NOSIGNER太刀川著『進化思考』が第30回山本七平賞を受賞いたしました

日本から生まれたアイデアに富む着想と親しみやすい表現をした著作へ贈られる学術賞「山本七平賞」。本年度の受賞に『進化思考』が選ばれました。 山本七平賞は、

日本及び日本人とは何かを探求してきた山本氏の業績を顕彰することを願い設立された学術賞です。

本賞は選考委員を自然科学のアウトリーチにも力を入れてこられた解剖学者の養老孟司氏、 進化生物学者の長谷川眞理子氏、

そして社会科学の分野で活躍されている経済学者の伊藤元重氏、 政治学者の中西輝政氏、 法学者の八木秀次氏が担当しました。

『進化思考』は権威ある学者5氏によって学術的な評価をいただきました。

本来、 創造性は本来は誰もが持っています。 しかし、 創造性を発揮することは、 体系化された学習方法がないために才能のせいにされて諦められてきました。

進化思考は、 生物の進化から創造性を紐解く全く新しい思考法。 革新者を育て、 イノベーションを起こすための手法として認識されていましたが、

今回学術的な視点からも評価をいただきました。

創造性の仕組みを理解することで、 多くの生き残るアイデアや企画を創造できる思考法がこの1冊に詰まっています。

山本七平氏は日本人とは何か、 日本とは何かという問いを追求した思想家・作家です。 本賞は山本氏の平成3年の逝去をうけ、

PHS研究所が平成4年より開始した「山本学」とも総称される山本氏の業績を顕彰するための学術賞です。

選考委員を務められた解剖学者の養老孟司氏、 進化生物学者の長谷川眞理子氏は自然科学のアウトリーチを長きにわたり従事され、 太刀川も大きく影響を受けてきました。

生物学に通ずる方々に進化思考を評価していただけたことを光栄に思います。

進化思考は生物学と社会学や経済学などの融合であるため、 自然科学のみならず社会科学の観点から見なければ片手落ちになってしまいます。 そのため、

社会科学の碩学である経済学者の伊藤元重氏、 政治学者の中西輝政氏、 法学者の八木秀次氏に学術的観点も含めて評価いただいたことは進化思考にとって心強いことでした。

多分野にわたる学術領域の視点から改めて評価いただいた本著『進化思考』。 この機会に、 業界を問わずさらに多くの方々にお読みいただけますと幸いです。

▼著者 太刀川英輔による『進化思考』のご紹介文

誰もが頭の中に創造性の種を持っていて、

それが発揮されれば、 お先真っ暗ではない未来をつくれるはず。 私はそう信じています。

でも創造性と言うのは、 本当に捉えどころがない。 見えないからコンプレックスを引き起こす。 そして多くの人が創造性を諦めてしまう。

でもそれを諦めたら、 本人が不自由になるだけじゃなくて、 世界も持続不可能なままです。

だからもっと創造的な人を増やしたい。

そのために私自身が創造性の本質を知りたい。

そして本質的な創造性教育の基盤を作りたい。

そう思い続けてきました。

こうして創造性教育を探求しはじめ、 NOSIGNERになって15年。 進化に宿る叡智を研究し始めて6年、 進化思考を世界中の大企業や大学などで教え始め、

本を書き始めて3年。 ついに、 その探求が詰まった進化思考の本が発売されます。

人間も自然の一部だから、 創造性も自然現象なはずです。 そうして僕は創造性とよく似た生物の進化という現象にのめり込みました。 そこにははっきりと、

創造性の本質が詰まっていました。

生物の進化は、 変異的なエラーと、 様々な状況への適応の繰り返しで起こります。 進化はバカと秀才を繰り返していると言っても良いでしょう。

お笑いで言えばボケとツッコミの繰り返しにも似ています。 実は、 誰でも優れた創造性を発揮できるパターンが存在するのです。

この気づきは、 長い時間を生き残ってきたイノベーションやデザインのコンセプトを、

あるいは人間に宿る創造性の本性をくっきりと浮き彫りにしてくれました。

分厚い本になりました。 約500ページ。 生物学の起源、 進化論の系譜、 ノーベル賞級の発見や歴史的発明、 デザイン、 アートが詰まった図版が150枚。

23万字の超絶ボリュームの本です。 誰が呼んだか、 創造性大全。 ぜひ好奇心を全開にして楽しんで欲しいです。

帯文でカヤックの柳澤さんやビジネスデザイナーの濱口さんが言ってくれている通り、

創造性をここまで体系化できたものは世界にまだ世界に存在していないと自負しています。

この本を、 日本の辺境から、 世界の創造性を高める挑戦にしたいのです。

▼著者 太刀川英輔のメッセージビデオ

https://youtu.be/huwOzb1FQxg

▼書籍情報

書籍名:進化思考―生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」

出版社:海士の風

値段:¥3,300(税込)

発売日:2021年4月21日

(Audibleは2021年5月21日)

・生物の進化、 人類の創造を追体験できる、 150点の写真・図版を収録。

・読みながら実践できる、 50個の進化ワークを収録。

▼Amazon(本・Kindle・Audible)はこちら

https://www.amazon.co.jp/dp/4909934006/ref=cm_sw_r_cp_api_i_8EJEW6PJVZJZQV4A8HFY

▼紀伊國屋書店(本・電子版)はこちら

https://www.kinokuniya.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001_Sp.jsp?CAT=01&GOODS_STK_NO=9784909934000

▼プレス用に使用できる画像はこちら

https://drive.google.com/drive/folders/1VC7cBWco-_6RibCKB3vgqMvwuD3UD3H7?usp=sharing

著者:太刀川英輔

https://nosigner.com/

NOSIGNER代表 / JIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会)理事長 / 進化思考家 / デザインストラテジスト

/慶應義塾大学特別招聘准教授 / 2025大阪関西万博日本館基本構想クリエイター

創造性を生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱し、 様々なセクターの中に美しい未来をつくる変革者を育てることで、 人の創造性の更新を目指す広義のデザイナー。

デザインで美しい未来をつくること(実践:社会設計)、 自然から学ぶ創造性教育で変革者を育てること(理念:進化思考)を軸に活動を続ける。

プロダクト、 グラフィック、 建築などの領域を越え、 次世代エネルギー、 地域活性、 SDGsなどを扱う数々のプロジェクトで総合的な戦略を描き、 成功に導く。

グッドデザイン賞金賞、 アジアデザイン賞大賞他、 100以上の国際賞を受賞。 DFAA(Design for Asia Awards)、 WAF(World

Architecture Festival)等の審査委員を歴任。

主なプロジェクトに、 OLIVE、 東京防災、 PANDAID、 山本山、 横浜DeNAベイスターズ、 YOXO、 2025大阪・関西万博日本館基本構想など。

著書に『進化思考』(海士の風、 2021年)、 『デザインと革新』(パイ インターナショナル、 2016年)がある。

NOSIGNER株式会社(ノザイナー株式会社)

NOSIGNERは、 希望ある未来への社会変化を加速させるためのソーシャルデザインの

活動体です。 変化の可能性となる、 目に見えない関係性の糸口を発見し、 新しい「形」とい

う織物を紡ぐために、 建築・プロダクト・グラフィック等其々のデザイン分野において最高

のクオリティを追い、 それらの専門性を越えて、 目的を達成するための総合的なデザイン

戦略を手がけています。 NOSIGNERは、 進化思考のプログラムから創出したアイデアを

ソーシャルデザインによって具現化し、 チェンジメーカーにデザインという武器を配ること

で、 発想を想像に終わらせず、 コンセプトの実現まで並走します。

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Tel:045-663-8802

担当:福永・安田

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