【外出編】 コロナ禍で同居人以外との外出に慎重なシニアは6割。外出への抵抗感払拭のカギは「ワクチン」。8割が接種希望。 株式会社博報堂(本社:東京都港区、
代表取締役社長:水島正幸、 以下博報堂)のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」は、 株式会社オースタンス(本社:東京都新宿区、
代表取締役社長:菊川諒人)の調査・ビジネス推進組織「趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ」と共同で、
日本最大級のシニア向けSNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員(60-94歳)を対象に、
新型コロナウイルスの流行がアクティブシニア(※)にどのような影響を及ぼしているかについて調査を行いました。 以下、 調査のポイントをご紹介いたします。
コロナ禍も2年目に迎えた今回の調査で見えてきたのは、 同居人以外との外出を極力我慢し、 ワクチン接種を心待ちにし、
収束後の旅行や外出を楽しみにしているシニアの姿でした。
※本調査は、 「趣味や交流を楽しんでいる活動的な60歳以上のアクティブシニア」を対象としています。
【主な調査結果】
■ 2020年4月に発令された緊急事態宣言の解除以降、 同居人以外との外出に慎重なシニアは6割
「同居でない家族とは出かけていない(65.7%)」「友人・知人とは出かけていない(57.7%)」の数字が示すように、
交流が大好きなアクティブシニア達が継続して外出を我慢している様子がうかがえます。
■ シニアの外出への抵抗感を払拭する鍵は「ワクチン接種」
気がねなく出かけられる条件を尋ねたところ、 「ワクチンが接種できたら」、 「同行者が全員ワクチンを接種したら」がいずれも上位で、
ワクチンの接種が進むことが外出への抵抗感を払拭につながることが分かりました。
■ シニアのうち、 ワクチンを接種したい人は84%、 したくない人は12%
2021年3月時点での、 ワクチンの接種意向を聴取したところ、
「できるだけ早く接種したい」と「問題が起きていないか様子を見てから接種したい」を合わせた「接種したい 計」は83.6%、
「(あまり)接種したくない」は12.2%で、 ほとんどのシニアはワクチンの接種意向があることが分かりました。
■ 新型コロナウイルス収束後の外出・消費意欲 Top 3 は「旅行」「外食」「ライブエンタメ」
新型コロナウィルスが収束したらやりたいこととしては、 「旅行 (83.2%)」、 「外食・宴会」(61.1%)の意向が特に高く、
「ライブエンタメ」(32.0%)、 「デパートやショッピングモールに行く」(25.7%)、 「カラオケ」(21.3%)が続きました。
【調査結果詳細】
■ 2020年4月に発令された緊急事態宣言の解除以降、 同居人以外との外出に慎重なシニアは6割
同行者と同居か否かで外出経験に大きな差があり、 同居でない人とは飲食店やショッピング街、
旅行などの外出を全く経験していないシニアは全体の約6割にのぼりました(同居でない家族とは出かけていない 65.7%、 友人・知人とは出かけていない57.7%)。
■ シニアの外出への抵抗感を払拭する鍵は「ワクチン接種」
「複数人での食事・宴会」「複数人での国内旅行」それぞれに気がねなく出かけられるようになる条件について尋ねました。
その結果、 「集団免疫ができたら」(食事59.6%、 国内旅行55.8%)、 「同行者が全員ワクチンを接種したら」(食事47.9%、
国内旅行42.8%)がいずれも上位で、 ワクチンの接種が進むことが外出への抵抗感を払拭する鍵であることが分かりました。
逆に「友人が(よく)行き始めたら」(食事25.6%、 旅行15.6%)、 「家族が(よく)行き始めたら」(食事22.1%、 国内旅行17.8%)はスコアが低く、
周りの雰囲気に流されずに安全性を重視している様子が読み取れました。
■ シニアのうち、 ワクチンを接種したい人は84%、 したくない人は12%
2021年3月時点での、 ワクチンの接種意向を聴取しました。
「できるだけ早く摂取したい」(44.7%)と「問題が起きていないか様子を見てから摂取したい」(38.9%)を合わせた「摂取したい 計」は83.6%、
「(あまり)接種したくない」は12.2%で、 ほとんどのシニアはワクチンの接種意向があることが分かりました。
■ 新型コロナウイルス収束後の外出・消費意欲 Top 3 は「旅行」「外食」「ライブエンタメ」
新型コロナウィルスが収束したらどのようなことがしたいかを尋ねたところ、 「旅行 計(国内個人/ツアー旅行、 海外旅行)」(83.2%)、
「外食・飲み会」(61.1%)の意向が特に高く、 「ライブエンタメ(舞台・演劇・落語・音楽ライブなど)」(32.0%)、 「デパートやモール」(25.7%)、
「カラオケ」(21.3%)が続きました。
また、 上位の「ライブエンタメ(舞台・演劇・落語・音楽ライブなど)」(女性47.1% > 男性 26.7%)と「デパートやモール」(女性 35.9% >
22.2%)などについては女性の方が10ポイント以上スコアが高く、 女性シニアの方が消費意欲が高い傾向にあることが分かりました。
【調査概要】
・調査名 : 新型コロナウイルスの生活への影響に関するアンケート2021
・実施期間 : 2021年3月9日(土) – 2021年3月22日(木)
・調査対象 : シニア向けSNS「趣味人倶楽部」(
・回答数 : 797名(60-94歳 男女)
・調査主体 : 博報堂シニアビジネスフォース、 趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ
【調査主体】
博報堂シニアビジネスフォース
博報堂が長年培ってきた「生活者発想」を「100年生活者発想」へと拡張し、 個々のシニア層を深く洞察し、 新しい価値観を創造するシニアビジネス実働部隊。
20年間蓄積したオリジナルの調査データ、 エキスパート人材、 企業やメディアとのネットワークでシニアマーケットの課題解決を目指します。
博報堂シニアビジネスフォース:
http://hakuhodo-seniorbussiness.com/
趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ
国内最大級のシニア向けコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」(会員34万人)を運営する株式会社オースタンスが、
そのプラットフォームと知見を活かし、 シニア向け調査、 コミュニティプロデュース、 シニア向けUIUX設計/開発を行っています。 調査研究とビジネスの力を繋ぎ、
様々な企業や自治体と連携することで、 シニアの孤独問題に立ち向かいます。
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