RTDに関する消費者飲用実態調査 サントリーRTDレポート2021

お酒の飲み方が全世代で変化、家飲みでのRTD飲用増加 RTDに対する価値観が多様化、低アルコールRTDやノンアルRTDが伸長

RTD市場は、 2020年まで13年連続で伸長し、 2021年も引き続き拡大すると見込まれます。 こうした中、 サントリースピリッツ(株)は、

RTDに関する消費者飲用実態調査(以下「当社調査」)を実施しました。

なお、 当社調査詳細は、 以下「サントリーRTDレポート2021(詳細版)」を参照ください。

https://www.suntory.co.jp/news/article/mt_items/13867-1.pdf

I.調査サマリー

(1)RTD市場は対前年112%と過去最大規模に。 レモンRTDが牽引

2020年のRTD市場は、 対前年112%と過去最大の市場規模となりました。 2021年も対前年112%とさらに拡大すると見込まれます。

特にレモンRTD市場が、 2020年に対前年133%と、 2年連続対前年130%を超える成長を記録し、 RTD市場を牽引しました。

2021年も拡大が見込まれます。

当社調査では、 レモンRTDに関して以下のことが明らかになりました。

・レモンRTDを飲む理由はスッキリした飲みやすさや、 甘くなく食事に合うこと

・外飲みユーザー、 新ジャンルユーザーのレモンRTD飲用頻度が増加

(2)生活環境の変化により、 全世代でお酒の飲み方が変化

2020年は、 新型コロナウイルス感染症の影響などで、 全世代でお酒の飲み方が変化しました。 当社調査では、 以下の変化が明らかになりました。

・外飲みが減少し、 家飲みが増加。 また、 家飲みでのRTD飲用頻度が増加

・RTDに求める魅力。 外飲みユーザーは「お酒の味がする」「お店の味が楽しめること」、 家飲みユーザーは「味の種類が豊富で選べること」

(3)外飲みユーザーかつレモンRTDユーザーが、 レモンRTDに感じる魅力

食事に合うことや味が甘くないことなど

当社調査では、 外飲みユーザーかつレモンRTDユーザーが、 レモンRTDに感じる魅力として、 食事に合うことや味が甘くないことなどが挙げられていました。

(4)酒税改正以降、 自宅でのRTD飲用機会増加。 味わいや、 品質・機能に魅力

当社調査から、 2020年10月の酒税改正以降、 自宅でのRTD飲用機会が増加したことがわかりました。

(5)RTDに対する価値観多様化。 低アルコールRTDやノンアルRTDが伸長

当社調査から、 低アルコールRTDの飲用機会が増えたことがわかりました。 また、 ノンアルRTD市場も過去最大の市場規模になるなど、

RTDに対する価値観の多様化がみてとれました。

・緊急事態宣言以前と比べて、 全世代で増える低アルコールRTD飲用。

理由は安心や楽しさ

・対前年108%と過去最大規模のノンアルRTD市場、 レモンフレーバーが人気。

理由は健康意識に加え、 お酒らしさ・本格的な味わい

II.調査概要

・調査委託先 (株)H.M.マーケティングリサーチ

・調査対象 最近1ヶ月にアルコールを飲用した

20~60代の男女4,000人

・調査方法 インターネット調査

・調査日 2020年12月18日(金)~19日(土)

〈本レポートで使用する用語の定義〉

RTD:「Ready to Drink」の略語。 そのまますぐ飲める缶チューハイや缶カクテル、 ハイボール缶などのアルコール飲料

レモンRTD:レモンフレーバーのRTD

低アルコールRTD:アルコール度数の低いRTD

ノンアルRTD:ノンアルコールRTD

ノンアルレモンRTD:レモンフレーバーのノンアルコールRTD

RTDユーザー:最近1ヶ月に自宅でRTDの飲用経験がある人

レモンRTDユーザー:最近1ヶ月に自宅でのRTD飲用経験があり、 レモンフレーバーのRTDを飲む人

低アルコールRTDユーザー:最近1ヶ月に自宅でのRTD飲用経験があり、 アルコール度数の低いRTDを飲む人

ノンアルRTDユーザー:最近1ヶ月に自宅でノンアルRTD飲用経験がある人

新ジャンルユーザー:最近1ヶ月に自宅での新ジャンル(第3のビール)飲用経験がある人

外飲みユーザー:飲食店で月に1日以上お酒を飲むことがある人

家飲みユーザー:自宅で週に1日以上お酒を飲むことがある人

“増えた”:「増えた」「どちらかといえば増えた」合計

“減った”:「減った」「どちらかといえば減った」合計

“あてはまる”:「あてはまる」「ややあてはまる」合計

“変化した”:「家でお酒を飲む量が増えた」「お酒の飲み方が変わった」「家でお酒を飲む機会が増えた」合計

“魅力的である”:「魅力的である」「やや魅力的である」合計

“魅力的でない”:「あまり魅力的ではない」「魅力的ではない」合計

※本レポートでは、 小数点第2位を四捨五入しています。 そのため、 数字の合計が100%とならない場合があります。

※本レポート内に記載されているMAとはマルチアンサー(複数回答)を、 SAはシングルアンサー(単一回答)を意味します。

※当社調査では、 表中の「2019年」表記は、 2020年3月10日(火)付「サントリーRTDレポート2020」を指しています。

以 上

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