子どもノンフィクション文学賞小学生の部、大賞受賞作品が絵本に! 前田海音・文/はた こうしろう・絵 『二平方メートルの世界で』を小学館より発売します!!
前田海音・文/はた こうしろう・絵 『二平方メートルの世界で』を小学館より発売します!!
「第11回子どもノンフィクション文学賞」(福岡県北九州市主催)小学生の部大賞受賞作品『二平方メートルの世界で』を小学館より刊行しました。
病院のベッドの上で、 少女が発見したのは……。
たくさんのだれかが、 わたしに語りかけてくれた。 ひとりじゃないよって……。 絵本『二平方メートルの世界で』は、
札幌の小学5年生・前田海音さんが3年生のときに書いた作文がもとになっています。
この作文は「第11回子どもノンフィクション文学賞」(福岡県北九州市主催)小学生の部大賞を受賞しました。 海音さんは、
脳神経の病気の治療で3歳のころから入退院をくりかえしています。 入院中のある日のこと、 たまたまいつもとは頭と足を逆にしてベッドに横たわると、
備え付けのオーバーテーブルのうらに、 たくさんの落書きがあることに気がつきます。 「みんながんばろうね」「再手術サイテー」「ママにめいわくかけちゃってる。
ごめんね」……海音さんと同じベッドを使っていた、 顔も名前も知らない子どもたちの言葉でした。 受賞作には、 その落書きを発見したときの思いや、 入院中の孤独感、
家族に対する気持ちなどが綴られています。 編集部から本にしたいというお願いをさしあげたところ、 「病気と生きる仲間がいること、 いたことを、
わたしが代表してみんなに伝える役割なのかなと、 覚悟を決めました」という手紙が届きました。 そこで、 作文を絵本作家のはたこうしろうさんに読んでもらうと、
はたさんは、 「海音さんが気づいたことや感じたことは、 みんなに覚えておいてほしい大切なことかと思う」と言って、 絵を描くことを引き受けてくださいました。
はじめて海音さんとはたさんが会ったのは、 去年の秋、 感染症流行の第2波がやってくる直前のことです。 その後もふたりは編集部を介して打ち合わせを続け、
この作品を完成させました、
『二平方メートルの世界で』文・前田海音/絵・はた こうしろう
定価:1650円(税込) AB判上製オールカラー、 40ページ
2021年4月20日発売 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09725104
■著者の紹介
文・前田海音(まえだ・みおん) ……2010年、 北海道滝川市生まれ。 札幌市の小学校に通う小学5年生。 趣味は将棋と水泳と読書。
「絵本は『100万回生きたねこ』、 読みものだと『にいちゃんのランドセル』が好きです」。
絵・はた こうしろう ……1963年、 兵庫県西宮市生まれ。 絵本作家。 おもな作品に「ショコラちゃん」シリーズ(文・中川ひろたか、 講談社)、
『なつのいちにち』(偕成社)、 『どしゃぶり』(文・おーなり由子、 講談社)など。
原画展の下記のように予定があります
◎札幌・コーチャンフォーミュンヘン大橋店 開催中~5月5日(水)
◎東京・神保町ブックハウスカフェ 5月12日(水)~18日(火)
◎東京・丸善丸の内本店 6月18日(金)~7月15日(木)
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