72%が「新しい日本酒を表現している」と回答

~若者のための日本酒「CHILLな夜に癒しを得る」~ 若宮酒造株式会社(本社:京都府綾部市、 代表取締役:木内康雄)は、

新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされる中、 新たな市場を開拓するために「若者が飲みたい日本酒」を産学連携プロジェクトで開発。 学生の企画から、

今若者が感じる「Chill」を表現した日本酒「CHILLな夜に癒しを得る」を醸造し、 ECサイトを中心に販売を開始しました。

【プロジェクト内容】

日本酒の消費量は依然厳しい状況が続いており、 かつ「若者の酒離れ」も進んでいます。

若宮酒造では、 この状況を打開すべく「若者が共感する日本酒の開発」を目的として、 近隣の高校・大学と連携した産学連携プロジェクトを結成しました。

これが「若者が考える、 若者のための新しい日本酒づくり」です。

京都府綾部市の綾部高校農業科3年生が初めて栽培・収穫した酒米「五百万石」を使い、 福知山公立大学地域経営学部の学生が商品企画と酒づくりを担当、

京都工芸繊維大学デザイン専攻の学生がラベルデザインを担当して、 若者による若者のための日本酒づくりを行いました。

2022年3月に、 クラウドファンディングサービスCAMPFIREにて商品の先行販売を実施し、 114名から569,400円を売上ました。 今回は、

クラウドファンディングでの先行販売を経ての、 一般販売となります。

【商品コンセプト】

今の若者に日本酒のイメージを聞くと、 「おじさんっぽい」「悪酔いしそう」「まず飲まない」といった表現が返ってきます。

実際に、 今回のプロジェクトに参加した大学生も、 最初は日本酒には全く興味がありませんでした。

ただ、 きっかけを与えて日本酒を飲んでもらうと、 意外な反応が返ってきました。

「日本酒って美味しいんですね」

ちゃんと美味しい日本酒を飲んでもらえば、 若者にも日本酒の良さは伝わるのです。

だから今回は「学生が飲みたい日本酒」を、 学生自身に考えてもらいました。

日本酒に興味がない若者に興味を持ってもらうためには、 これまでとは異なるアプローチが必要です。

味に関しても、 ラベルデザインに関しても、 学生の若い感性を信じて託しました。

学生に伝えたのは「これまでの日本酒のイメージを一新する、 “新しい日本酒”を考えて欲しい」ということ。

そのオーダーに対して返ってきたのが、 今若者に流行っている「Chill」をイメージした癒しの日本酒でした。

クラシカルな日本酒特有の風味とは一線を画し、 最近流行りのフルーティーな香り高い日本酒とも異なる、 スッキリ爽やかな癒しをイメージした日本酒ということです。

「チルい」という言葉は、 三省堂が発表した「三省堂辞書を編む人が選ぶ今年の新語2021」で大賞を受賞するほどに、 注目される言葉となっています。

同新語大賞では「リラックスした様子だ」「落ち着いて気分がよい」という意味で紹介されています。 そんな、

今注目を集める「Chill」をコンセプトにした若者のための日本酒を、 学生の企画で醸造しました。

商品名は「CHILLな夜に癒しを得る」です。

【新商品「CHILLな夜に癒しを得る」とは】

新商品「CHILLな夜に癒しを得る」は、 「チルい」気分つまり「リラックスして気分がよい」時にマッチした日本酒です。

先行販売を実施したクラウドファンディングでの購入者アンケートでは、 72%の方が「“新しい日本酒”と感じる味」と回答しました(※)。

クラシカルな日本酒特有の風味や、 最近流行りのフルーティーな香りとは一線を画した、 「スッキリとした爽やかな風味」が特長。 今回企画した学生も、

クラシカルな日本酒独特の風味が苦手で、 かつ海外で人気の華やかな香りの日本酒とも異なる風味を求めていました。 ある種、

既存の日本酒のイメージの対極にある新しい風味の日本酒と考えています。

「スッキリとした爽やかな風味」は、 クラシカルな日本酒を苦手とする方でも飲みやすく、 ほのかな癒しを感じさせる香りが鼻に抜ける後味の感じは、

これまでの日本酒にも洋酒にもない新しい味覚にできたのではないかと考えています。

下記が、 実際に学生が作成した企画メモです。

飲み方も、 冷酒としてストレートで飲むのはもちろん、 炭酸で割ったり、 氷でオンザロックにしたり、 モヒートのようなカクテル風に飲むのもおすすめです。

これまでの日本酒の常識にあてはめず、 自由な飲み方で味わっていただける日本酒になっていると考えています。

三日月とサルが温泉につかっているラベルもデザイン専攻の学生によるデザインです。

クラウドファンディングでの購入者アンケートでは、 72%の方がこのラベルデザインに対して「若者らしさを表現できた」と回答しています(※)。

これまでの日本酒にはなかった、 ポップなイラストのデザインにより、 より多くの若者の興味を持っていただければと考えています。

商品誕生までの取り組みについては、 クラウドファンディングサービスCAMPFIREに詳しく記載しています。

https://camp-fire.jp/projects/view/561782

【実際に飲んだ印象~ユーザーアンケート~】

2022年3月にクラウドファンディングサービスCAMPFIREで先行販売を行い、 実際に飲んでいただいた感想をアンケートでお答えいただいていますので、

その一部をご紹介します。

※当商品のクラウドファンディング支援者に対して、 実際に飲んだ後に回答していただいたオンラインアンケート結果。

2022年4月に114名にアンケ―トを依頼し、 有効回答者数は25名。

実際にこの日本酒を飲んだ72%の方が、 「新しい日本酒を表現している」と回答する結果となりました。

ぜひ、 この新感覚の日本酒を、 ひとりでも多くの若者に届けたいと考えています。

アンケートの結果は、 下記のようになっています。

Q: この商品は、 新しい「日本酒」を表現できていますか?

⇒72%の方が「新しい日本酒を表現できている」と回答。

とてもできている:40%、 まあできている:32%

Q: 味は「チルい(癒しな)」感じでしたか?

⇒80%の方が「チルい(癒しな)」感じだったと回答。

とてもチルい(癒し)な感じだった:36%、 まあチルい(癒し)な感じだった:44%

チルい(癒し)感じに否定的な回答はゼロでした。

Q: 商品ラベルデザインの印象を教えてください

⇒72%の方がラベルについて、 「若者らしさを表現できた」と回答。

若者らしさを表現できている:72%、 新しい日本酒を表現できている:40%

【新商品「CHILLな夜に癒しを得る」の醸造について】

今回の「CHILLな夜に癒しを得る」は、 醸造という観点から見ますと杜氏泣かせのものでした。

クラシカルな日本酒や、 最近増えているワインのようなフルーティーな日本酒ではない、 「今までの日本酒のイメージを一新する味わい」ですから、

悩むのは無理ありません。

まず頭に浮かんだのは「酵母」をどうするかです。

これまで使ってきたものでは到底彼らの要望を再現できません。 さまざまな酵母を調べつくし、 吟醸酒の芳醇な香りの主成分であるカプロン酸エチルの生成は若干低く、

他の香り成分もそれなりに多いタイプの酵母にたどり着きました。

「麹」も、 「香りはそこそこで、 味はしっかり」という彼らの要求を吟醸で再現する必要があります。 大吟醸用の麹と同じ温度経過を取り、

米の中心までしっかりと菌をまぜ込ませ、 長期醪に耐えられるものとしました。 純米吟醸なのに大吟醸並みに手が掛かりました。

そのため、 「飲み飽きしない、 つまみを選ばない」スッキリしながらも、 後味でほのかな癒し系の香りが鼻に抜けるお酒になっているかと思います。

今回の日本酒「CHILLな夜に癒しを得る」が、 学生の想いのように「若者に受け入れられる新しいステージに上れれば」と願っております。

【プロジェクトの背景】

今回のプロジェクトは、 「酒の若者離れ」を食い止めるために、 「当事者である大学生が飲みたい日本酒をつくる」という発想からはじまっています。

日本酒市場は輸出が好調と言われていますが、 日本酒の消費量は依然厳しい状況が続いています。 国税庁の「清酒の課税数量の推移」を見ると、

ピーク時の昭和48年度(177万KL)に対して平成29年度はピーク時の1/3以下(53KL)にまで減少しています。

※出典:国税庁(

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2019/pdf/200.pdf

さらに、 「若者の酒離れ」も進んでいます。

厚生労働省「国民健康栄養調査」によると飲酒習慣率は、 1997年と2017年の20年間で、 男性は全ての年代で、 女性は20~30歳代で低下しています。

特に20~30歳代の若者においては、 男性が激減(20代16.2%、 30代24.9%)。 20歳代の女性は、 わずか3%となっています。

コロナ禍で苦境に立たされる酒蔵として、 このまま何もせずに世の中の流れに任せるのではなく、

「自分たちの力で新たな市場を開拓しなければ自分たちの酒蔵の未来はない」と行動することが大切であると考え、

若者と一緒に新しい日本酒を造るための産学連携プロジェクトを立ち上げました。

【商品情報】

商品名:CHILLな夜に癒しを得る

サイズ:300ml 及び 720ml の2サイズ

原料:米(五百万石)、 麹

アルコール度数:16%

希望販売価格:770円/300ml (税込) ・ 1,760円/720ml (税込)

【若宮酒造公式ECサイト】

「CHILLな夜に癒しを得る」は、 こちらの公式ECサイトでご購入いただけます。

https://wakamiyasyuzou.stores.jp/

【商品誕生までのエピソード】

クラウドファンディングサービスCAMPFIREに詳細を記載しています。 こちらをご確認ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/561782

https://camp-fire.jp/projects/view/561782

【会社概要】

会社名:若宮酒造株式会社

所在地:京都府綾部市味方町薬師前四

代表者:木内康雄

設立:大正九年

URL:

https://wakamiyasyuzou.moo.jp/

事業内容:日本酒製造販売

【本リリースに関するお問い合わせ先】

若宮酒造株式会社 担当:木内康雄

TEL:0773-42-0268

e-mail:[email protected]