「2021 徳間文庫大賞」受賞作、下村敦史さんの『黙過』に決定!
(本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、 7回目となる2021年の徳間文庫大賞が、 下村敦史さんの『黙過』に決定したことをお知らせ致します。
全国の目利き書店員が、 いまもっとも売りたい徳間文庫の1冊を選ぶ徳間文庫大賞、 注目必至の作品です。
選考委員は、 全国の有志書店員を中心とする徳間文庫大賞実行委員会の皆さん。
2019年10月から2020年9月までに刊行された徳間文庫88作品の中から初文庫作品・シリーズ第1巻を対象にして選出されたノミネート作を12名の実行委員がすべて読み、
アンケートに回答。 その結果をもとに、 3月吉日、 3名の実行委員長が徳間書店会議室で、 約2時間にわたる熱い討議を行い、 大賞が決定しました。
大賞作品の『黙過』は、 移植手術や安楽死、 動物愛護など……“生命”の現場を舞台にしたミステリー。 選考委員からは、
「テーマの鮮度と重みがもたらす抜群の読み応え、 ミステリーとしての野心的な試みのある作品」「いつ自分の身に起こってもおかしくないリアルさに、
背すじが震えた」「死を身近に感じる今だからこそ引き込まれ、 考えさせられる」といった声が寄せられました。
同書は、 6月初旬より、 カバー全面を新帯に巻替え、 装いも新たに全国書店にて展開予定です(新型コロナウィルス感染拡大防止の状況により、
日程が変更になる場合がございます)。
* 『黙過』あらすじ
移植手術を巡り葛藤する新米医師――「優先順位」。 安楽死を乞う父を前に懊悩する家族――「詐病」。 過激な動物愛護団体が突き付けたある命題――「命の天秤」。
ほか、 生命の現場を舞台にした衝撃のミステリー。 注目の江戸川乱歩賞作家が放つ渾身のどんでん返しに、 あなたの涙腺は耐えられるか。 最終章「究極の選択」は、
最後にお読みいただくことを強くお勧めいたします。
* 著者プロフィール
下村敦史(しもむら・あつし)
1981年京都府生まれ。 2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。 同作は数々のミステリランキングにおいて高い評価を受ける。
同年に発表した短編「死は朝、 羽ばたく」が第68回日本推理作家協会賞短編部門候補、 『生還者』が第69回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補、
『黙過』が第21回大藪春彦賞候補となるなど、 今注目を集める若手作家である。 『難民調査官』『叛徒』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口
樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『悲願花』『刑事の慟哭』『絶声』『コープス・ハント』『法の雨』『同姓同名』など著書多数。
* 徳間文庫大賞とは
2015 年、 全国の書店員を中心に徳間文庫大賞実行委員会を創設。 優れた小説を発表する作家を奨励し、 毎年、 1年間に刊行された徳間文庫の中から、
優れた作品に贈呈される賞。
* 歴代大賞受賞作
【第1回】書下し部門『妖草師』(著/武内涼)
https://www.tokuma.jp/book/b503643.html
定番部門『先生のお庭番』(著/朝井まかて)
https://www.tokuma.jp/book/b503245.html
【第2回】『生きるぼくら』(著/原田マハ)
https://www.tokuma.jp/book/b496237.html
【第3回】『警視庁公安J』(著/鈴峯紅也)
https://www.tokuma.jp/book/b496406.html
【第4回】『二年半待て』(著/新津きよみ)
https://www.tokuma.jp/book/b494887.html
【第5回】『朽ちないサクラ』(著/柚月裕子)
https://www.tokuma.jp/book/b493997.html
【第6回】『痣』(著/伊岡瞬)
https://www.tokuma.jp/book/b494392.html
主催:徳間文庫大賞実行委員会 後援:徳間書店
* 本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
【徳間書店PR窓口】
株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
TEL:03-5403-4320(直通)
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