店から7カ月でカレーPG金賞受賞!急成長の新地方活性型ベーカリー・エンタメパン屋「小麦の奴隷」の始まりと今。ブランド1号店オーナー「橋本玄樹さん」に聞く

2020年4月北海道広尾郡大樹町。 ロケットの町で知られる人口が約5700人程の小さな田舎町でオープンした「小⻨の奴隷」。

ホリエモン発案エンタメパン屋と謳うその店の名物ザックザクカレーパンはわずか3カ月で10,000個を売り上げ、

期間限定で出店した東京では2日間で1,200個を売り切りました。 そして開店からわずか7カ月でカレーパングランプリ で金賞を受賞。 SNSを駆使し、

しかしながら昭和さながらの行商スタイルで売り上げを伸ばしてい るという同店。

コロナ禍に強いといわれているベーカリー業界の中で今もっとも勢いのあるパン屋の一つといえるのでは ないでしょうか。

ホリエモン発案とは?エンタメパン屋とは?SNSで行商スタイルとは?「小⻨の奴隷」をFC展開する「株式会社こむぎの」の代表であり、

大樹町の1号店オーナー「橋本玄樹さん」に独占インタビューさせていただきまし た。 (インタビュアー 刀上有紗)

株式会社こむぎの(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役:橋本 玄樹)

が運営するベーカリーショップ「小麦の奴隷」がFC第一期募集開始と全国から希望者が殺到している状況について、

開業にまつわるエピソードを含めて行ったインタビューを紹介致します。

* HIUとの出会い、 そして大樹町に移住へ

お仕事後にインタビューの時間をいただきました。 まっすぐに前を見てはっきりと大きな声で話す橋本玄樹さん(以下、 橋本さん)。

隣には一緒に店を支える妻のまゆこさん。

26歳の時に踏み師として東京南⻘山で整体院を開業。 約6年間、 経営は軌道に乗りモデルや有名人が顧客になるもだんだんと面白さを見いだせなくなり、

日常をつまらないと感じるようになったといいます。 その頃、 堀江貴文氏のオンラインサロンHIU(堀江貴文イノベーション大学校)との出会いが訪れます。

橋本さん「安定し始めるとつまらないと感じてしまうたちなのかもしれません(笑)なんか飽きるというか、 ワクワクしな くなって、

何か新しいことをしたいと思い始めたんです。 そんなときに堀江さんの本を読みました。 彼のことは今日本で一番面白い実業家だなと思ってました。

で何冊も本を読んでいる中にHIUのことが載ってたんですけど、 その中で堀江さんがぼやいていたんです。 結局誰も行動しないんだよね、

俺はやる人の背中押す気満々なのにって。 それ見てピンと来たんですよ。 俺ならやるのにって。 HIU即入会しました(笑)

サロンでは舞台の自主公演で主役を演じたり様々なチャレンジをさせてもらいました。 打ち込めることを見つけたい、

そしてそれを仕事にしたいって本気で思ってたので一生懸命でしたね。 」

_____思い立ったら即行動する橋本さん。 妻となるまゆこさんと出会ったのもこの時期だそう。

そんな時にHIUで堀江氏から「誰か田舎でパン屋FCやらない??」と提案が。

橋本さん「もちろん手を上げました。 昔からパンが好きだったし夢の一つとしてパン屋やりたいって本当に思ってましたから。

しかし手を挙げたのは僕以外にも何人かいたんです。 今だから言えますけど結構みんなライバル心むき出しで白熱 していました。

僕は全然そんなつもりなかったんですけど、 自由競争の場なんで仕方ないですかね。 でも実は僕その時は 違うプロジェクトを抱えてて、 ちょっと俯瞰していました。

ですが、 あるタイミングで盛り上がっていたパン屋の話がピタッと止まった。 大樹町に移住というハードルがみんなを躊躇させたんです。 で、 これもまた、

たまたまそのタイミングで僕が進めてた、 その別のプロジェクトがいろいろあってうまくいかなくなっていたんです。 どうしようか迷いました。

そんな時にHIU仲間でもある、 お世話になっているHIU1期のある社長さんに相談したんです。 彼は、 「大樹町に行けばいいじゃん、

パン屋もやればいいじゃん」って背中を押してくれました。 なんか僕、 一度始めた当初のプロジェクトを達成せずにやめてもいいのかって、 葛藤していたんですねきっと。

靄が晴れたように すっきりしてその場で大樹町移住します!パン屋やります!って宣言しました。 それが2019年6月下旬のことです。 」

_____それから開店資金をクラウドファンディングなどを利用して準備し、 開店の準備に奔走し怒涛のように時が過ぎま した。

ところでその時、 橋本さんの妻となっていたまゆこさん。 パン屋へ転身や移住ときいて反対はなかったですか?

まゆこさん「うーん?別に(笑)転身にも移住にも抵抗なかったです。 周りはなんで反対しないのかってびっくりしてましたけど(笑)」

* ザックザクカレーパンはこうして生まれた!

____そしていよいよ名物ザックザクカレーパンが誕生したのですね。

橋本さん「もとからカレーパンをメインにしようと思っていました。 一緒に始めた職人の「そそう丸」とあれこれ考えて、 とりわけ中身にこだわってましたね。

十勝産のあの野菜を入れよう、 この肉も入れようって。 そんな時に小⻨の奴隷のロゴマークを考えてくれたデザイナ―の友人(これもHIU仲間)から言われたんです。

食べる前からが勝負じゃない?って。 食べる前からすでに美味しそうでないとバズらないでしょ?って。 ハッとしましたね。

それから何かに特化したカレーパンにこだわって研究しました。 自分が好きなもの、 いいと思うもののマネをすることから始めるのが一番効率がいいと思ってます。

そこからは周囲を覆うクルトンのサイズとか中身を研究し直しました。 特に中身はぱんぱんになっていたものからの引き算、 引き算でしたね。 」

____こうして完成したザックザクカレーパンは人口約5700人の大樹町で開店からわずか3カ月で10,000個販売達成、 東

京で開催したPOPUPストアでは2日間で1200個を売り上げるモンスター商品となりました。

* カレーパングランプリで金賞を受賞

_____新しい生活様式が求められ自粛要請が出たり。 お店の状況はどうですか?

まゆこさん「それが今の影響は殆どないんです。 来店は減っていない、 それどころか受賞の効果なのかむしろ店舗にお客様は 増えています。

みんなSNSで知ってくれたのか、 金賞受賞おめでとう、 って来てくれるんです。 ほんとにありがたいです 。

SNSみたよって遠方から来てくれた方も結構いらっしゃるんですよ。 」

橋本さん「普通お店にかける言葉って『おいしかったよ』とか『また来るね』とかですよね。 それが小⻨の奴隷の場合、

『応援してます』とか『頑張ってね』とか言ってくれるんです。 」

_____小⻨の奴隷は移動販売の様子をよくSNSにアップされています。

橋本さん「はい、 移動販売は、 4月のオープンから少し経った6月頃から始めました。 というのも仲間が教えてくれたん です。

大体の店はオープンから3カ月くらいは盛り上がるけどいったん収束するぞって。 それで何か動かねばと思って考

えていた時にこれまたタイミングよく訪問販売を専門にしているTwitter仲間からアドバイスをもらうことができたんで す。 ノウハウを学ばせてもらいました。

訪問販売はいわゆるキッチンカーではないんです。 店舗で作ったパンを個包装し て300個くらい車に乗せて、 あらかじめSNSで予告した地域、

事業所に訪問するスタイルです。 時間になったら次はここ 、 次はあそこ、 と移動して販売します。

大樹町くらいの人口の町から帯広くらいの大きな町まで訪問先をマッピングして いますが、 もう数えきれないかもしれません。 」

まゆこ「地元の皆さんはリモートワークにはなっていないのかな?移動販売はありがたいことに始めた当初からいつも完 売でした。 SNSももちろんですが、

新聞の影響が大きいと思います。 仲良くしてくださる十勝毎日新聞さんにはもうかれ これ8回は記事にしていただきましたから。

そのおかげで皆さん待っててくれるんです。 」

_____オープンから7カ月で新聞掲載8回とは・・・。 小⻨の奴隷が地域に愛されているのを感じます。 コロナ禍を苦にし ない、

強いビジネスモデルだという印象を持ちました。 * 今明かすエンタメパン屋の名付け親

_____ところでそもそも「小⻨の奴隷」のサブタイトルにもなっている“エンタメパン屋”とはどういう意味ですか?

橋本さん「実はエンタメパン屋って僕がつけたんです。 そのままですけどエンターテイメントって人を楽しませる、 そし て自分も楽しむ。

パン屋+(プラス)何かをっていつも考えています。 例えば、 オープンした時に10,000個売れたら1,000個無料配布するって企画。

他にはカラオケにランキングってあるでしょ?そこからヒントもらってお客様の購入額ラ ンキングをつくって上位をSNS公表したんです。

煽ってるって見る人もいるかもしれませんけど、 うちを応援したいと思 ってくださるお客様をこちらも感謝を込めて堂々と紹介できるんですよ。 」

_____なるほど。 双方が楽しみながらWinWinの状況を作るのですね。 東京の清澄白河でオープンした小⻨の奴隷LABOとはどんな役割なのですか?

橋本さん「まず清澄白河POPUPストアではまず東京の集客力に驚きました。 小⻨の奴隷は地方活性型を掲げてるのですが、

東京だと反応はどうなのかなっていうのを探りたかったというのもあります。 現在LABOではパン販売以外に小⻨の奴隷のグッズ、

堀江さんの手がける「01music」のアート作品も展示しています。 あとLABOとしての新商品の開発、 そして今は新規FC店舗の研修の場としても利用しています。

_____FC加盟出店についても続々と問い合わせが来ているそうですね?どんなアドバイスをなさっていますか?

橋本さん「はい、 ありがたいことに。 大樹町にも毎週のように視察に訪れてくれる人がいます。 先日はなんと沖縄からも。 現場の話をするのですが、

だいたい皆さん事前の情報収集がばっちりで僕がアドバイスする暇もなく質問攻めですよ (笑)」

_____どんどん広がりを感じます。 今後の展開が楽しみですね!最後に今後FCパートナー加盟を考えている方々へのメッセージをお願いします。

橋本さん「メッセージですか?・・・一緒に小⻨の奴隷になりましょう!」

____と、 店舗名に擬え、 同志を求めた。 紆余曲折しながらも橋本さんのターニングポイントには必ず助言者が現れます。

この人は持っているのだと感じずにはいられないパワーを感じるインタビューでした。 開店から売上予算270 %!今も200%を維持しているといいます。

絶好調に歩き出した「小⻨の奴隷」は様々な形で周囲を巻き込み台風の目に なろうとしています。

エスダムスメディアJAPAN株式会社のプレスリリース一覧▶️小麦の奴隷HP

http://komuginodorei.com/

▶️フランチャイズのお問い合わせ

https://www.komuginodorei-fc.com

▶️9月5日、 小麦の奴隷フランチャイズ説明会がYouTubeライブ配信されました。

https://youtu.be/SlovrMbX4hw

■会社概要

本名:株式会社こむぎの

本 社:北海道広尾郡大樹町西本通26番地

設 立:2020年9月

代 表:代表取締役 橋本 玄樹

◼️店舗情報

小麦の奴隷

〒089-2152 北海道広尾郡大樹町西本通26

営業時間 : 9:00~17:00

定休日 : 月曜日(祝日は営業 翌日火曜日)