オフィスにおける食事提供サービスに向けたテストマーケティング開始について
以下NTT西日本)と株式会社ニチレイ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:大櫛 顕也、 以下ニチレイ)は、
オフィスにおける食事提供サービスの可能性検証に向けたテストマーケティングを開始いたします。 コロナ禍において、 オフィスでの食事提供は、 日ごとの需要の増減、
フィジカル・ディスタンスを確保したオペレーションや喫食場所の確保等、 様々な困難を抱えております。 また今後、
出社と在宅勤務等を混在させた勤務体系が常態化する中、 従業員の健康で豊かな食生活を支え、 需要予測に基づく効率的、
かつ食品ロスにも配慮した食事提供には大きなビジネスチャンスがあるものと考えています。 1.背景
オフィスでの昼食においては、 「購入から食べ終わるまで短時間で済ませたい」、
「日々のワークスタイルに合わせた時間帯に食べたい」というニーズが上位に挙がっています(ニチレイ調査結果より※1)。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、 昼食の購入や食事の場においても可能な限り人との接触を回避する観点から、 それらのニーズは更に高まっていると想定されます。
しかしながら、 食堂を導入する企業では、 在宅勤務による従業員の出社数減少に伴い、
提供メニューや提供数を減らす等の縮小運営あるいは運営停止をせざるを得ないケースが考えられます。
このような状況の中、 出社を必要とする従業員の食事へのニーズを満たすことに加え、 安定的な食事の提供を通じ、 従業員の健康維持を支えることは、
各企業にとって課題のひとつです。
一方、 With/Afterコロナの昨今において、 タイムリーな出社従業員数の把握と需要予測は難易度が増し、 消費期限が短期間の食品を取り扱う場合、
売れ残った商品は廃棄せざるを得ず、 食品ロスを発生させてしまいます。
このような状況の中、 単に食事を提供するだけではなく、 社会的な課題である食品ロス削減にも配慮する必要があります。
2.オフィスにおける食事提供サービス
(1) 名称
cooliya(くうりや)
(2) サービスの概要と展望
オフィス需要に応じ、 多様な手段で、 需要予測に基づく効率的、 かつ食品ロスにも配慮した食事提供サービスをめざします。
今回のテストケースでは、 おいしさを保ったまま長期に保存が可能な冷凍食品を、 非対面、
かついつでも手軽に購入が可能な自動販売機にて提供する方式※2を採用します。
(3) テストマーケティング内容
利用者属性や立地環境の異なる、 NTT西日本のオフィスビル等5か所に「cooliya」専用自動販売機を設置し、 購買頻度や採算性、
商品補充の効率性等からビジネスの可能性を検証します。
期間は、 2021年3月~6月を予定しています。
3.各社の役割
<NTT西日本>
・各種運営システムの構築
・購買データ活用による需要予測に基づく効率的な供給網の検討
<ニチレイ>
・食嗜好分析システム「conomeal(このみる)」※3を活用した利用データ解析
・食品ベンダーとの協業による商品供給
4.今後の展開
テストマーケティングの結果をもとに、 ご利用頻度や採算性等からビジネスの可能性を見極めた上で、 「cooliya」の事業化を検討します。
将来的には、 利用者の嗜好に合った食のレコメンドに加え、 需要予測に基づく効率的な供給網の構築等を検討します。
また「cooliya」のオフィス向け以外での展開等を進め、 個人が食べたい時に食べたいものを多様な手段で提供する新たな食提供スタイルの実現をめざし、
多様化する食ニーズに応え、 お客さまの健康で豊かな食生活を支援します。
※1 ニチレイによる、 20代~50代の首都圏・関西圏で働く1600人への調査結果(複数回答あり)
※2 今回の商品、 自動販売機はニチレイグループ外から調達しています。
※3 個人の「食の好み」を分析し、 ひとりひとりにぴったりのレシピや食に関するレコメンドをお届けするプラットフォーム。
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