◆第32回鮎川哲也賞決定のお知らせ◆

作家・鮎川哲也氏の業績を記念して創設された「鮎川哲也賞」、 本年の受賞作及び優秀賞について決定いたしました。

* 【受賞作】

受賞作なし * 【優秀賞】

真紀 涼介(まき りょうすけ) 「想いを花に託して」

■受賞者のプロフィール

真紀 涼介(まき りょうすけ)

1990年宮城県生まれ。 東北学院大学卒。 現在はフリーター。

今回で32回目を迎えました鮎川哲也賞は、 第1回(平成2年度)の芦辺拓氏以来、 石川真介、 加納朋子、 近藤史恵、 愛川晶、 北森鴻、 満坂太郎、 谺健二、

飛鳥部勝則、 門前典之、 後藤均、 森谷明子、 神津慶次朗、 岸田るり子、 麻見和史、 山口芳宏、 七河迦南、 相沢沙呼、 安萬純一、 月原渉、 山田彩人、

青崎有吾、 市川哲也、 内山純、 市川憂人、 今村昌弘、 川澄浩平、 方丈貴恵、 千田理緒の各氏をはじめ、 これまで斯界に新鮮な人材を輩出してまいりました。

今回の鮎川哲也賞には令和3年10月31日の締め切りまでに177作品の応募があり、 同年12月中旬に行われた1次選考の結果、 20作品が通過しました。 また、

本年1月下旬に行われた2次選考の結果、 次の6作品が最終候補作品と決定いたしました。

小西マサテル「楓と祖父と虎の謎(リドル)」

匿名希望「野に放つ」

真紀涼介「想いを花に託して」

香山マヤカ「英雄の墓」

岡本好貴「プランテーションの密室」

佳川志乃「かがみつき」

3月31日、 辻真先・東川篤哉・麻耶雄嵩の選考委員三氏により最終選考会がおこなわれ、 受賞作および優秀賞を上記のとおり決定しました。

選考経過等の詳細につきましては、 10月に刊行を予定しております小社刊の隔月誌『紙魚の手帖vol.07』に掲載いたします。

また優秀賞受賞作「想いを花に託して」は選考員のアドバイスをもとに改稿し、 刊行いたします(刊行時期は未定)。

令和4年4月4日(月)

株式会社東京創元社