COVID-19重症度判定システムに向けた画像診断AI開発プロジェクト、AMEDによる「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」に採択

エルピクセルが研究・開発するX線画像診断AI技術を活用 エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、 代表取締役:島原佑基、 鎌田富久、 以下「エルピクセル

」)は、 東南アジアにおける肺感染症の検出・重症度判定に向けたX線画像診断AIの開発プロジェクトが、 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、

AMED)の令和三年度「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業※」に採択されたことをお知らせいたします。

東南アジア諸国では、 現在、 結核とCOVID-19が積極的な対策が必要な二大肺感染症です。 これらの肺感染症に関して、

早期診断や予後を想定したトリアージ(自主隔離・入院・治療などの治療優先度判断)に関する技術が不十分であり、

健康問題にとどまらず貧困問題への影響が懸念されています。 本研究事業では、 東南アジア諸国においてもX線検査が普及していることから、

エルピクセルが研究・開発するX線画像診断AI技術を活用し、 結核の早期検出とCOVID-19の重症度判定システムの構築を目指します。 移動や接触が制限された

COVID-19 流行下、 検査装置や人的資源を新規導入することなく、 オンラインで熟練医レベルの肺感染症診断を実現します。

この度の採択により、 令和三年度から令和五年度までAMEDによる研究費の支援を受け、 本プロジェクトを推進してまいります。 引き続き、

医療AIの開発と社会実装を通じて、 高品質で高効率な医療の実現に貢献してまいります。

※ 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)令和三年度「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」の採択課題について

https://www.amed.go.jp/koubo/12/01/1201C_00012.html

プロジェクト・マネージャー 島原 佑基 コメント

COVID-19が世界中で猛威を振るう中、 特に東南アジア諸国ではロックダウンが続くなど、 事態が深刻化しております。

エルピクセルが日本を中心に培ってきたAI技術を活かしつつ、 現地に寄り添い、 現地医療に貢献してまいります。

医学アドバイザー 吉岡 大 医師 コメント

東南アジアは、 先進国と比較して医療インフラが脆弱であり、 すべての人が簡単に医療にアクセスでき、 安価で正確な画像診断を受けられるシステムが必要です。

現在もっとも脅威である結核とCOVID-19の肺感染症に関して、 エルピクセルのAI技術がこれらの問題の解決の助けになると思います。

【AI画像診断支援技術について】

高度化するモダリティとともに、 医療画像診断の作業は膨大化しています。 AIを活用した独自のアルゴリズムによって、 脳MRI、

胸部X線などの医療画像情報を解析し、 効率的で、 正確な診断が出来る環境の提供を目指します。

EIRLプロダクトサイト(医療従事者向け):

https://eirl.ai/ja/

【エルピクセル株式会社について】

エルピクセル株式会社は、 ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち、 医療・製薬・農業分野において画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用することで、

高精度のソフトウエアを開発してまいりました。 医師の診断を支援するAI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」、

創薬に特化した画像解析AI「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開しています。

LPIXEL

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