遠隔振動伝送でアスリートと病院の人々の心をつなぐ「モバイルタッチ」(触れ合う感覚をどこでも感じられる体験)の実証実験について
岩手支店(支店長:片岡 千夏、 以下「NTT東日本」)は、 学校法人岩手医科大学(理事長:小川 彰、 以下「岩手医科大学」)・株式会社
岩手ビッグブルズ(代表者:水野 哲志、 以下「岩手ビッグブルズ」)・特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(理事長:北野 華子、 以下「Being
ALIVE Japan」) と、 岩手医科大学付属病院小児病棟内と「岩手ビッグブズ」のバスケットボール試合会場をインターネットでつなぎ、
NTTコミュニケーション科学基礎研究所の協力のもと、
長期治療中の小児患者(及びそのご家族)とホーム最終戦の地元男子プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」の選手達の「モバイルタッチ」(触れ合う感覚をどこでも感じられる体験)を実現し、
触覚体験を通じてウィズコロナ時代の新しい応援スタイル(離れていてもみんながそこにいる=元気・勇気をもらう新しいコミュニケーション)を検証する実証実験を行います。
1. 背景・目的
Being ALIVE Japanは、 長期治療を必要とするこどものスポーツチーム入団事業を展開し長期入院を経て退院後も治療・療養生活が続くこどもたちに、
仲間とともにたくさんのチャレンジを成し遂げる経験を提供することで、 自立支援、 並びに支える存在をコミュニティに創出する支援活動を実施しております。
これまで岩手県初として、
2021年9月に岩手医科大学附属病院に長期入院療養中であった高校生(当時)が男子プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」にチームの一員として入団。
2022年5月末まで数週間に1回、 練習参加や試合会場でサポト等の活動を行ってきました。
この度、 NTT東日本は、 新型コロナウィルス感染症蔓延下におけるコミュニケーションを支援する新たな体験として、
「モバイルタッチ」(触れ合う感覚をどこでも感じられる体験)に関する実証実験を実施いたします。
具体的には、
岩手医科大学附属病院小児科病棟内(岩手県紫波郡矢巾町)と「岩手ビッグブルズ」(岩手県盛岡市)におけるインターネット環境の提供(Wi-Fi整備等)を行うと共に、
2地点を結んだ「モバイルタッチ」の体験を実現します。 これを通じて、 地域の遠隔医療スポーツ応援の一層の充実・発展に寄与できるものと考えています。
今後は、 医療分野《遠隔面会》、 教育分野《遠隔授業》、 スポーツ分野《リモート応援》等様々な分野で振動伝送を応用し、
新たな通信サービスの市場開拓を目指します。
2. 実証実験概要
(1)実施日(予定)
2022年4月24日(日)
(2)場所
盛岡タカヤアリーナ (岩手県盛岡市本宮5丁目4−1)
(3)内容
岩手医科大学附属病院から退院し、 サポーターとしてチームに入団している高校生 (当時)が「触覚キャスター」として、
岩手ビッグブルズの選手とコミュニケーションを行います。 同病院小児病棟に入院治療中の患児達へ、 その時の映像や音声にくわえて、
高校生の持つデバイスに選手が触れた触感が、 手元や足元の振動としてリアルタイムに伝わります。
3. 役割
<岩手医科大学>
実証実験の実施サポート、 実証実験結果の提供 等
<岩手ビッグブルズ>
試合会場の現地統制、 実施サポート、 選手・チームに関するメディア対応 等
<Being ALIVE Japan>
TEAMMATE活動の事業提携、 試合会場の実施サポート、 実証実験に関するメディア対応 等
<NTT東日本 岩手支店>
インターネット環境提供(Wi-Fi整備等)、 「モバイルタッチ」の実現、 実証実験の取りまとめ等
4. その他
実証実験のイメージは下図のとおり
▼「モバイルタッチ」(触れる通信)のイメージ
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