株式会社光文社は、ノンフィクション・学術文庫シリーズ「光文社未来ライブラリー」を創刊します
「光文社未来ライブラリー」シリーズを創刊することになりました。 文庫としては、 2006年9月創刊の「光文社古典新訳文庫」以来となります。
コンセプトは、 「最良の未来を発明する人々のための、 新しいノンフィクション・学術文庫シリーズ」で、 翻訳単行本、 ノンフィクション、
新書の中から未来の「知」に相応しいアカデミック、 ジャーナリスティックなものを厳選してラインナップに加えていきます。
幅広い年代の読者に手に取っていただけるラインナップを意識してまいりますが、 特に、 これから様々な分野のリーダーとなり、
未来をつくっていく方々に読んでほしいという思いを込めて、 「未来ライブラリー」とネーミングしました。
2021年に、 光文社新書は創刊20周年、 古典新訳文庫は創刊15周年を迎えました。 この光文社未来ライブラリーも、 15年、 20年と読み継がれるように、
鋭意取り組んでまいります。
* 【創刊ラインナップ(2点)】
『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』
マルコム・グラッドウェル 沢田博・阿部尚美 訳
定価1100円
一瞬のうちに「これだ!」と思ったり、 説明できないけど「なんか変」と感じたりしたことはないだろうか? これが心理学でいう「適応性無意識」である。 なぜ、
さまざまな科学的検査で本物と鑑定された古代ギリシャ彫刻を、 何人かは見た瞬間に贋作だと見抜けたのか? あるベテランのテニスコーチはいかにして、
選手のサーブ直前にダブルフォールトになることを見抜いているのか? 多くの実験や取材から、 「ひらめき」の力の謎に迫る!
『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』
J・D・ヴァンス 関根光宏・山田文 訳
定価1320円
「米大統領が代わっても、 忘れられてはならない本がここにある」
ブレイディみかこさん推薦
2016年、 無名の31歳の弁護士が書いた回想録がアメリカでミリオンセラーとなった。 「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる、
かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、 自らの家族も含めた貧しい白人労働者階層の独特の文化、 悲惨な日常を描いた本書は、
トランプ現象を読み解く一冊として世界中でセンセーションを巻き起こす。 2020年、 ロン・ハワード監督によって映画化もされた歴史的名著が、 文庫で登場。
解説・渡辺由佳里
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