新型コロナウイルス感染症拡大を受け、第一生命ミャンマーがヤンゴンにある養育施設Dream Trainにマスクなど寄贈
特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、 理事長 吉岡春菜。 以下、 ジャパンハート)がミャンマーで運営する養育施設Dream Trainは、
第一生命保険株式会社(東京都千代田区、 社長 稲垣 精二)の子会社である Dai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.(以下、
「第一生命ミャンマー」) より、 新型コロナウイルスなど感染症対策への支援として、 サージカルマスク24,000枚・布マスク240枚をご寄付いただきました。
■背景
ミャンマーでは、 今年6月より新型コロナウイルスの新規感染者数が急増しており、 7月下旬には検査数に対する陽性率が40%を超える日もありました。
医療体制は逼迫しており、 入院ができず自宅での療養を余儀なくされる感染者が非常に多い状況に加え、 酸素ボンベや薬剤、
栄養価の高い食材などの物資不足や価格の高騰も深刻化しています。
また、 5月下旬頃から10月はミャンマーの雨季にあたり、 例年、
インフルエンザ・デング熱・チクングニア熱・白癬菌による皮膚疾患・腸チフスなどが流行する時期でもあります。 養育施設Dream Trainでも、
6月末頃より発熱や息苦しさを訴える児童やスタッフが発生しました。
100名を超える子どもたちが共同生活をする養育施設Dream Trainでは、 新型コロナウイルスをはじめ様々な感染症の感染対策は重要な課題の一つです。
物資の確保が困難な状況下で今回のご支援をいただけたことは、 子どもたちだけではなく、
子どもたちをケアする施設スタッフなど周囲の大人の心身共の健康を守ることにも繋がっています。
■第一生命ミャンマーからのこれまでのご支援
第一生命ミャンマーは、 ミャンマーで初となる新型コロナウイルスの感染者が確認された昨年3月以降、
定期的にアルコールジェル・携帯用アルコール・不織布マスク・布マスクなどをご寄付下さっています。
また、 子どもたちの自立達成のために幅広い支援を継続くださっており、 IT教育実施のためのタブレット機器10台やプログラミング講座受講費の寄付の他、
子どもたちを対象とした「Personal Development : 自分自身を知ろう・生活の質の向上」「Lifestyle Development :
タイムマネジメント・金融リテラシー・ビジネス英語」、 現地スタッフを対象とした「Staff Development」などのオンライン講座を実施くださっています。
■養育施設Dream Trainについて
児童養育施設 Dream Trainは、 2010年より親との死別や貧困が原因で十分な食事や教育を得るのが難しい子どもたちや、
人身取引の対象となる危険性のある子どもたちを保護し養育しています。 ミャンマーの未来を創生していく人材を輩出することを目指し、
これまでに306名の子どもたちの支援を行なってきました。
ジャパンハートはこれからも、 「すべての人が生まれてきて良かったと思える世界の実現」のため、 活動を継続してまいります。
【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】
ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、 国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人です。
1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、 現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、
小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約35,000件実施しています。 HIV孤児など恵まれない子供たちに、 教育機会を提供する児童養育施設も運営。
国内では、 小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、 離島・僻地への医療者派遣、 災害被災地への緊急救援事業を行っています。
また新型コロナウイルス感染症対策として、 全国75か所以上のクラスター現場へ医療チーム250名以上を派遣しているほか、
全国700以上の医療・福祉機関へ200万枚のマスク等物資寄付、 全国600以上の福祉施設への感染予防指導等を継続しています。 国際連合UNIATF Award
2020を日本から唯一受賞。
■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、 寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。 詳細につきましては、
下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/
■本件に関する取材のお問い合わせ
特定非営利活動法人ジャパンハート
広報担当:高橋 電話:03-6240-1564
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