近世大名文芸圏研究』『江戸遊里盛衰記』『新版色道大鏡』等がある。 現在、 自由学園最高学部学部長。

「自由学園再校学部学部長ブログ」https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/ga/65171

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