悲しくないよ、旅に出るだけー、斎藤真理子 翻訳絵本『おじいちゃんのたびじたく』刊行
翻訳絵本『おじいちゃんのたびじたく』刊行 韓国で130万部を突破した大ベストセラー小説『82年生まれ、
キム・ジヨン』の訳者・斎藤真理子さんが翻訳を手がける絵本『おじいちゃんのたびじたく』(ソ・ヨン/文・絵)を、 小峰書店より刊行しました。
誰にでも訪れる「旅立ち」を、 あたたかくやさしいまなざしで描いた韓国の絵本です。
『おじいちゃんのたびじたく』表紙
『おじいちゃんのたびじたく』表紙
* ストーリー
静かに暮らすおじいちゃんのもとに、 ある日、 やってきたおきゃくさま。 明かりを持って、 おじいちゃんの旅のおともをしてくれるようです。
おじいちゃんは大喜びで、 旅に出る支度を始めます。 春、 満開の桜の中、 おじいちゃんは出発します。 大好きな人たちに会いに行くために――。
* 書店員さんからのご感想
鼻の奥がツーンと痛くなりました。 長い旅立ちを見送るのは悲しいけれど、 場面ごとに変化するおじいちゃんの表情が、
読み進むごとに少しづつ少しづつ私たちを安心させてくれますね。身近な人の旅立ちの時、 この絵本に手がのびると思います。
(興文堂平田店 奈良井和子さま)
泣けますね…でもおじいちゃんみたいに楽しく旅の支度ができるならどんなに嬉しいことでしょう。 好きな人のために身だしなみを整えて、 好きな物を持って!!
自分もお客様が来てくれて楽しく準備して旅に出れたらいいな。 と思います。 旅が春なのも素敵です…桜の余韻がさらに旅立ちを引き立たせますね。
(コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さま)
なんて素敵な絵本なんでしょう! まさに旅支度。 わくわくしながらしたくをするおじいちゃんがチャーミング。 こんな風に旅立てたら幸せだなと思いました。
死を怖いものではなく、 ポジティブに子ども達に伝えることのできる絵本だと思いました。
(東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美さま)
* 特設ページ
特設ページでは冒頭から数ページを試し読みできるほか、 斎藤真理子さんのインタビューを公開中です。
おじいちゃんのたびじたく特設ページ:https://www.komineshoten.co.jp/tabijitaku/
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『おじいちゃんのたびじたく』本文より
『おじいちゃんのたびじたく』本文より
* 書誌情報
◎定価(本体1,400円+税)
◎大きさ:24×20cm
◎ページ数:36頁
* プロフィール
ソ・ヨン
1日1日が大切になってきた12歳の猫「ナボン」と暮らしながら、 ゆっくりと絵本を作っている。 創作絵本グループ「トレアル」で活動中。
おもな作品に『たまごと練り粉』『時計探偵123』がある。
斎藤真理子
1冊1冊とじっくり向き合いながら、 精力的に翻訳をしている。 訳書に『フィフティ・ピープル』(チョン・セラン著/亜紀書房)、 『82年生まれ、
キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著/筑摩書房)など多数。 『カステラ』(パク・ミンギュ著、 ヒョン・ジェフンとの共訳/クレイン)で第一回日本翻訳大賞受賞。
* お問い合わせ先
(株)小峰書店広報室 担当:小嶋英俊
電話:03-3357-8135
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