リハビリ専用シャツの機能が、患者のリハビリ意欲に影響
自立心の向上への期待、感染症予防のフィジカルディスタンス確保も可能~看護師がリハビリ専用シャツに期待する効果についての調査第32回日本リハビリテーション看護学会で発表~
株式会社みんなで人生会議(本社:東京都豊島区、 CEO:笈沼清紀)と一般社団法人医療振興会(所在地:東京都墨田区、 代表理事:坪田康佑)が行った、
リハビリ専用シャツに看護師等が期待する効果に関する共同調査研究の結果が、 NPO法人日本リハビリテーション看護学会抄録集に掲載されました。 この調査は、
リハビリに関係する看護師・理学療法士・介護福祉士・ケアマネージャー等20名を対象にしたアンケート調査を実施し、 リハビリ現場の声を集めたものです。
■リハビリ患者が着衣において抱える困難
・リハビリ患者が自ら上衣(市販の衣服)を着る際に要する時間は平均7分、 最長15分
・最も時間がかかる困難な更衣の動作は、 患部を使用しながらの「襟を持ち上げる行為」と「襟に首を通す行為」。 つまり、 服の「袖ぐり」「襟ぐり」
に苦労されている患者が多い。
・リハビリ用シャツに求められる機能は「片手で着られる機能」「片手で脱げる機能」「上からも下からも着られる機能」「肩の可動域を問わない機能」「ボタンがない」
・リハビリ患者自らが更衣を行うことで「自立心」「自尊心の維持」「リハビリへの意欲」「生きることへの気力」への効果が期待。
・約95%が必要と思われる機能を有したリハビリシャツ専用シャツが必要と回答。
「リハビリ専用シャツに看護師が期待する効果に関してー開発に向けた調査」『日本リハビリテーション看護学会第32回学術大会 抄録集』日本リハビリテーション看護学会
51頁
日本リハビリテーション看護学会第32回学術大会一般演題抄録集.pdf
・今回の調査結果から考えられるリハビリ用シャツに期待される機能
シャツの機能によって、 患者のリハビリへの意欲への影響があることが考えられることから、 リハビリへの新しいアプローチとしての「衣料」の可能性が見えてきました。
また、 患者自ら着脱ができるリハビリ用シャツを身に着けることにより、 患者の自立心の向上の期待があること、 また、
新型コロナウイルス等を筆頭とした感染症の際にも、 医療・介護従事者の着衣サポートが不要となり、 フィジカルディスタンスをより確保することができると考えられます。
国内の高齢者市場は 2025 年に 100 兆円、 リハビリ市場は 1 兆円超に達します。 さらに、 新型コロナウイルス感染症は、
高齢者とその家族との面会を困難なものにしています。 当社が現在開発しているケア医療ブランド”carewill” は、相手を気遣うことや介護・看護を意味する“
care”と共に、 「支援されるだけでなく自ら着たい・選びたい・装いたい」という着用者の意思”will”を尊重し、 着用者が介護者
を含む他者と接するシーンにおける“自尊心”に配慮した服です。両者の心をつなぎ、 闘病、 介護の日々を彩り、
前向きなものにする製品・サービスの開発を進めて参ります。
・株式会社みんなで人生会議/会社概要
株式会社みんなで人生会議は、 令和元年に創業した、 介護、 リハビリ、 入院のライフスタイルを革新する企業です。
令和元年度東京都主催のビジネスプランコンテスト“TOKYO STARTUP GATEWAY 2019”にて、 約 1,800 ものビジネスプランの中から、
ファイナリスト 10 件の中に選出。 また、 令和元年 12 月に行われたファイナリストによるプレゼンテーションで、
会場で最も支持・共感の多かった「オーディエンス賞」を受賞。 入院や介護の日々において「選びたい・装いたい・人に見せたい」という着用者の意思を尊重するとともに、
家族へ希望を与えるケア衣料を製造販売する「ケア衣料開発」事業等を展開しています。
<受賞・採択実績>
1)東京都 TOKYO STARTUP GATEWAY 2019 ファイナリスト選出、 オーディエンス賞
2)東京都・テレビ東京 TOKYO STARTUP DEGAWA 2019 最優秀出川賞
3)中小企業庁 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(特別枠)採択(令和 2 年度)
4)JAPAN ブランド育成支援等事業(特別枠)採択(令和 2 年度)
5)東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業採択(令和 2 年度)
株式会社みんなで人生会議
代表取締役 笈沼 清紀
所在地 〒170-0003 東京都豊島区駒込 4 丁目 2 番 24 号
株式会社みんなで人生会議ホームページ:
carewill 公式 Twitter:
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