「アサヒの森」が、文化庁が推進する「ふるさと文化財の森」に認定

国宝や重要文化財などの文化財建造物の修理用資材の安定確保に協力することで国宝や重要文化財などの文化財建造物の修理用資材の安定確保に協力することで文化の持続可能性に貢献!

アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、 社長 小路明善)が管理する社有林「アサヒの森」(広島県庄原市・三次市)の一部が、

2021年3月8日(月)に、 文化庁の「ふるさと文化財の森システム推進事業」における「ふるさと文化財の森」に認定されました。

食品メーカーとしては初の認定となります。

「ふるさと文化財の森システム推進事業」は、 文化庁が、 国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理する際の木材や檜皮(ひわだ)※1、 茅、 漆などの資材の確保と、

これらの資材に関する技能者を育成することを目的に、 資材の供給林及び研修林となる「ふるさと文化財の森」の設定し、

資材採取等の研修・普及啓発事業を行っているものです。

今回、 「ふるさと文化財の森」に認定された区域は、 木材を提供するための「木材の森」として殿畑山(庄原市)1.00haと鳥袋山(庄原市)0.25ha、

檜皮を提供するための「檜皮の森」として女亀山(三次市)1.35haと鳥袋山0.51haの合計3.11haです。

これらの森では樹齢72~110年のヒノキが育っており、 いずれも「ふるさと文化財の森」としての設定要件を満たしていると認められました。

アサヒの森では森林経営計画に基づく利用間伐などの適切な森林管理を実施しており、 間伐材は主に建築材として市場に出荷され、

一部はアサヒビールの販促品や自社オフィスの内装木質化などにも活用されています。

今後「アサヒの森」では、 文化財建造物の保存事業への情報提供及び資材供給や、 文化財修理用資材等に関する普及啓発になどに協力していく予定です。

これらの取り組みに参加することで、 文化の持続可能性に貢献します。

■参考 アサヒグループの社有林「アサヒの森」について

・「アサヒの森」は、 広島県庄原市と三次市にアサヒグループが1941年から保有している森林で、 持続可能な森林保全活動を続けています。

・2001年に「FSC(R)森林認証」※2を日本で3番目に取得し、 持続的でよりよい森林経営の実現にむけた取り組みを強化しました。

・2011年に環境省によるオフセット・クレジット(J-VER)を取得しました。

・2014年に「アサヒの森」の森林経営の取り組みが評価され、 全国林業経営推奨行事において「林野庁長官賞」を受賞しました。

・2016年に「アサヒの森」における多様なステークホルダーと協働した持続可能な林業の取り組みが高く評価され、

第5回いきものにぎわい企業活動コンテスト行事において「農林水産大臣賞」を受賞しました。

・2019年に広島県の「意欲と能力のある林業経営者」※3に登録されました。

・2020年には、 持続可能な水資源利用100%「ウォーターニュートラル」を実現する一環として、 アサヒグループが管理する森林管理面積を拡大し、

2025年に達成を目指す「ウォーターニュートラル」の95%まで進捗しました。

※1)屋根葺材用に檜から採取した樹皮で、 樹齢70~80年以上の樹木から採取します。

※2)環境保全の点から見て適切で、 社会的な利益に適い、 経済も継続可能な、 責任ある管理をされた森林や、 そこから生産された林産物、 再生資源、

その他の管理された供給源からの原材料で作られた製品を識別する国際的な森林認証制度です。

※3)森林経営管理法に基づく森林経営管理制度において、 森林所有者が自ら経営管理を実行できない森林を市町が経営管理の委託を受け、 市町は委託を受けた森林のうち、

林業経営に適した森林の経営管理を「意欲と能力のある林業経営者」に再委託し、 「意欲と能力のある林業経営者」が森林の経営管理を実施することができるものです。

【アサヒの森について】

https://www.asahigroup-holdings.com/csr/asahi_forest/summaly/index.htm

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