なぜ日本海軍の潜水艦は太平洋戦争で、効果的と考えられていた戦い方ができなかったのか?『歴史群像4月号』発売
ワン・パブリッシング(東京都台東区/代表取締役社長:廣瀬有二)は、 『歴史群像4月号』を発売いたしました。 第1特集では、
太平洋戦争において日本海軍の潜水艦はなぜ、
潜水艦が最もその力を効果的に発揮できると考えられていた「通商破壊戦」を大規模に実施できなかったのかを徹底分析!その他、 第2特集「独ソ戦1942年冬、
ふたつの包囲戦:デミヤンスクとホルム~包囲されたドイツ軍はなぜ生還できたのか」、
第3特集「島原・天草一揆~キリシタンの国を求めた農民たちの“聖戦”」「三好長慶伝~信長に先んじた『最初の天下人』」、 カラー記事「徹底取材&イラスト再現
図説・ウラジオストク要塞」など、 今号も企画満載です。
* 第1特集では、 太平洋戦争において日本海軍の潜水艦はなぜ、
潜水艦が最もその力を効果的に発揮できると考えられていた「通商破壊戦」を大規模に実施できなかったのかを徹底分析!
太平洋戦争で日本軍を打ち負かしたア メリカ海軍太平洋艦隊の司令官チェスター・ニミッツ提督は戦後、 日本海軍の潜水艦の運用法について、
「主要な武器がその真の潜在能力を少しも把握理解されずに使用された稀有の例」と酷評しました。 これは、 日本海軍が潜水艦を、
その力を効果的に発揮しうると考えられていた任務である「通商破壊戦」、 すなわち「敵国の海上交通路上の輸送船を攻撃し、
その国の継戦能力を低下させることを狙う作戦」に大規模かつ継続的に投入せず、 「艦隊決戦主義」に縛られて、 敵の軍艦を沈める任務など、
本来潜水艦には不向きな任務に投入し続けたことに対する批判でした。
潜水艦は、 ドイツ海軍のUボートがそれによって連合軍から恐れられたように、 通商破壊戦に極めて有効とみられていましたが、 ニミッツは、
日本海軍はその真価を理解していなかったと批判したわけです。 こうした評価は戦後の日本においても同様で、 現在に至るまで、
太平洋戦争期の日本海軍潜水艦の活動に対する一般的な認識となっているようです。
しかし、 日本海軍は本当に、 潜水艦による通商破壊戦の重要性を理解していなかったのでしょうか。 第1特集「分析
日本海軍潜水艦と通商破壊戦~帝国海軍の“壮大な夢〞とその結末」では、 この通説の妥当性について検証します。 そして、 むしろ日本海軍はある時期には、
通商破壊戦を潜水艦の主たる作戦と位置付け、 それに適した潜水艦の量産計画まで作って準備を進めていたことなどを明らかにしていきます。 そして、
なぜこうした準備が現実の作戦に反映されなかったのか、 その原因を探っていきます。
本記事では、 戦前から終戦までの時期を対象に、 日本海軍が潜水艦をどのように用い、 どんな作戦に投入しようと考え、 実際にはどういった作戦に投入されたのか。
また、 どういう目的のためにどのような潜水艦をどれだけ建造しようとし、 実際にはどういったものがどれだけ作られたのかを時系列順に見ていくことで、
日本海軍の潜水艦についての前述の通説を徹底検証し、 従来のイメージとは異なる実像を浮き彫りにします。
史料やデータを駆使して通説に疑問を投げかける刺激的な分析記事です。 潜水艦に興味のない方も、 ぜひご一読ください。
* 独ソ戦、 島原・天草一揆、 ウラジオストク要塞、 三好長慶…今号も充実の内容!
その他、 第2特集「独ソ戦1942年冬、 ふたつの包囲戦:デミヤンスクとホルム~包囲されたドイツ軍はなぜ生還できたのか」、
第3特集「島原・天草一揆~キリシタンの国を求めた農民たちの“聖戦”」「三好長慶伝~信長に先んじた『最初の天下人』」、 カラー記事「徹底取材&イラスト再現
図説・ウラジオストク要塞」など、 今号も企画満載です。
* 古今東西の人物・事象をテーマに毎号20本以上の記事を掲載!
人類の歴史は多様な戦いの歴史でもあります。 「歴史群像」では毎号、 「戦い」に関するものを中心に、
古今東西のさまざまな人物・事象をテーマとした20本以上の記事を掲載しています。 これらのテーマひとつひとつにドラマがあり、
そして人間理解のヒントが含まれています。 小誌を通じて、 改めて、 歴史をより深く味わってみませんか。
[商品概要] 歴史群像4月号
定価: ¥964(税抜)
発売日: 2021年3月5日(金)
判型: B5判
ISBN: 4910191310412
電子版: 有
ワン・パブリッシングWebサイト:
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