「本物をまなぶ学校 自由学園」 婦人之友社編/ 4月30日(金)発売

4月30日(金)発売 急ぐ教育からは、子どもの力は育たない 株式会社婦人之友社(本社:東京都豊島区、 代表取締役:入谷伸夫)は、 2021年4月30日(金)に

書籍「本物をまなぶ学校 自由学園」を発売します。

本書は、 今春100周年を迎える「自由学園」の教育について、 各界の識者・専門家がさまざまな視点から探求した一冊。

1921年に気鋭のジャーナリストであった羽仁もと子・吉一が創立した自由学園(幼稚園から大学部までの一貫教育)の、

“生活のすべてを学びとする教育”がいま注目を集めています。 よく生きる力、 社会をつくり出す力を育む学びとは何かを多彩な執筆陣がひもときます。

「すべてはここから始まった!」

– 坂本龍一(作曲家)-

キャンパスはぜいたく、 教育はユニーク、

でも、 一番魅力的なのは子どもたち!

– 島村菜津(ノンフィクション作家)-

学校とは、 霧のように絶えず形を変え、

川の流れのように止まることのない

動的な共同体である。

– 福岡伸一(生物学者)-

書名: 本物をまなぶ学校 自由学園

定価: 1,650円(税込)

判型: A5判変型 192ページ

ISBN: 978-4-8292-0917-2

編集: 婦人之友社

発売日:2021年4月30日(金)

自由学園とは

東京都東久留米市にある幼稚園から大学部まで一貫教育の私立学校。 1921年にジャーナリスト羽仁もと子・吉一が創立。 「生活即教育」という理念のもと、

独自の学びを実践。 自ら学び考える力を育てる探求的学習、 仲間と協力して取り組む学習と生活運営、 緑豊かなキャンパスや国内外に広がる学びのフィールドなど、

様々な学園独自の方法と恵まれた教育環境の中で、 今年100周年を迎える。

100年を超えて進む真の教育の現場を徹底取材した一冊

自由学園では、 “生活のすべてを学びとする教育”が

およそ100,000平方メートル の自然豊かなキャンパスのなかで繰り広げられる

キャンパスイメージMAP *綴じ込み付録

キャンパスイメージMAP *綴じ込み付録

<目次>

1章 木々と光の美しい 3 万坪の校庭

2章 自分で考える、 生活に学ぶ

3章 食堂が真ん中にある学校

4章 自分が使う机と椅子を作る

5章 描くものは 生活の中に

6章 社会に働きかける

7章 国際化と変化の時代に

福岡伸一(生物学者)

*寄稿『動的な共同体』より抜粋

学校とは、 ある意味で霧のように絶えず形を変え、 また別の意味では川の流れのように止まることのない動的な共同体である。

でもそこにはずっと受け継がれてきた濃密なものがある。 それは極寒の空気の中で感じた仲間の吐息であっただろうし、 夏の木陰を流れる冷たい水の感触でもあっただろう。

辻 信一(文化人類学者)

*寄稿『“懐かしい未来“の庭』より抜粋

人類史上かつてない深刻な危機に見舞われた世界の片隅に、 この不思議なキャンパスとそこにゆっくりと生きる小さな人間たちがきらりと輝いている。 だが、

丸い地球にあって、 その片隅は中心でもあり、 このいのちの星ガイアにあっては、 小さいこととゆっくりであることこそが希望なのだ。

渡辺 憲司(文学博士)

*寄稿『自由学園「非戦」の絆』より抜粋

(自由学園最高学部長として6年間在籍、 99回目の同学部卒業式で卒業生に向け)戦争も、 原発事故も回避できるのです。 非戦、

非核は人間の力で成し遂げることができるのだ。 コロナ禍、 動揺を重ねる今こそ、 私はこの大切な人間の意志を諸君と共有し、

誇らしく自由学園校歌を胸に刻みたいと思います。

末吉 里花(エシカル協会代表理事)

*寄稿『社会とつながる「えんがわ」のような存在』より抜粋

私は1人の百歩より100人の一歩が世界を変える力を持っていると思っています。 自由学園の教育は、 100年の歩みの中で、

この一歩を踏み出す小さな実践者を育み続けてきたのだと思います。