第17回 ジュニア冒険小説大賞 大賞受賞作『ろくぶんの、ナナ』が4/14発売
大賞受賞作『ろくぶんの、ナナ』が4/14発売 これは、ナナとふしぎなサイコロ「達」との物語。 株式会社岩崎書店(代表取締役社長:小松崎敬子、
本社:東京都文京区)は、 『ろくぶんの、 ナナ』(作:林 けんじろう、 絵:高橋 由季)を、 2021年4月14日(水)に発売いたします。
◆ジュニア冒険小説大賞とは
海外に負けない日本オリジナルの冒険小説を子どもたちに届けようと創設された賞。 これまでに、 「ふしぎ駄菓子屋
銭天堂」シリーズ(偕成社)の廣嶋玲子(第4回大賞受賞)、 『給食アンサンブル』(光村図書出版)の如月かずさ(第7回大賞受賞)をはじめとする、
数々の児童文学作家のデビューに結びついた実績を持つ児童文学賞。
本作『ろくぶんの、 ナナ』(林 けんじろう・作/高橋 由季・絵)は、 第17回大賞受賞作を書籍化したものです。
◆あらすじ
内気な小学5年生のナナが、 遊園地でもらった、 一見なんの変哲もない小さなサイコロ。 そのサイコロは、 1から6までにそれぞれ異なる性格の精を宿し、
更にそれを直にさわると「出る目によって人格が変わる」というものだった!
始めは戸惑うナナだったが、 段々色んな人格の「サイコロ」達とも馴染んで行く。
ある日、 親友のポポが突然いなくなったことにショックを受けたナナは、 勇気を出して彼女を探しにいくことに。 1から6まで個性豊かなサイコロたちとのやりとりから、
少しずつ、 ナナは変わり始め――。
◆選考委員 南山宏氏 選評
サイコロの六つの目をそれぞれ異なる性格の持ち主に擬人化するという、 意表を突く独創的なアイデアがきわめて新鮮で魅力的だし、
物語の展開の仕方もそれを支える文章力も堅実的確で過不足がない。 登場人物たちの会話がほとんど終始饒舌な関西弁なのも、
作者が大阪出身なだけにリアリティが自然に醸し出され、 読む者をいっそう惹きつける。 大賞受賞作に文句なく相応しい出来栄えである。
◆林 けんじろうさん 受賞の言葉
人間的に未熟であり、 ときには人に迷惑もかけてきた私に、 ジュニア冒険小説大賞は、 挑戦しつづけるチャンスを与えてくれました。
いつか多くの子供たちが、 物語から夢や希望や、 愛や友情を学んでくれる――
そんな作品を生み出したい。 私の挑戦です。
そして「大賞おめでとう」と、 私を抱きしめてくれた最愛の人、 ありがとう。 心から。 これからも、 よろしくお願いします。
◆書籍情報
ろくぶんの、 ナナ
林 けんじろう・作/高橋 由季・絵
ISBN 9784265830831
四六判/200ページ
定価1,430円(本体1,300円+税)
2021年4月14日(水)発売
※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
Amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/4265840264/
楽天ブックス:
https://books.rakuten.co.jp/rb/16643986/
紀伊国屋:
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265840267
著者 林 けんじろう
1974年生まれ。 広島県出身。 奈良県在住。 1997年、 大阪芸術大学映像学科卒業。 2003年、 大阪芸術大学大学院修士。 2020年、
本作で第17回ジュニア冒険小説大賞を受賞、 デビュー作となる。
●『ろくぶんの、 ナナ』書誌詳細ページ:
https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b559758.html
●ジュニア冒険小説大賞:
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