『夜が暗いとはかぎらない』(第33回山本周五郎賞候補)『水を縫う』(第42回吉川英治文学新人賞候補)で今、大注目! 寺地はるな最新刊!!
文学界の注目著者が「めんどうな人」の機微を描く! 株式会社 徳間書店(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:小宮英行)はこの度、
寺地はるなさんの最新刊『雨夜の星たち』を6月10日に発売することをお知らせ致します。 徳間書店公式HPでは、 試し読みを実施中です。
寺地はるな『雨夜の星たち』徳間書店
寺地はるな『雨夜の星たち』徳間書店
* 『雨夜の星たち』試し読みのご案内
できないことは、 できません。 やりたくないことも、 やりません。 他人に興味を持たない三葉(みつば)がはじめた「しごと」とは―。 下記より、
冒頭12ページ分を試し読みいただけます。
https://www.tokuma.jp/files/actibook/582207/HTML5/sd.html#/page/1
* あらすじ
三葉雨音(みつば・あまね)は他人に感情移入できない26歳。 同僚星崎くんの退職を機に仕事を辞め、
他人に興味を持たない長所を見込まれた三葉は「お見舞い代行業」にスカウトされ、 移動手段のないお年寄りの病院送迎や雑用をする「しごと」をはじめる――。
* 発刊に寄せて 寺地はるなさん コメント
「雨夜の星」は目に見えません。 でもたしかにそこにあります。 空気を読むという言葉があります。 空気は目に見えません。 見えないけれどそこにあるものは、
良いものとはかぎりません。 その場の空気を読むことばかりに心を砕き、 いつのまにか決定的に間違った方向へ進んでいく。 そんな危険だって、
とうぜんあるのではないでしょうか。 空気は読めなくてもいい。 あるいは読めても従わないという選択肢だってきっとあると信じて、 この物語を書きました。
* 書店員さんから、 主人公・三葉への共感の声続々!!(※一部抜粋してお届けします)
●寺地さんの作品は、 それぞれのペースでいいんだよと肯定してくれる。
(八重洲ブックセンター 宇都宮パセオ店 高野典子さん)※1
●生きづらい=かわいそうではないのだ。 ニュートラルで生きている雨音を応援したい。
(宮脇書店 ゆめモール下関店 吉井めぐみさん)
●正しいとか、 間違っているとか、 おかしいとか、 それを決めるのは自分でいい。 他人に決められる必要はない。
(SuperKaBoS 峯森和代さん)
●「この世に毒にならない親などひとりもいないのではないだろうか」の一文が刺さる。
(BOOKSえみたすピアゴ植田店 清野里美さん)
* 担当編集者 コメント
「他人の事情に興味を持たなかった」主人公の三葉は「しごと」をすることで、 どうしても人との会話が必要に。 自分はこういう人間だとハッキリ言えていた彼女が、
日を追うごとに揺れ、 変化していく。 その感情を細部まで書かれた本作品です。 人とのかかわりが制限されている今だからこそ読んでほしいです。
* 著者プロフィール
寺地はるな(てらち・はるな)1977年佐賀県生まれ。 大阪府在住。 『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。
2020年度咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。 『夜が暗いとはかぎらない』で第33回山本周五郎賞候補、 『水を縫う』で第42回吉川英治文学新人賞候補となる。
著書に『みちづれはいても、
ひとり』『大人は泣かないと思っていた』『夜が暗いとはかぎらない』『わたしの良い子』『希望のゆくえ』『やわらかい砂のうえ』『彼女が天使でなくなる日』『どうしてわたしはあの子じゃないの』『声の在りか』等がある。
* 書誌情報
タイトル:雨夜の星たち
著者:寺地はるな
定価:1,650円(税込)
発売:2021年6月10日
判型:四六判ソフト
ページ数:232ページ
ISBN 978-4-19-865302-6
発行:徳間書店
商品ページ
https://www.tokuma.jp/book/b582207.html
* 本件に関するメディア関係者のお問い合わせ先
【徳間書店広報窓口】
株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
pr★c-pub.co.jp(★は@に変換してお送りください)
※1 「高野典子さん」の「高」はハシゴ高です。
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