働く男性の悩み第1位は「子育て」!健康や子育てに関する相談サービスの実証実験をリコーグループにて実施
3月19日15時、いままでの相談データを読み解く、オンラインセミナー開催 株式会社With Midwife(本社:大阪市、 代表取締役:岸畑聖月)は、
株式会社リコーが運営するアクセラレータープログラム「TRIBUS 2020」に参加しており、 その活動の一環として、 リコーグループ社員の方に向けて、
「ココロとカラダに関する悩み事に関するアンケート」調査を実施し、 317名から回答を得ました。 また、
回答者の中から46名に対して顧問助産師サービス*1の実証実験を行いました。
「現在プライベートで悩みや専門家の意見をききたいことはありますか?」という問いに対して、 40%以上の回答者が「ある」と回答し、
男性の悩みの第1位は「子育て」、 女性の悩みの第1位は「自身の健康」であることが分かりました。
実際に顧問助産師サービスを利用した方の96%がこのようなサービスの導入を希望されており、 「働く」と「子育て」の両立が当たり前となった現代では、 職場と家庭、
どちらも理解した相談者の存在が企業内に必要となってくることが示唆されました。
*1顧問助産師サービスとは、 国家資格を有し、 健康と子育ての専門家である助産師が、 企業の顧問として、 従業員の健康や子育ての相談への対応や、
企業内で健康に関するセミナー等の実施を行うサービスです。
<アンケート/実証実験結果概要*2>
▶約4割が「悩みがある」と回答。 具体的にどのようなことに悩んでいるか、
「自身の健康」「家族の健康」「メンタルヘルス」「パートナーとの関係」「妊娠・不妊治療」「子育て」「人間関係」「更年期」「その他」のうちから複数選択いただくと、
男性の抱える悩みの第1位は「子育て」2位は「自身の健康」3位は「家族の健康」、 女性の第1位は「自身の健康」2位は「メンタルヘルス」3位は「子育て」であった。
▶2週間の実証実験期間のうち、 総相談件数は97件であり、 その中でも約3割は男性からの相談であった。 各年代から幅広い相談が寄せられた。
▶利用者の約6割が仕事へもメリットを感じており、 「モチベーションが上がった」「作業効率がよくなった」と回答される方が多かった。 相談は24時間受け付けており、
夜間にも相談できることが評価されていた。
▶サービス利用者の9割以上が「満足」と回答。 「回答の質」や「丁寧さ」など、 助産師の“寄り添う姿勢”への評価が高かった。
▶サービス利用者の96%がサービス導入を希望し、 サービスを利用していない人であっても76%の方が導入を希望していた。
*2「ココロとカラダに関する悩み事に関するアンケート」と、 顧問助産師サービス社内実践活動
対象:リコーグループ社員
調査期間:2021年1月12日~2021年2月14日
(内、 サービス実践期間1月25日~2月5日)
アンケート有効回答数:317
実証実験期間中のサービス利用者:46名
◇考察
今回、 実証実験を行った中で、 男性の悩み第1位が「子育て」だったことが一番の気づきでした。 これには、 新型コロナウイルスの影響により、
「両親学級」の中止や、 産後の面会制限、 病院への付き添いの禁止など、 男性が育児について学ぶ機会が減少していることも関係していると考えられます。
核家族化が進み、 男性の育児参加が謳われる中、 男性が子育てや家族関係に関する悩みを相談できる場所が少ないことは課題です。
また、 昨年国立成育医療センターが発表した研究では、 産後1年間で、
夫婦のいずれかもしくは双方が「メンタルヘルスの不調のリスクあり」と判定された世帯は年間3万世帯に及ぶとされ、 その割合は男性が女性をやや上回っています*3。
「不妊」や「産後うつ」など、 従来は女性だけの問題と捉えられていた社会課題も、 これからはジェンダー関係なくサポートしていく必要があり、
顧問助産師サービスのように、 職場でも、 男性が気軽に子育てについて相談できる制度を整えていく必要があることが今回の実証実験にて示唆されました。
また、 実際に利用した方の約6割が仕事へのメリットを感じており、 企業が社員のプライベートもサポートすることで、 業務効率の向上など、
企業側へのメリットもあることが推測されます。
◇顧問助産師サービスの名称を「TheCARE」に変更、 ホームページも一新
また、 本日、 顧問助産師サービスは、 女性だけでなく、 より多くの方々の身近な存在となれるようにサービス名を「TheCARE」と改め、
ホームページも一新します。
そもそも助産師とは、 看護師免許も有しており、 出産だけでなく、 性教育や妊娠、 育児、 更年期など、 女性や家族の生涯に寄り添うことのできる職業です。
しかし、 一般の方の「助産師」のイメージは「病院」で「出産のときだけ」関わるというものが多く、 「助産師」というワードだけで、
「自分には関係ない」と感じられることも多くありました。
ジェンダーを問わず、 多くの方に助産師のケアを届けられるように、 この度名称を変更することといたしました。
3月19日には、 今までの顧問助産師の相談データの分析結果や、 働く人の悩みやニーズについてお話し、 これからの時代に必要な支援とは何かを考える、
オンラインセミナーを開催いたします。
ぜひ「TheCARE」に興味がある方、 社員の福利厚生についてお考えの方、 ご参加いただければ幸いです。
「TheCARE」ホームページ:
◆オンラインセミナー詳細
日 時:2021年3月19日(金)15:00~16:00
方 法:zoomにてオンライン開催
定 員:先着30名
対 象:
顧問助産師サービスの導入を検討されている企業ご担当者様
女性活躍や社員の福利厚生サービスをお探しの企業ご担当者様
内 容:
顧問助産師サービスとは
導入企業、 事例
相談データ分析結果
これからの時代に求められる社員サポートとは
申込ページ:
https://forms.gle/7vPuMXGeVc9PxHgj6
◇TRIBUSについて
TRIBUSとは、 リコーグループ社内外からイノベーターを募り、 リコーのリソースを活用しイノベーションにつなげるプロジェクトです。
ワークプレイスやイメージング領域にとどまらず、 社会の広い分野での課題解決を目指します。 資金や先進技術にとどまらず、
リコーグループ社員が社内外で得てきた知見を活かしてサポートすることで新しい価値をつくります。
株式会社With Midwifeは、 「TRIBUS 2020」に昨年10月15日、 他14チームとともに選出されました。 そこから約4か月間、
リコーグループ社内外のプロフェッショナルの方々に伴走支援していただき、 その集大成を2021年3月17日に発表いたします。
TRIBUSホームページ:
◇株式会社With Midwifeについて
「生れることのできなかった、 たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現をミッションに、 助産師のみで発足した会社です。
主に以下の3つの事業を行っております。
・助産師のサポート事業
助産師に向けた知識提供や、 コミュニティ運営、 イベントの開催など
・顧問助産師事業「The CARE」
企業に助産師を導入し、 従業員の健康や子育てをオンラインや対面、 自宅でもサポートします。 女性が子育てをしながらも働きやすい職場環境づくりに貢献します。
・助産師と生活者をつなぐ事業「Meets the Midwife」
助産師検索サイト「Meets the Midwife(
https://mtmidwife.jp/)」を運営し、
今まで助産師のケアが届かなかった個人に対しても、 気軽に自分にあった助産師とつながる環境を提供します。
【企業概要】
企業名:株式会社With Midwife
設立日:令和元年11月1日
資本金:300万円
代表:岸畑 聖月
所在地:大阪府大阪市北区梅田1丁目11番4 大阪駅前第4ビル9階923
理念:「生れることのできなかった、 たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現
目の前のいのちだけでなく、 流産や死産など、 目に見えないいのちも私たちは日常的に目にしています。 そんないのちも、 決して取り残されない社会を、
私たちは助産師の「寄り添う(care)」チカラで実現
します。
*3 Scientific Reports, Parental psychological distress in the postnatal period
in Japan: a population-based analysis of a national cross-sectional survey,
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