目と歯の変調 – 加齢だけですませていませんか? 新型コロナウィルスに負けない基礎疾患ののないカラダとは?
加齢だけですませていませんか? 新型コロナウィルスに負けない基礎疾患ののないカラダとは? コロナを目と歯への予兆から考える
全世界を震撼させている新型コロナウィルス。 収束に向けて官民挙げて、 さまざまな方策が採られているが、 未だ解決の糸口は見えてこない。 今、
私たちができることは健康に注意し、 ウィルスに感染しても正しく撃退できる免疫力を高めることしかない。 しかし、
現代人の免疫力はバランスを欠いた生活習慣によって低下し、 免疫暴走(サイトカインストーム)を起こしやすい体質に変化しつつある。
体全体の健康状態を手軽にチェックする鍵を握るのが、 「顔」だ。 体のほころびは、 まず顔に出る。 本書を読めば、
未曾有の困難な状況を健康に生き抜くための必要な知識が身につく。
◆体は顔から朽ちていく
ウィルスに感染しても免疫が正しく作動すれば、 重篤化する恐れはかなり少なくなる。 しかしながら、 現代人はバランスの欠いた生活習慣の積み重ねによって、
若い人でも免疫が正しく働かない体質になっている人も少なくない。 免疫力のパフォーマンスを上げるためには、 早く確実に自分の身体全体の状態を常にチェックし、
傾きがあるのならば、 早期に改めることも必要である。 そのほうが重篤化するリスクを低減できる。 ところで、
身体全体をチェックする方法として昔から行われているのが人間ドックだが、 時間もコストもかかるため、 頻繁に行うことはできない。
そこで本書では、 顔からはじめる健康チェックの方法を紹介している。 顔は身体全体の鏡であり、 顔で起きている異変は即身体全体に直結する。 また、
身体全体の疾患は、 食べ物をはじめとして、 体内にさまざまなものが入ってくる顔から問題が起きることが多い。 顔を中心とした健康管理を続けることで、
大きな病気に罹患するリスクを未然に防いでいく。 これが、 未曾有の危機を生き延びる健康法として今後、 スタンダードになるだろう。
◆知らず知らずのうちに身体が蝕まれている
自分の身体のほころびは、 実はほとんど自覚症状がないままに、 静かに悪化していく。 例えば、 歯周病。 日本人の約7割が罹患しているこの症状は、
痛みをほとんど伴わず、 悪化していても自覚症状はほとんどない。 しかし、 歯周病が進行していくと、 歯そのものが失われることはもちろん、
歯周病菌が血管を通じて、 身体中をめぐり、 糖尿病、 脳梗塞や心筋梗塞などの病気など全身疾患を引き起こす大きな原因になっていることが研究で明らかになっている。
こうした身体のほころびは、 徐々に体をむしばみ、 免疫の働きを妨げる原因となる。 新型コロナウィルスは、
免疫機能を狂わせる免疫暴走(サイトカインストーム)を引き起こすことが、 症例から明らかになりつつあり、
身体のほころびが進行している人ほど重症化しやすいと考えられる。 我々は、 日々感染者が増えている目の前のウィルスに恐怖を抱くものだが、
最も恐ろしいのは自分の身体の内部で、 死に近づいていると言う事実なのだ。 そのような体にならないためにも、 本書を読み、
顔を中心とした健康診断を早急に取り入れるべきだろう。
著者:KRDNihombashiMedicalTeam
目、 歯、 血液の詳細な健康診断を通じ、 ヘルスリテラシー向上に力を注ぐメディカル施設「KRDNihombashi」。
人生100年時代に合わせ「worklifeintegration」の実践に向けて、 健診の概念を大きくリデザインしている(
https://www.krd-nihombashi.com/)。
監修
山岸昌一(やまぎし・しょういち)
昭和大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科学部門教授。 糖尿病と心臓病の研究から老化の原因物質AGEに着目。 AGE研究で日本糖尿病学会賞、
AGE研究の第一人者。
眼科医高橋政代(たかはし・まさよ)
理化学研究所多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクト・プロジェクトリーダーとして、
他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)で作った網膜の細胞を移植する世界初の臨床研究に成功。 株式会社ビジョンケア代表取締役社長。 網膜研究の第一人者
和泉雄一(いずみ・ゆういち)
東京医科歯科大学名誉教授、 総合南東北病院オーラルケア・ペリオセンターセンター長。 歯周病と全身との関わり、 歯周組織再生治療、 歯科レーザー治療専門。
歯周病学・歯周治療学の第一人者。
◆ISBN:978-4-478-084649
◆四六版-並製
◆1,500円(税別)
◆発行:ダイヤモンド・ビジネス企画
◆発売:ダイヤモンド社
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