中部国際空港 2050年までにCO2排出実質ゼロの実現を目指した長期目標を策定

2050年までにCO2排出実質ゼロの実現を目指した長期目標を策定 中部国際空港株式会社(所在地:愛知県常滑市、 代表取締役社長:犬塚力)は、

2050年までに空港からのCO2排出について実質ゼロを目指す「セントレア・ゼロカーボン2050宣言」を表明しました。 2050年までにCO2排出実質ゼロを表明した中部国際空港

2050年までにCO2排出実質ゼロを表明した中部国際空港

地球温暖化対策は国際社会共通の喫緊の課題であり、 我が国においては、 昨年10月に、

2050年までに温室効果ガスの排出を全体でゼロとする「2050年カーボンニュートラル」が宣言され、

さらに今年4月には2030年度の温室効果ガスを2013年度比で46%削減するとの新たな目標が示されたところです。

これまで、 中部国際空港ではコージェネレーションシステムの導入、 ターミナルビルへの太陽光発電システムの設置、 水素エネルギーの活用など、

環境負荷低減に取り組んでまいりましたが、 この宣言を機にCO2排出実質ゼロを実現すべく、 さらに取組みを推進していきます。

今後とも、 空港関係事業者等で構成するセントレアエコエアポート推進協議会をはじめ、 国や自治体等と連携を強化し、 CO2排出実質ゼロの実現を目指していきます。

※今回の宣言におけるCO2削除の対象は、 空港の地上施設となっています。

なお、 代替航空燃料(SAF)の受け入れ体制の検討を始め航空機からのCO2排出削減等についても、 航空局、 航空会社等と連携して推進していきます。

* ゼロカーボン2050に向けた主な取組み

【セントレアグループによる取組み】

■再生可能エネルギーの活用

・空港施設への太陽光発電施設の導入第1ターミナルに設置されている太陽光発電施設

第1ターミナルに設置されている太陽光発電施設

・エアサイド用地等への太陽光発電施設の導入可能性検討

■空港施設の省エネルギー、 エネルギー効率化・ 空港主要施設(航空灯火、 貨物上屋、 事務棟等)の100%LED化

・コージェネレーションシステムの改良

・省エネ機器への更新、 社員による省エネ活動等

【空港関係者、 地域等と連携した取組み】

■あいち・とこなめスーパーシティ構想※の推進

・ 最先端技術の導入による水素の利活用、 エネルギー最適化等を推進

※ 2021年4月に、 愛知県、 常滑市が中心となり、

空港島及び周辺地域に最先端技術・サービスの社会実装を目指す「あいち・とこなめスーパーシティ構想」を策定し、 国に提案。

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kikaku/supercity-aichi-tokoname-20210415.html

■車両のEV・FCV化

・ GSE(Ground Support Equipment)等の空港で使用される車両のEV、 FCV化

■緑化活動の推進・森林育成のための植林活動を推進

■その他

・関係者と連携・協力し、 新技術の導入(AIを活用したエネルギーマネジメント、 水素発電等利用拡大、 オンサイトでのCO2分離回収、

メタネーションによる都市ガス利用等)やグリーン電力の購入等を検討