おもしろい 石と人の物語

ヒトが鉱物に作用し、鉱物もまたヒトに作用する 現場の高校理科教師が綴った地学サブノート

高校生にも、 そして大人にも面白い、 鉱物にまつわる様々な話。

NHK『ブラタモリ』でのタモリの話だけでは物足りない!と思ったら読んでほしい、 面白い、 そしてちょっと怖い、 石と人との物語。

──歴史がわかる、 未来が見える、 賢者は鉱物を知る!

【タイトル】おもしろい 石と人の物語

【サブタイトル】ヒトが鉱物に作用し、 鉱物もまたヒトに作用する

【著者】大平悠麻(おおひら・ゆうま)

【出版社】総合科学出版

【定価】1760円(本体:1600円+税10%)

【ISBN】978-4-88181-881-7 C1040 Y1600E

【ページ数】272ページ

【判型】四六並製

【著者略歴】1985 年生まれ。 埼玉大学教育学部理科専修卒業。 埼玉県教育委員会入職後、 大宮南高等学校、 伊奈学園高等学校で理科教諭として勤務。

「地学」とりわけ「鉱物」の授業となると、 現在はとてもマイナーなテーマです。 しかし、 人類の歴史の中で鉱物との関係を取り上げると、

とても面白くてワクワクする話ばかりです。 これを知らないのはとっても勿体ない話です。

幸不幸はともかく、 人類は鉱物を利用して現代のような科学文明を築き上げることができました。 数学も物理も化学も、

鉱物の理解を深めようとしたところに起源があります。

一方で、 鉱物がどこにどれくらいあるのかが、 人類の歴史をつくってもきました。

石炭や石油が採れるところ、 ダイヤが採れるところ、 ヒスイ輝石が採れるところ、 レアメタルが採れるところ、 金や銅が採れるところ、

ラピスラズリが採れるところ……。

それは民を統べる支配者にとって何よりも魅力的な土地です。 ですから、 それを巡って幾多の戦争が起きました。 人類の歴史は資源を巡る戦争の歴史です。

人類は土地が欲しいのではなく、 鉱物という資源の採れる土地が欲しかったのです。

それほどまでに重要な鉱物と人類との関わりを様々なテーマから綴って読み物としてみました。

【目次】

第一部 世界史は鉱物でできている

………鉱物によって紡がれたヒトの歴史と科学の物語

鉱物って何?/鉱物資源の争奪戦こそが歴史そのもの/人類が最初に魅了された石/ガラスの始まり/シルクロードの本当の目的は?

第二部 鉱物に魅せられた“賢者”たち

………なぜ天才たちは鉱物に興味を抱いたのか?

大理石に神を彫る/石の都の物語/鉱石をも愛した知の巨人/石工の集い/鉄に目覚めた日本人/青銅器が文明の中心であった時代/土と水のジレンマ/水晶の砂を手に/賢者の石

第三部 鉱物資源とこれから

……ヒトが鉱物に作用し、 鉱物もまたヒトに作用する健康を支える鉱物/宇宙、 軍事、 原発をつなぐ鉱物/災害を知る鉱物/日本と鉱物

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