順天堂東京江東高齢者医療センターが「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」に名称変更

順天堂東京江東高齢者医療センターが「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」に名称変更

【高齢者の健康長寿に影響を及ぼす「フレイル」「サルコペニア」の専門外来】 順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター(院長:宮嶋雅一)は、

高齢者の健康長寿に影響を及ぼす「フレイル*1」や「サルコペニア*2」の専門外来「フレイル・サルコペニア外来」を設置しておりましたが、

その名称が受診対象となる患者さんにわかりづらいという声があったことから、 この度、

同専門外来の名称を「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」に変更しましたので、 お知らせします。

「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」への名称変更について

現在4人に1人が高齢者と言われ、 寝たきりや要介護への対策がより重要となっています。 なかでも「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(加齢による筋肉量の減少、

筋力の低下)」が要介護の原因として挙げられることから、 順天堂東京江東高齢者医療センターでは、

その専門外来として「フレイル・サルコペニア外来」を設置していましたが、 一方で、 その名称が受診対象となる患者さんに分かりづらいという声がありました。

「物忘れが多い」「歩くスピードが遅くなった」「外出もせず、 気力もない」など、 加齢に伴う病気とも言えないような症状がフレイルの始まりとなることも多く、

気になる症状が出た場合、 予防のためにもしっかりと病院で診断することが大切です。 そこで、 順天堂東京江東高齢者医療センターでは、

そのような諸症状に不安を感じた方がより受診しやすくなるような環境づくりの一歩として、 この度の名称変更を実施しました。

多くの高齢者の方にとって親しみやすく前向きな気持ちで受診しやすい外来名称にすべく、 院内の医師をはじめ、 看護師、 薬剤師、 理学療法士、

事務職員などが広く案を出し、 新たな外来名称「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」が決定しました。

「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」について

フレイル、 サルコペニアが内科系疾患と密接に関連していることから、 「長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)」では、 消化器内科、 循環器内科、

呼吸器内科の医師が外来を担当しています。 一般的な体組成計や握力計などを用いた簡単な検査で「隠れフレイル」やサルコペニアの診断が可能です。

心身に負担がかからないよう、 受診から検査終了まで1時間半~2時間程度を目安としています。 また、 フレイルやサルコペニアと診断された方には、

当医療センターから運動指導や栄養指導を提供しています。

受診について

受診予約にて、 長寿いきいきサポート外来(もしくはフレイル・サルコペニア外来)をご予約ください。 曜日と時間帯(午前・午後)により、 担当医師が変わります。

【医事課予約係】TEL:03-5857-5111(受診予約専用)

【受付時間】月~金 9:00~17:00 土 9:00~12:00

※当医療センターを初めて受診される際は初診時保険外併用療養費(2,750円)が必要です(かかりつけ医の紹介状がある場合は、 初診時保険外併用療養費は無料です)。

*1 フレイル(虚弱)とは:加齢により心身が衰え、 健康と要介護の中間の状態を指します。 フレイルの段階で把握し、

適切な運動や栄養バランスのよい食事に改善することで、 健康状態に戻ることも可能です。

身体的フレイルは社会的フレイルや精神・心理的フレイルとも相互に影響し合っています。

*2 サルコペニアとは:筋肉量が減少して筋力が低下し、 とくに「立ち上がる」「歩く」など移動に関わる動作が難しくなる状態を指します。

認知症・骨粗鬆症・糖尿病・心不全など、 高齢者の健康を左右する病気と密接な関連があります。

長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)ホームページはこちら

https://hosp-gmc.juntendo.ac.jp/special_outpatient/frail-sarcopenia.html

<特集記事>

【Good Health Journal】「人生100年時代」!高齢者の健康長寿に影響を及ぼす「フレイル」とは

https://goodhealth.juntendo.ac.jp/social/000268.html