学校給食用牛乳、ストローを廃止 ~ストロー年間約2,500万本、CO2換算で約25トン削減~

~ストロー年間約2,500万本、CO2換算で約25トン削減~ ~飲みやすく、開けやすい紙パックに切り替え~ 江崎グリコ株式会社(大阪市)は4月から、

学校給食で提供する牛乳のストローを廃止します。 ストローが無くても飲みやすく、 開封しやすい紙パックに切り替えます。 学校給食用牛乳のストローを廃止することで、

2023年に2021年比で年間約2500万本、 二酸化炭素(CO2)の排出量に換算すると約25トンの削減につながります。 「Glico

グループ環境ビジョン2050」の達成を目指し、 持続可能な社会に貢献します。

* 全国4工場で4月以降、 新たな紙パックに変更

江崎グリコの生産子会社、 グリコマニュファクチャリングジャパン(大阪市)で、 牛乳を生産している全国4工場(※)すべてで、 新学期を迎える4月以降、

学校給食用牛乳のストローが不要な、 新たな紙パックに切り替えます。 各工場から納入する自治体の小学校、 中学校、 特別支援学校が主な対象となります。

※那須工場(栃木県那須塩原市)、 東京工場(東京都昭島市)、 岐阜工場(岐阜県安八町)、 佐賀工場(佐賀県佐賀市)

* ストローが無くても飲みやすく、 紙パックを開けやすく

学校給食で提供する牛乳は容量が200ミリリットルと家庭向けに比べて小さく、 従来の紙パックにはストローをつけることが一般的でした。

今回採用した新たな紙パックは、 より開口部が開けやすく、 ストローを使用することなく簡単に飲むことが可能です。 また、

ストローが必要な児童・生徒にも対応するため、 従来通り、 ストロー穴を残しています。

* 環境負荷の少ない容器・包装への切り替え

Glico グループは、 2021年3月に「Glico グループ環境ビジョン2050」を策定し、 資源循環社会を目指すため、

「持続可能な容器包装資源の活用」を重要な取り組みの一つに掲げています。 具体的な取り組みとして、 容器包装の減量化による、

プラスチック使用量の削減を進めてきました。

社会課題であるプラスチックごみの削減に向けて、 全国の各自治体とともに、 学校給食用牛乳のストロー廃止に向けて検討してきました。

児童・生徒が環境への意識をより高めることにもつながります。

今後も、 当社は事業を通じて社会に貢献するため、 容器包装の減量化による環境負荷の低減を目指します。