自治体との実証実験により新型コロナウイルスワクチン接種率80%超え

~ネクイノ開発アプリケーション「メディコネクトVRS」の活用によりワクチン接種に関する業務負担も大幅軽減~ 株式会社ネクイノ(大阪市北区、 代表:石井

健一)は、 6月より奈良県磯城郡三宅町と実施した、

日本初の新型コロナウイルスワクチン接種予約・管理アプリ「メディコネクトVRS(※1)」を用いた実証実験により、 対象人口(18~59歳)の2回目接種済み割合が、

男性79.4%、 女性83.0%という結果となりましたことをお知らせします。 (2021年10月末時点)

【奈良県磯城郡三宅町との実証実験の背景】

ネクイノは、 2021年3月より三宅町と「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策に関するアドバイザリー契約」を締結しており、

感染拡大防止対策に関するアドバイザーとして医学的・疫学的観点から感染拡大のリスクを精査し専門的な支援と協力を担っております。 その一環として、 この度、

三宅町とワクチン接種予約・管理アプリを用いた実証実験を行いました。

ワクチン接種により、 発症や重症化を予防する効果が期待されるほか、 公衆衛生上の観点からも、

さまざまな事情でワクチンを接種できない方への感染防止にも繋がると考え、 接種スピードを加速させ、 接種率を向上させることに努めました。

また、 自治体や医療機関の業務負担を軽減し、 ワクチン接種を希望する方が安心して速やかに接種を受けられる フローを構築し、 フォロー体制を整えながら進めました。

(メディコネクトVRSアプリ画面)

【実証実験について】

■実施期間

2021年7月25日~2021年10月24日

■実施方法

「メディコネクトVRS」アプリケーションを通じた新型コロナウイルスワクチン接種予約/管理

■接種対象者

18~59歳の三宅町町民:3,013名(男性1,494名、 女性1,519名)

※60歳以上の方は別途日付指定で予約対応を行うほか、 電話などによる個別サポートを実施

■結果

対象者3,013名のうち、 VRSアプリからの予約による集団接種で、 1,823名(=60.5%)が2回目までの接種を完了し、

職域接種などVRSアプリ経由以外の接種を含めると、 計2,447名(=81.2%)が2回目接種を完了した。

<参考>

総人口あたりのワクチン接種率 ワクチン接種率

(2回目終了) 男性 女性 三宅町 78.3% 81.5% 全国 63.2% 64.9% 奈良県 66.3% 67%

接種率は、 VRSに集計されたデータを用いて算出しています。

※政府CIOポータルより引用

https://cio.go.jp/c19vaccine_dashboard(10月末時点)

【三宅町職員の声】

・職員による予約日時調整の手間がかなり減った。

・配布する紙類が少なくて済み、 紙の節約に繋がった。

・2回目の接種予約をしていない人に対し、 アプリで効果的なプッシュ配信ができた。

・アプリの操作がシンプルでわかりやすく、 外国籍の方にもスムーズに案内できた。

・アプリの不具合への対応が迅速で助かった。

奈良県三宅町 森田浩司町長のコメント

今回の実証実験では、 59歳以下のアプリダウンロード率と予約率が非常に高く、 確実にデジタル化が進んでいることを実感できました。

アプリのUI/UXがシンプルでわかりやすく、 高齢者だけでなく、 日本語を母国語としない方でもスムーズに使用することができたのも大きな収穫でした。 また、

他自治体が導入しているシステムでは、 仕様変更やトラブル対応に相当な時間を要したと聞きましたが、 ネクイノ様にはサポート体制が整っており、

アプリに不具合が生じた際も柔軟かつスピーディーに対応してもらえました。 こういった対応が、 結果として接種率の向上につながったのではないかと思います。

株式会社ネクイノ 代表取締役 石井健一のコメント

私たちは「世界中の医療空間と体験をRe▷design(サイテイギ)する」をミッションとして活動しております。 先人たちの血の滲むような努力の結果、

日本の医療制度は罹患後の治療において品質、 アクセス、 コストという点で世界最高水準の供給体制となっている一方、

予防的アプローチに関してはまだまだ多くの課題を残しています。 新型コロナウイルス感染症は、

その流行過程で世界的な規模で受療行動の変化や医療インフラに対しての課題を突きつけました。

日本の医療をもっともっと良いものにしていくプロセスの中でワクチン接種への啓発・アクセシビリティの改善に自治体と協力して参画できることを心より嬉しく思うと共に、

自治体職員様・ボランティアの方々とコミュニケーションを重ねていただくことで高いワクチン接種率に貢献できたことを誇りに思います。

今後はこの成果をしっかりと分析し、 国などへその成果をご報告させていただきたいと思います。

【今後について】

メディコネクトVRSでは、 独自接種番号の工夫により割り振られた接種番号をIDとし接種予約と管理が行えるため、

自治体だけでなく複数の企業や組織などの集合体による職域接種にも対応が可能です。 日本各地でワクチン接種が行われていますが、

使いやすい予約/管理アプリケーションの開発や限られた医療資源を有効活用する効率の良いオペレーションの実装、 副反応などの発生時の対応、

ワクチン破棄を最小化するための工夫など、 デジタルとアナログの融合によるイノベーションがその迅速な実行に向けて必要とされています。 この課題の解決に向け、

引き続き自治体含む関係者へのヒアリングを重ね、 将来的には、

予防接種法(※)に基づいて行われる各ワクチンの定期接種の実施を円滑に遂行するコミュニケーションツールとして、

各自治体が保有している予防接種台帳のデータ連携を目指します。

※厚生労働省(予防接種法)

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=79015000&dataType=0&pageNo=1

(※1)メディコネクトVRSとは

4月12日にリリースした新型コロナウイルス接種ワクチンに関する啓発や情報提供を行うスマートフォンアプリ(iOS、 Android対応)。

接種予約や履歴を安心安全に一元管理できるほか、 プッシュ通知による予約開始時期の案内やリマインド機能、 医師監修によるFAQページの利用が可能です。

管理画面により予約の管理を行えるため、 スマートフォンをお持ちでない方の予約にも対応しています。

メディコネクトについて:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000021661.html

【本件に関するお問い合わせ】

新型コロナウイルスワクチン接種予約・管理アプリ「メディコネクトVRS」についての詳細やご相談は下記よりお問い合わせください。

株式会社ネクイノ 自治体連携窓口担当

[email protected]

■株式会社ネクイノ 会社概要

医師や薬剤師、 弁護士など、 医療及び関連法規分野に知見を持つ人材が集まり、 2016年6月に創業。 ICTを活用したオンライン診察をはじめ、 健康管理支援、

未病対策など、 一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。

「世界中の医療空間と体験をRe▷designする」メディカルコミュニケーションカンパニーを掲げ、 テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、

イノベーションの社会実装を推進。 2018年6月、 婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。

2020年12月よりマイナンバーカードと健康保険証をリンクさせるセキュアな個人認証システム「メディコネクト」の提供を開始。

会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)

代表取締役:石井 健一

所在地:〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork

URL:

https://nextinnovation-inc.co.jp/

設立:2016年6月3日