4月18日『お香の日』に、日本の香り文化の伝統と技術の精華を詰めた、香りの玉手箱『銀座香箱』新発売

『銀座香箱』初のオリジナル商品。第一弾のテーマは「聖徳太子」。 日本最古の香木記録は『日本書紀』、 推古3年4月、

淡路島に沈香一木が漂着するという奇跡の記述に始まります。 ときの摂政・聖徳太子にも献上されたという香木。 このことにちなみ、

4月18日は『お香の日』とされています。 日本香堂ホールディングスは、 この記念の日に飛鳥時代に遡る伝統技術と極上の香原料を用い、

時空を越える香りの玉手箱『銀座香箱』を発売します。

『銀座香箱』外観

2021~22年は、 聖徳太子の1400年忌。 そして、 生誕1450年にあたる特別な年。

『銀座香箱』は、 聖徳太子の人間らしさに光を当て、 “太子の初恋”というこれまでにないテーマをもとに開発いたしました。

三段重ねの小箱には、 一段ごとに心ときめく珠玉の香りと歴史物語で満ちています。

まず、 古代の草子のミニチュア版再現に始まり、 古来伝統の調香による二種のお香、 真鍮削り出しの小香台、 古が今につながる浄の塗香、

永遠の象徴・橘に擬える香油、 春の野草の花摘草(ポプリ)と、 まさにタイムリープするような香ばかりです。 『銀座香箱』は毎年『お香の日』に、

シリーズとして発売される予定です。

『銀座香箱』

『銀座香箱』

発売に合わせ4月17日には、 オンライン講座『「和の香」ここに始まる -聖徳太子の時代と現代の香力-』を開催します。

◆『銀座香箱』商品概要

テーマは『太子の初恋』 。 およそ1400年前、 飛鳥時代の日本。 聖徳太子が後の世に与えた影響は大きく、 その一つに日本の香文化が挙げられます。

その太子の人間性に光を当て、 初恋の相手と目される芹摘姫(せりつみひめ)との出会いを商品にしました。

草子『膳手后妃事』

草子『膳手后妃事』

一段目 :【草子二種】

『膳手后妃事(かしはてひめのこと)』

室町時代の説話集『三国伝記』に記された、 聖徳太子と芹摘姫との出会いを綴った物語。 芹摘姫は四人いた妃の中で最も寵愛されたと言われています。

当時の仕様を模して再現しました。

『太子の初恋』

『膳手后妃事』の現代語に翻案した物語とその背景にある歴史・文化の解説、 および太子と香の関係を記した草子。 芹が豊かに茂る川辺、 早春の香り、

交わされた歌の美しさなど、 本書に触れていただきますと、 「銀座香箱」の世界観をいっそうお楽しみいただけます。

御香二種『太子香』、

『芹摘姫香』

御香二種『太子香』、 『芹摘姫香』

一段目:【御香二種 各五十本】

『太子香』

聖徳太子をイメージしたお香。 重量感のある沈香に白檀がやさしさを添え、 甘松と貝香が艶やかに伝統を語ります。

『芹摘姫香』

芹摘姫をイメージしたお香。 沈香と白檀の穏やかさに、 丁子と瑞々しい芹花が心清らかに香ります。

香台二種

香台二種

一段目:【香台二種】

聖徳太子にちなんで仏教の六道輪廻を表現した六角形の香台と、 芹摘姫の柔らかなイメージを形にした球状の香台の2種類を、 真鍮を削り出し丁寧に仕上げております。

二種の御香を同時に焚くことで、 二人の出会いをイメージした香りをお楽しみいただけます。

御香二種『太子の塗香』、

『姫の香油』

御香二種『太子の塗香』、 『姫の香油』

二段目:【御香二種】

『太子の塗香』 (右)

身を清めるために手などに塗る粉末状のお香。 沈香、 白檀、 丁子、 桂皮等生薬の貴重な香木をベースとした、 優しい香りが特徴です。

『姫の香油』 (左)

柑橘の橘は古くから非時香菓(一年中香りを放つ実)と呼ばれ、 永遠性の象徴とされています。 はじけるような柑橘と、 ウッディーな香りが特徴のフレグランスオイル。

三段目の「花摘香」に数滴垂らすと、 さらに爽やかで心地よい香りが広がります。

『花摘香(ポプリ)』

『花摘香(ポプリ)』

三段目:『花摘香(ポプリ)』

『膳手后妃事』によりますと、 聖徳太子が芹摘姫と出会ったのは、 早春の三輪川。 病に伏した親のために一心に芹を摘んでいた彼女のやさしさに、

太子は心をうたれたと伝えられています。 その早春の春の風景を、 芹や紫陽花などの日本古来の野草を中心に、 霞草、 千日紅などを小箱に敷き詰め、

ポプリとして表現しました。

『銀座香箱』ビル外観

『銀座香箱』ビル外観

「銀座香箱」の名は、 日本香堂ホールディングスの本拠地・銀座4丁目の「銀座香箱」と呼ばれる建物にちなみました。 伝統と現代、 西と東、 そして香道と香り。

各層ごとにテーマを持つ場からの発信です。 「銀座香箱」初のオリジナル商品となり、 今後もシリーズとして発信する予定です。

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クリエイティブパートナー:SUN-AD 製造協力:EW.Pharmacy

商品仕様

三段重箱サイズ/高146mm×幅90mm×奥156mm、 重量約453g

御香(各50本)/直径2mm×長86mm

太子香 主原料/沈香・白檀・貝香・甘松

芹摘姫香 主原料/沈香・白檀・丁子・芹花

太子の塗香(約3g)主原料/沈香・白檀・丁子・桂皮等生薬

姫の香油(15ml)/フランス製 (調香香料)

花摘香(ポプリ) /高51mm×幅90mm×奥156mm

発売日:2022年4月18日

小売価格: :38,500円(税込み)

販売店:香十本店(銀座)、 ESTEBAN TOKYO(銀座)、 銀座三越ジャパンエディション、 築地本願寺オフィシャルショップ、 香十オンラインショップ、

ESTEBANオンラインショップ

発売元:株式会社 香十天薫堂

https://ginza-kohbako.nipponkodo.co.jp/

https://ginza-kohbako.nipponkodo.co.jp/

************************************香間『暁』

香間『暁』

◆座香十オンライン講座 『「和の香」ここに始まる -聖徳太子の時代と現代の香力-』(聖徳太子1400年忌、 生誕1450年記念講座)概要

日本の香文化は仏教の伝来とともに始まり1500年、 各時代ごとに継承と創造を繰り返し、 世界でも稀な「香力」を生み出しました。 祈りのための香りから、

やがて平安王朝の雅な薫物文化が生まれ、 武家の時代には「香道」が確立されたのです。

その礎は、 聖徳太子の時代にあると考えられています。

少年太子が、 死の床にある父帝のために仏に香を捧げる姿は、 「孝養像」として今日に伝えられますが、 香炉の香は何であったのか。

貴重な渡来香木はどのように使われたのか。 人々は香とどのように向きあってきたのか。 古と現代、 時空を超えて何が生まれようとしているのか。 聖徳太子の記念の年、

そして「香の日」の前日に、 今に伝わる奥深い香文化の物語をお楽しみ下さい。

日時:2022年4月17日(日)14時~15時30分

(『銀座香箱』内香間「暁」よりZOOMによるライブ配信) 当日ご都合がつかない方は、

4月19日(月)から動画での受講可(期限1週間)

講師:稲坂良比呂 (香文化研究家、 劇作家)

早稲田大学演劇学科卒業。 劇団文芸座、 (財)現代演劇科協会を経て、 CMディレクターに。 1982年NY国連ホールにて「香道」実演の際構成・演出を担当。

その後米国、 フランスなど世界各地で香道を紹介。 香文化の国内外への発信に注力。 440年の歴史を持つ「香十」前社長。 著書に『香と日本人』他がある。

会費:2,000円

申し込み:座香十ホームページからPeatixにてお申込み下さい。

https://www.koju.co.jp/thekoju/worksalon.html

受付締切:4月12日(火)10時 まで

主催:香十天薫堂

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