アイリス株式会社、AIエンジニアの有安がGoogle運営のAIコンペプラットフォームKaggleにて単独でGoldメダルを受賞

AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都千代田区、 代表取締役:沖山翔、 以下アイリス)に所属するAIエンジニアの有安祐二が、

Googleが主催する世界最大のAIコンペプラットフォームKaggleにて単独でのGoldメダルを受賞したことをご報告いたします。

アイリスでは、 コンペティションに参加することで得られる知識・経験が社内の技術力向上・事業の発展に繋がるという考えから、

AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。 医療・航空宇宙・金融・美術などさまざまな分野の課題が投稿されるKaggleの中でも、

今回有安が参加したHappywhale – Whale and Dolphin Identificationは、

画像に表れた特徴を元にイルカとクジラを見分けるというコンペティションとなっております。 AI技術は汎用性、 応用性が非常に高いのが特徴です。 アイリスは、

本コンペを通して、 世界の海洋学の発展に貢献するだけでなく、 有安が身につけた技術を、 主軸事業である咽頭画像を中心とした画像解析AIにも活用し、

医療の発展に貢献してまいります。

有安はHappywhale – Whale and Dolphin

Identificationに参加した全1589チーム中6位と好成績を収めGoldメダルを受賞しました。 有安は単独での参加であり、

単独参加者に限ると2位の成績です。

また、 有安はこれまでにチーム参加でGoldメダルを3つ獲得しており、 今回の単独でのGoldメダルの獲得により、 Kaggle Grand Master

の称号認定まであとGoldメダル1つに迫ることになりました。

アイリスでは、 AIエンジニア吉原が2021年にKaggle Masterに認定されており、 また単独でのGoldメダルも既に獲得しているため、

2人のエンジニアが世界に約300人しかいない(※1)Kaggle Grand Master間近となっております。

なお、 4/28現在のランキングでは、 有安は全Kaggle参加者約18万人中57位(※2)、 吉原は140位(※3)と、

上位0.07%に入る高い技術力を持っております。

アイリスは今後もKaggle参加支援を続け、 力のあるAIエンジニアが技術研鑽し事業に還元できる仕組みと組織体制を整えて参ります。

有安 祐二のコメント

大変嬉しく思っています。 Kaggleの参加を応援してくれているアイリスにも日々感謝しています!

Kaggleで得た知見を業務で発揮し、 その業務で得た知見がまたKaggleにも活きるという良いサイクルが回ることで、

エンジニアとして圧倒的なスピードで成長出来ていると実感しています!

今回は業務領域と近い画像での個体識別のコンペだったこともあり、 すぐに業務に活かせる実践的な学びを得ることができました。

この経験をしっかりと共有して、 より強いチームを目指していきたいです!

CTO福田 敦史のコメント

最近のKaggleのコンペは実データを用いたタスクが殆どであり、 更に今回のコンペのように、 イルカやクジラの一部の画像から、 その個体を識別するタスクなど、

人間でも判別が難しい超難題のタスクが多いのが特徴です。

更に深層学習モデルは非常に汎用性が高く、 医療とは異なる領域のタスクで使われたモデルでも応用可能なため、 アイリスでは、

Kaggleで世界トップクラスのAIエンジニアと世界トップレベルでの難題を競い合うことで、 社内に閉じられた事業内の活動では得られない、

高度なデータサイエンスの理論や技術を習得できると確信しており、 実際に弊社の医療AIに適用することで、 精度を大きく向上させた実績も多数あります。

アイリスでは、 これからも有安、 吉原をはじめとしたAIエンジニアがKaggleのコンペに挑戦することを応援し続け、 そこで養われたデータサイエンスの直感力や、

技術力を今後のAI医療機器の開発に活かし、 世界の医療AIの発展に繋げてゆきたいと考えています。

Kaggleについて

Kaggle(カグル)とは、

Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。

Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、

マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、 世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。

医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、 分野全体に技術革新をもたらしています。

https://www.kaggle.com/

アイリス株式会社について

アイリス株式会社は、 「みんなで共創できる、 ひらかれた医療をつくる」をミッションに掲げ、 深層学習(人工知能技術)の技術を活用し、

医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。

現役医師でもある創業者沖山翔(東京大学医学部卒、 当社代表取締役)をはじめ6名の医師を含む8名の医療従事者、 厚生労働省・経済産業省出身者、

AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、 大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、 医療現場、

技術(ハードウェア・ソフトウェア・AI)、 法規制を深く理解したうえでAI医療機器をスピーディに開発する体制を構築しています。

2019年には経済産業省推進の「J-Startup」に選出されるなど高い評価を受けており、 2020年までに総額約30億円の資金を調達しています。

2020年に吉原が単独Goldメダルを獲得した際のリリースはこちらをご覧ください。

【URL】

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000035813.html

【会社概要】

会社名:アイリス株式会社(Aillis, Inc.)

事業内容:医療機器の研究開発・製造、 機械学習の技術開発

設立日:2017年11月

代表者:沖山 翔

所在地:東京都千代田区有楽町1丁目10番1号 有楽町ビル 11階

ホームページ:

https://aillis.jp

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】

アイリス株式会社 広報 田中・塩田

e-mail:[email protected]

※注釈

(※1)

https://www.kaggle.com/datasets/kaggle/meta-kaggle?select=Users.csv

のデータを元に当社が確認する限りの情報(2022年4月28日現在)

(※2)

https://www.kaggle.com/yujiariyasu

(※3)

https://www.kaggle.com/analokamus