アダストリアが、カーボンニュートラルの実現と全商品のうち半分以上にサステナブルな原料&加工を取り入れていくことを宣言
~環境・人・地域を軸にしたサステナビリティビジョンを刷新~ 「Play fashion!」をミッションに掲げ、
”グッドコミュニティ共創カンパニー”を目指す株式会社アダストリア(本部:東京都渋谷区渋谷2-21-1、 代表取締役会長:福田三千男)は、
サステナビリティを新たな成長戦略を支える経営基盤であると改めて位置づけ、
グループ全体でサステナビリティへの取り組みを加速させていくための基本方針と目標を新たに策定いたしました。 気候変動への対応や健康経営など、
社会の変化に合わせて重点課題を見直し、 本業でこれらを解決していくことを通じて企業理念である「なくてはならぬ企業」の実現を目指してまいります。
当社はかねてよりサステナビリティポリシー「ファッションのワクワクを、 未来まで。 」のもと、
重点テーマ「環境を守る」「人を輝かせる」「地域と成長する」に沿って衣料品在庫の焼却処分をゼロにするための在庫のコントロールや再利用、 女性活躍推進、
倫理的かつ公正な調達活動の整備など様々な取り組みを行ってきました。 この度、 新型コロナウイルスの感染拡大や激甚化する自然災害、
人口構造の変化など急激に変化する社会状況の中で、 将来世代にとっての「なくてはならぬ企業」とはどのような企業かを改めて検討しました。
サステナビリティとして取り組むべき重要課題を再整理し、 当社のあるべき姿と基本方針、 達成目標を定め、 サステナビリティ経営を進めてまいります。
ファッションがもたらす“ワクワク”を未来に繋がる持続可能なものにし、
将来世代にとっての「なくてはならぬ企業」=お客さまが安心してファッションとそれぞれのライフスタイルを楽しむことができる社会をつくる一員として、
さらに進化していきたいと考えております。
<アダストリグループ サステナビリティビジョン>
■環境を守る
<未来に繋がるものづくり>
●2030年までに全商品のうち半分以上をサステナブルな原料、 加工へと切り替える
当社は2020年12月よりコットン、 ポリエステル、 レーヨンに対し独自のサステナビリティの定義を定め、
これを満たす商品には商品タグにオリジナルのマークを付けて販売しています。 現在、 すべてのアパレル商品のうち、
環境や社会面に配慮した素材または加工を施した商品は約20%です。 2030年に向けて、 これを全商品のうち半分以上に拡大させることを目指し、 新たにウール、
ナイロン等についてもサステナビリティの定義を定めました。 今後はサステナブルな素材の自社開発とともに、
サステナブルな素材や加工の積極的な使用を進めてまいります。
素材開発部長 中村コメント:社会的にサステナビリティへの意識が高まってきており、 サステナブルであるかどうかが、
お客さまにとっても社会にとっても重要になってきていると感じています。 環境負荷の軽減や持続可能な取り組みは優先すべき事項として素材開発に取り組んでいきます。
自社開発素材ページ:
https://www.adastria.co.jp/aboutus/business/entry-14904/
オリジナルのサステナビリティマーク(7種)
<環境への配慮と営業活動の両立>
●2050年カーボンニュートラルの実現
サステナビリティにおける重要な課題として、 当社はパリ協定の目標を支持し、 2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指してまいります。
気候変動は全世界共通の喫緊の課題であるとともに、 冬物衣類のニーズ減少や原材料価格の高騰など、 当社の事業においてもリスクのひとつです。
当社は店舗におけるLED照明への切り替えや、 輸送計画の最適化、 一部の物流センターでの太陽光発電など、
これまでもCO2排出量の削減に向けた取り組みを行ってきましたが、 今後はサプライチェーン全体でCO2排出量の削減と吸収に努めてまいります。
削減の具体的なロードマップはCO2排出量を算定後、 策定する予定です。
<ファッションロスのない世界>
●衣料品在庫の焼却処分ゼロ
当社は2021年2月期に衣料品在庫の焼却処分をゼロにすることを決定し、 「燃やさない、 捨てない」ための取り組みを進めています。 「適時・適価・適量」を方針に、
商品を適したタイミング、 価格、 数量でお客さまにお届けできるようOTB(Open To Buy)管理を徹底し、 過剰な値引きやセールを抑制しています。 また、
販売期間が終了した商品についてはアップサイクルブランド「FROMSTOCK(フロムストック)」や、
サーキュラーエコノミーをお客さまとともに作り上げることを目的とした“お客さま参加型”の店舗「OFF STORE(オフストア)」にて販売するなど、
新たな価値の創造に活用しています。 それでも残在庫となったものについては協業先を通じた再販や被災地への支援物資として利用するなど、
衣料品在庫の焼却処分ゼロを達成しております。
■人を輝かせる
<心身ともに健康で、 個性や能力を発揮できる組織>
●2025年までに女性上級管理職30%、 女性管理職45%以上を目指す
当社は女性従業員が多い特性を最大限に活かし、 意思決定の場に柔軟で多様な視点を取り入れることが新たな価値創造や中長期的な成長につながると考えております。
2020年2月期より多様性の推進を経営戦略のひとつに位置づけ、 場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の推進や、
多様な価値観を受容する文化・風土醸成のための社内啓蒙など様々な取り組みを進めてまいりました。 これらの継続的な取り組みが評価され、
令和3年度には「なでしこ銘柄」に初めて選定されました。 現在も管理職における女性比率は内閣府の掲げる目標の30%を超える数値ですが、
2025年の目標達成に向けて今後も取り組みを進めてまいります。
女性の活躍推進データベース:
https://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/detail?id=7193
●健康経営優良法人ホワイト500の認定
「Play fashion! Play wellness! ~ファッションと人生を楽しんで、 もっと健康に、 もっと自分らしく~」をスローガンに、
2022年4月1日付で「アダストリアグループ健康経営宣言」を制定いたしました。 従業員が心身ともに健康で、 安心安全な職場環境が整えられているからこそ、
やりがいが生まれ、 力を最大限に発揮することができると考え、 アダストリア健康保険組合の始動や社内の専任部署である「健康経営推進室」の新設、
従業員による健康推進委員会「Adastria Wellness
Committee(アダストリア・ウェルネス・コミッティ)」の設置など推進体制を構築しております。
多様な従業員の特性とニーズに合わせた独自の健康経営施策を推進し、 健康経営優良法人ホワイト500の認定を目指してまいります。
健康経営宣言:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001528.000001304.html
■地域と成長する
<生産地域の持続可能な発展>
●2023年までに生産工場のパートナーシップ認定を進める
当社はお取引先さまとともに成長し合い、 良好なパートナーシップのもと商品を生産し続けるため、
社会的責任を果たしながら公正かつ倫理的に行う取引を目指した「グループCSR調達方針」と「調達ガイドライン」を定めております。
お取引先さまには調達方針とガイドラインについて説明会と誓約書を通じて同意いただき、 これに沿った調達活動にご協力いただいております。
ガイドラインに沿った生産活動が行われているかどうか確認する工場モニタリングと継続的なコミュニケーションを通じて、
より良い取引関係にある工場を「パートナー工場」として認定する取り組みも実施しています。 現在、 パートナー工場は30社となっており、
2023年に向けて現地担当者による工場モニタリングや日本からのオンラインモニタリングを通じてこの取り組みをさらに加速してまいります。
グループ調達方針
調達ガイドライン
■株式会社アダストリアについて
株式会社アダストリア(代表取締役会長:福田三千男)は、 「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、
グループで30を超えるブランドを国内外で約1,400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーンです。
ファッションを通じてすべての人の人生をワクワクさせる「Play fashion!」をミッションに掲げ、 人と情報が行き交うオープンなコミュニティをつくり、
新たな価値を生み出す“グッドコミュニティ共創カンパニー”となることを目指しています。
<本部所在地> 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷 2丁目21番1号渋谷ヒカリエ
<URL>
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