株式会社カルディオインテリジェンス 第三者割当増資による総額1.4億円の資金調達を実施

株式会社カルディオインテリジェンス(本社:東京都 港区、 代表取締役:田村 雄一 以下当社)は、

医療現場の解析技術にデジタルトランスフォーメーション(DX)をもたらすことを目指すヘルステックベンチャーです。 この度、 ANRI*1、

大和企業投資株式会社*2、 SMBCベンチャーキャピタル株式会社*3、 エムスリー株式会社*4、

株式会社Gemseki*5の5社を引受先とした第三者割当増資により、 総額1億4千万円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。

■資金調達の背景

当社は、 2019年10月の創業後「医療現場で”使える”ディープラーニングAIとICTですべての人に届けられる心電図のDX実現」を目指し、

心電図のAI自動解析支援システムの製品化を進めてまいりました。

2020年8月には国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「医療機器開発推進研究事業」に採択され、

「隠れ心房細動診断支援AI(非発作時波形でも心房細動を検出できるAI技術)」の開発研究を続けてきております。

心電図検査で解析される不整脈の中でも心房細動は特に患者数が多く、 後遺症が残る脳梗塞の主要な原因になりますが、 従来の技術では発作時にしか解析できないため、

発見できずに困っている患者さんが日本だけでも数十万人いると言われてきました。 AIにより非発作時でも心房細動の発見を実現することが出来れば、

多くの方を救うことが可能になります。 当社では、 上記の「隠れ心房細動診断支援AI」の治験を2021年度第1四半期に開始し、

2022年度の上市を目指しています。

なお上記とは別製品となりますが、 当社からのソフトウェア医療機器としては創業1年で長時間心電図解析ソフトウェアの市販化にも成功し、

最初の製品を2020年11月にローンチしました(※)。 すでに、 埼玉県内のクリニックに導入され、 フィールド実証を行っています。

この度の資金調達は、 2022年度にさらに医療現場において医療従事者の診断補助に貢献する製品投入を目指したプロダクトの開発、

および人材確保によるサービス拡充と社内体制の強化に活用します。

※ホルタ解析装置から得られた情報をさらに処理して診断等のために使用する医療機器プログラム。 自動診断や市販後の機械学習の機能は含まれておりません。

■5社からのコメント

<ANRI パートナー 鮫島昌弘氏からのコメント>

シードラウンドに引き続き今回のラウンドでもフォローオン投資させて頂きました。 さらなるスピード感を持ってフィールド実証・上市を経て、

多くの患者さんを救うことができるよう引き続き支援して参ります。 多くの医療現場で「カルディオ入ってる」と言われる日が来ることを期待しております。

共に未来を創っていきましょう。

<大和企業投資株式会社 国内投資運用第一部 課長代理 仙石翔氏からのコメント>

田村代表が現役専門医ゆえ心房細動を早期発見するための解決策が筋道よく描かれている点、 優秀なメンバーが初期段階に揃い仮説実証のために高速で事業を進めている点、

そしてカルディオインテリジェンスの目指すビジョンが実現された際の社会的インパクトの大きさに期待し、 今回出資させていただきました。 今後の成長が楽しみです。

<SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第一部 次長 中野哲治氏からのコメント>

田村CEOの、 教授という立場でありながら泥臭くスタートアップを立ち上げた志の高さと、 何より、

心房細動を撲滅するという心臓専門医としての熱い想いに強く共感しました。

身の回りの家族・友人といった大事な存在を急に失ってしまう悲しみは、 計り知れないものがあります。 カルディオインテリジェンス社のAIにより、

専門医と同等の高度な診断が世界中に広がり、 一人でも多くの幸せが担保されることを期待しております。

<エムスリー株式会社 取締役 槌屋英二氏からのコメント>

AIによる不整脈の早期発見は社会的意義が非常に高い領域であると考えており、

M3グループとの協業を推進しカルディオインテリジェンス社のミッションである「世界中の人に不整脈診断をとどける」を共に実現していきたいと思います。

マーケットに精通したファウンダーの田村社長はじめ医療・AI・事業開発のプロフェッショナルが揃ったチームでリードされており、

当該領域のイノベーションを牽引するスタートアップだと確信しております。

<株式会社Gemseki 代表取締役社長 永田一郎氏からのコメント>

世界に先駆けて超高齢化社会へと足を踏み入れているわが国において、 早期発見と予防医学は非常に重要な分野だと考えます。 心房細動は脳梗塞の大きな原因の一つであり、

同社の取り組みは非常に社会的意義が大きく、 共に挑戦をしていきたいと考えております。

■株式会社カルディオインテリジェンスについて

当社は技術革新が起こりにくかった心電図をはじめとする医療検査の領域でディープラーニングを用いることで、 飛躍的にAIによる解析サポート能力を高め、

世界中の医療従事者に高度な解析技術をもたらすことを目指すヘルステックベンチャーです。 社会にAIを用いた医療技術を普及させ、

医療者の負担を減らすデジタルトランスフォーメーションを実現するため、

医師・AIエンジニア・IoTスペシャリストなどの複合領域の専門家で構成されたプロフェッショナル集団です。

・会社名:株式会社カルディオインテリジェンス

・所在地:東京都港区東麻布1-29-15 東麻布296ビル 3階

・代表者:代表取締役CEO 田村 雄一

・設立:2019年10月

・資本金:9, 560万円

・HP:

https://www.cardio-i.com/

*1 ANRIについて

ANRIは、 創業以前からの事業立ち上げ支援を含むシード・アーリーステージの豊富な投資・Exit実績を持つ独立系ベンチャーキャピタルで、

これまでに4本のファンドを立ち上げ、 累計で約300億円を運用し、 未来を創る起業家の支援を行っています。

・代表者:代表パートナー 佐俣アンリ

・設立:2012年5月

・HP:

https://anri.vc/

・所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-6-6

*2 大和企業投資株式会社について

大和企業投資株式会社は、 1982年の創業以来、

大和証券グループを中心とした広範なビジネスネットワークや長年にわたる経験・ノウハウを活かしたベンチャー投資を展開し、

これまでに数多くの企業の成長・株式上場に貢献してきたベンチャーキャピタルです。

・代表者:代表取締役社長 平野 清久

・設立:2013年5月

・HP:

https://www.daiwa-inv.co.jp/

・所在地:〒100-6756 東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー

*3 SMBCベンチャーキャピタル株式会社について

SMBCベンチャーキャピタル株式会社は、 SMBCグループのネットワークを活用し、

20年以上長期的視野に立ったベンチャー投資を行ってきた国内の老舗ベンチャーキャピタルです。 銀行系ベンチャーキャピタルならではのソーシング能力、

経営支援体制といった強みを生かし、 優良ベンチャーの良きパートナーとなることを目指しています。

・代表者:代表取締役社長 野田 浩一

・設立:2005年9月

・HP:

https://www.smbc-vc.co.jp/

・所在地:〒103-0028 東京都中央区八重洲1-3-4 三井住友銀行呉服橋ビル

*4 エムスリー株式会社について

エムスリーは、 日本の医師の9 割にあたる29万人が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営し、

製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供しています。 また、 投資事業においては、

これまでシナジーのある約30社のベンチャー企業に投資を行っています。

・代表者:代表取締役社長 谷村 格

・設立:2000年9月

・HP:

https://corporate.m3.com/1p1y/

・所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階

*5 株式会社Gemsekiについて

株式会社Gemsekiは、 創薬シーズ・技術のマーケットプラットフォーム「薬市楽座」を運営し、 製薬企業、 バイオベンチャー、 アカデミア、

ベンチャーキャピタルからの受託案件の事業開発活動を通じたライセンシング、 パートナリング、 M&A活動を実施しています。 また、 同社は無限責任組合員として、

親会社である株式会社新日本科学(SNBL)を有限責任組合員とするファンド(Gemseki投資事業有限責任組合)を組成し、

投資を通じた国内外の顧客の成長と成功へのコミットに寄与しています。

・代表者:代表取締役社長 永田 一郎

・設立:2017年10月

・HP:

https://www.gemseki.com/

・所在地:〒104-0044 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー28階

■本件に関する連絡先

株式会社カルディオインテリジェンス 担当:福永・板家

電話:03-6821-0390

E-MAIL:[email protected]

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