4月25日(月)発売 / 婦人之友社 『 老~い、どん!2  どっこい生きてる90歳 』

どっこい生きてる90歳 』 笑いと共感の旋風、第2弾! 樋口恵子さん90歳のヨタヘロ奮闘記 株式会社婦人之友社(本社:東京都豊島区、 代表取締役:入谷伸夫)は、

2022年4月25日(月)に『老(お)~い、 どん2! どっこい生きてる90歳』樋口恵子著を発売します。

書名: 老~い、 どん! 2 どっこい生きてる90歳

著者: 樋口恵子(ひぐちけいこ)

定価: 1,540円(税込)

判型: 四六判 160ページ

ISBN: 978-4-8292-0974-5

発売日:2022年4月25日(月)

https://www.fujinnotomo.co.jp/book/essay/b2408/

超高齢社会の日本で、 平均寿命と健康寿命の差は、 およそ10年。 超高齢社会への提言を続ける樋口さんがこの10年を「ヨタヘロ期」と名付け、

自らもヨタヘロ宣言をした『老(お)~い、 どん! あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』から3年。 続編となる第2弾エッセイを出版します。

2022年5月に90歳を迎える樋口さんは、 まさにヨタヘロ期を突き進んでいます。 だれもがピンピンコロリを望むけれど、

実際はそうもいかない老いの現実を明るく生き抜くにはどうしたらよいか? 階段からの転落事故、 一族残党の墓じまいなど、

自らのヨタへロぶりと格闘しつつも「それでもどっこい、 生きることはおもしろい!」をまい進する日々を綴ります。

65歳以上が4割になる社会を目前にした今、 樋口さんが提言する“老いを明るく生き抜くヒント“がつまった本書は、 世代を超えて読みたい人生必読の書です。

盟友・坂東眞理子さん(昭和女子大学理事長・総長)との対談「ヨタへロ期のたしなみ」では、

「70代は老いの華」「小学校にジジババ食堂を!」「貧乏ばあさん問題」など、 老いのあとさきを収録

樋口 恵子 (ひぐち けいこ)

1932年生まれ。 東京大学文学部卒業。 東京家政大学名誉教授。 NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。 『大介護時代を生きる』(中央法規出版)、

『人生100年時代への船出』(ミネルヴァ書房)、 『老いの福袋』(中央公論新社)など著書多数。 隔月刊誌『明日の友』(小社)で老いの現実と覚悟を綴る「人生百年学

ヨタヘロ航海記」を連載中。

(第5章 対談 樋口恵子×坂東眞理子 ) ヨタヘロ期のたしなみ より

70代は老いの華

樋口 70代は「老いの華」ですよ。 もうすぐ90にかかろうとする私からすれば、 70代はいくらでも働けた時代です。

坂東 これは最高のメッセージです! とても力づけられました。

樋口 私、 ぽーんと花火を上げますから。

坂東 あとはちゃんとやれよ、 と(笑)。 樋口 そうそうそう。 花火だけは上げて死にますから、 形にしてくださいね。

ジジババ食堂をつくろう

樋口 85を過ぎて夫もいなくなると、 女性は低栄養状態になるのです。

坂東 食べものが女性高齢者の脆弱性を生んでいるのですね。 いま、 子ども食堂が話題になっていますが……。

樋口 同じように、 ジジババ食堂をつくろう!坂東 それをひとつの社会運動にしたいですね。

貧乏ばあさん解決法

樋口 「貧乏ばあさん」の問題もあります。

坂東 私は年金だけの生活より1週間に20時間でも働くことをおすすめしたい。 2000万円貯蓄をするより、 毎年100万円ずつ20年間稼ぐ。

その体力をつくっておく。 そういった用意のほうがよほど大事だと思います。

見果てぬ夢をみる

樋口 夢が叶うのが70代、 夢を引き継ぐのが90歳ね。

坂東 ぜひぜひ、 一緒にいろんなアイデアを実現させましょう。

(第4章 終いの人生の技法 より) 終活ならぬヨタ活について より

「終活」ということばは今や日常語として完全に定着しています。 高齢者が自分の死後の処理について周囲の人々が困らぬように相続やお墓の処理、

とりわけ終末期の医療のあり方について本人が指示しておくことです。 今回は、 その終活のほんの少し前、 健康寿命が尽きかけた、 私の言うヨタヘロ期をどう生きるか、

どのように社会とつき合うか、 の問題です。

私の言うヨタヘロ期は、 介護保険制度的に言えば、 要介護1,2の方が多いのではないでしょうか。 この高齢者たちが自分も地域住民の一人として仲間と顔を合わせ、

趣味に興じる。 年寄りが機嫌よく暮らせる社会は光ゆたかな社会と存じます。

ヒグチのプライベートを公開します! より

ワタクシ樋口恵子は、 現在ヨタヘロ期の真っ最中。 ヨタヨタヘロヘロしながらも、 毎日多くの人に支えられながら仕事を続けています。 ふだんは娘との二人暮らしで、

娘が出勤すれば一人になることも多いのですが、 週に2日は助手がわが家に。 シルバー人材センターの人たちも来てくれるのでとてもにぎやかです。

7時から8時のあいだに起床。 新聞3紙に目を通すことから1日が始まります。

月に2回、 リハビリ体操のパーソナルトレーニング。 少し贅沢だと思いますが、 この時間があるからこそ元気でいられるのです。

昼食後に少し休んでから仕事。 原稿を書いたり、 講演の内容を考えたり。 夕方までデスクワークです。

(目次より)

第1章 「年は取っても市民の一人」 老いて聴く力/卒寿われテクノローバの仲間入り

第2章 「長く生きる女性こそ、 わが身を大切に」

「わきまえ」と「蛮勇」の二刀流/真夏の朝の怪談(階段)・転落事故

第3章 「高齢者が主役になるために」 高齢者が当事者です/非力ではあるが無力ではない

第4章 「終いの人生の技法」 終活ならぬヨタ活について/行こか戻ろかヨタヘロ見舞い

第5章 「ヨタヘロ期のたしなみ」 対談 樋口恵子×坂東眞理子

人生相談コラム 1.母にデイサービスに行ってほしい 2.足腰をどのように鍛えていますか?

3.ひとりぐらしの友だちが心配です 4.妻の介護をしながら生きがいを見つけるには?

本書は、 隔月刊誌『明日の友』(小社刊)の連載「人生百年学 ヨタヘロ航海記」(2020年春・245号~2022年早春・256号)に、

書き下ろし4編を加えて再構成しました。

第1弾も大好評発売中!

笑いと共感の渦!! 発売から9万部超え

『老~い、 どん! あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』

樋口恵子 著

2019年12月刊行

健康寿命と平均寿命の間の約10 年間を「ヨタヘロ期」と呼ぶ著者が、 自身のヨタヘロぶりをユーモラスに綴るほか、 老いてなお自立して生きるための提言も。

大笑いしながら、 人生後半の生き方を考えずにはいられない、 著者渾身のエッセイです。

書名: 老~い、 どん! あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる

著者: 樋口恵子(ひぐちけいこ)

定価: 1,485円(税込)

判型: 四六判 160ページ

ISBN: 978-4-8292-0914-1

発売日:2019年12月10日

【読者ハガキより】

●筆者と同世代、 ひとり暮らしで要支援2です。 毎日出たとこ勝負の気持ちです。 読んで本当に大介護時代を感じました。

迷いながらも前向きにならなければと繰り返し読んでいます。 (88歳)

●樋口さんのユーモアを含んだ言葉遣いのうまさ「老いても楽しさ」が伝わってきます。

「ごはん友だち」「老人よサイフを抱け」「老いて安心パッド」「結婚生活は二幕の時代」はうまい!!です。 (75歳)

●これからはやりたいことを積極的に。 仲間と支え合いながら生きていきたい、 と力をいただきました。 (78歳)