夏に向けて「“カラダ作り”と歯の健康に関する実態調査」を実施“カラダ作り”のための行動がむし歯リスクに!?
~6月4日からの“歯と口の健康週間”をキッカケに今一度お口の健康に注意を~ モンデリーズ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区 /
代表取締役社長:福本千秋)は、 夏に向けて実施した「“カラダ作り”と歯の健康に関する実態調査」の結果を、
6月4日からの“歯と口の健康週間”※に合わせて発表いたします。 服装が軽装となり、 レジャーへ意欲も高まる夏の季節は、
多くの人が自分の体(体型)が気になりがちで、 運動や食事管理を 始めるにはぴったりの時期です。 一方で、 健康のために始めたにも関わらず、
そんな取り組みが口内の健康を損ねやすい結果になってしまうことも懸念されます。 外見への意識の高まりと同時に、
歯や口の健康ついて考えるきっかけとなればという思いから、 本調査を実施しました。 本リリースでは、 調査から見えてきた“カラダ作り”行動の中から、
そこに潜む“むし歯リスク”や注意すべき点を日本大学歯学部 「宮崎 真至」教授に伺いました。 宮崎教授のコメントと共に、
ぜひ今一度口内の健康について見直して頂ければと思います。
※厚生労働省、 文部科学省、 日本歯科医師会、 日本学校歯科医会が実施している週間 * 調査結果 抜粋
⚫ “夏”になると約7割が、 「体型が気になりがち(69.3%)」で、 「カラダ作りをしたい(76.8%)」
⚫ カラダ作りは2人に1人が健康的に「運動(53.6%)」を選択。 男女世代間で選ぶものにも特色が
⚫ 運動するときに口にするものは、 1位が「水(59.9%)」、 2位が「スポーツドリンク(39.4%)」、 3位が「プロテイン製品(33.1%)」。 一方で
「口にしない派」は約2割(20.6%)
⚫運動後のケア最上位が「水分補給(65%)」、 最下位の「オーラルケア(5.4%)」1割にも満たず
<<<日本大学教授 歯学部保存学教室修復学講座 宮崎 真至 先生>>>
「カラダ作り」のために行っている行動の中に潜むむし歯リスクにも注意を! 夏は活動的になる季節でもあり、 それに合わせて着衣も身軽なものになることから、
運動と食生活を通して、 「カラダ作り(健康・体型維持)」をしたいという気持ちは十分に理解できます。 しかしその中で、
「お口の健康」にも気をつけていただきたいです。 例えば、 “カラダ作り”を目的に多くの方が取り組む「運動」においては、 口呼吸による口腔内の乾燥により、
「歯をむし歯から」守るといった唾液の機能が低下することによるむし歯リスクや、 運動中のスポーツドリンクや炭水化物などの摂取による水分・栄養補給も、
むし歯リスクが高まると考えられます。 もちろん運動によって失われた水分や栄養、 エネルギーを補給することは体全体の機能を維持するためには必要なことです。 但し、
「カラダ作り(健康・体型維持)」のために行っている行動の中には、 口内がむし歯になりやすい状況になっているケースがあることを理解していただきたいと思います。
「歯と口の健康週間」をキッカケに、 ぜひオーラルケアについても今一度気にかけていただければと思います。
■ 調査概要
調 査 名:カラダ作りに関する調査
調査対象:現在カラダ作り(ダイエット、 トレーニング、 運動など)をしている全国の20-59歳の男女800名(性年代別で各100名を均等回収)
調査手法:インターネットでのアンケート調査
調査期間:2022年5月13日~5月16日
調査機関:株式会社アスマーク
* 調査結果 詳細
夏は、 「体型が気になりがち」な人も「“カラダ作り”をしたい」人も、 約 7 割!
【ご自身のカラダ作り(減量・体型づくり・体型維持)について】について調査したところ、「夏になると自分の体(体型)が気 になりがち」と答えた人は69.3%
[図1.]という結果でした。 さらに、 「(夏に向けて)カラダ作り(減量・体型づくり・体型 維持)をしたいと思う」と答えた人も76.8%
[図2.]にも及んだことから、 夏場の体型への意識とカラダ作りへ意欲向上の相関性がうかがえます。 性別・世代別で見ると、 中でも20代の女性が高く、
「夏になると自分の体(体型)が気になりがち」が80.0%、 「(夏に向けて)カラダ作り(減量・体型づくり・体型維持)をしたいと思う」が86.0%と回答。
[図3.]どちらも全体平均よりも上回る 結果となりました。
<宮崎先生からのコメント>
夏は活動的になる季節でもあり、 それに合わせて着衣も身軽なものになります。 それに合わせて身軽な衣服になるわけですが、 やはり体型には気を配ることになります。
体型維持あるいは体型維持をしたいという気持ちは十分に理解できます。 その一方で、必要な栄養を摂取することも忘れてはいけません。
食べることは生きることにつながるものです。 しっかり食べて健康に過ごすことは季節に関係なく必要なものです。
“カラダ作り”へのモチベーションは、 「健康派」と「体型維持派」が2TOP!
【カラダ作りのキッカケになったこと】について調査したところ、 1位が「健康でいたいから(55.1%)」、 2位が「体型を維持したい から(48.4%)」で、
続いて「かっこよく/キレイに見られたいから(35.3%)」、 「自分の体をみて太ったと感じたから (34.5%)」という結果となりました。 [図4.]
健康が最も重視されながらも、 自身をより磨こうという意欲が高い人も多いことがうかがえます。
<宮崎先生からのコメント>
健康であること、 そして人間として美しくあることはだれもが望んでいることです。 そのために体型を維持することも大切であり、
運動とともに食生活にも気を遣うことを大事にすることが理解できます。 もう一つ忘れてはいけないことは、 お口の健康です。 お口の健康は、
毎日の食事には欠かせないものとなります。 さらに、 周りの人と のコミュニケーションにおける会話をするためには、
言葉を発する口元はとても重要な器官となっています。 発音は唇・歯および舌な どの動きによってつくられるからです。 また口元は、
ヒトの表情を作る際に重要な部分となります。 このように考えると、「体型」だけではなく、 「口元」の健康・美しさもとても大切であると考えられます。
健康のためには定番の「体型」と「食事」。 さらに、 「オーラルケア」も約8割が注力!
【ご自身の体の健康を目的に、 普段から気をつけていること(するように心がけていること)】は、 1位が「体型(体重)(90.9%)」、
2位が「食事(食生活)(84.8%)」という結果でした。 そして、 「歯や口内環境(80.1%)」も上位の結 果となり、オーラルケアも約 8
割が心がけていることがわかります。 [図5.]
<宮崎先生のコメント>
健康の維持という問いに対して、 体重や食事に気を付けることが大切という考え方は、 現代を表しているような気がします。 食事は、
人生において欠かすことのできない喜びであり、 これを享受することが幸福につながるという考え方は現代の飽食の時代にはそぐわないものになっているのかもしれません。
一方、 歯や口内環境もまた気を付けるべきであるという考えも多くあり、 食事に対して気を付けているというのは、 単に量的なものではなく、
質的なものを求めているのだと考えられます。必要な栄養素をしっかりと 口内で咀嚼し、 そして必要な栄養素を取り込むことが重要であるという認識です。
カラダ作りは2人に1人が健康的に「運動」を。 しかし、 男女、 世代間でも特色が!
【普段、 ご自身のカラダ作り(減量・体型づくり・体型維持)を目的として実施していること】を聞いたところ、 「運動(ウォーキング、 ランニング、
その他スポーツなど)(53.6%)」が断トツに 1 位で、 2位「食事制限(回数・量・カロリーを制限する) (39.8%)」以降と差が開き、
カラダ作りの方法は健康的に体を動かす運動がメインという結果になりました。 [図6.]中でも、 「運動」に関して総合的に、 女性より男性に人気で、
さらに男性を世代別でみると、 「筋力トレーニング」は 20 代 47.0%、 30 代 52.0%、 「運動(ウォーキング、 ランニング、
その他スポーツなど)」は 40 代 72.0%、 50 代 69.0%で、 年代によって取り入れるものの違いがみられました。 一方、
女性は約半数の人が「食事制限(回数・量・カロリーを制限する) (45.8%)」と回答し、 女性は食生活への意識が高いということがうかがえます。 また、
女性で「水分をたくさん摂る」と答えた人 は 20 代が 50.0%、 30 代が 47.0%と約半数で、
他世代と比べて積極的に水分摂取をしているという特色が確認できました。
<宮崎先生のコメント>
運動することの重要性は、 多くの国民が認識していることを示している結果であると思います。 この中で食に関しての回答がいくつかあったのが興味を引くところです。
食育という観点からは、 毎日特定の食品を偏ることなく、 朝食を含めて3食を、 そして家族で食事を楽しむことが大切であることが喧伝されています。
食べることの楽しみは人間が生きる上でもとても大切なものです。 口でものを食べることの喜び、 味わうことの喜び、
そして食べることで得られる栄養を享受することの喜び、 これらを感じることも大切なものとなります。
食べることを司る口腔内の健康の維持は体づくりの基本となると思います。
大半が「運動しながら経口で水分・栄養補給している」、 摂取する飲食物がむし歯リスクに!?
【運動の時水分や栄養補給として、 食べているものや飲んでいるもの】を聞いたところ、 「水(59.9%)」を半数以上の人が取り入れている他、 「
スポーツドリンク(39.4%)」、 「プロテイン製品(ドリンクや食品など)(33.1%)」、 「おにぎり (15.7%)」、 「大豆・大豆製品(15.7%)
」と続いていく結果となりました。 自分のカラダや目的に沿って選んでいる様子がうかがえます。 一方で、 「なにも摂っていない(20.6%)」人も一定いることから、
注視したい結果になりました。 [図7.]
<宮崎先生のコメント>
スポーツをしているときの水分補給はその程度によって異なるものの、 必要不可欠なものとされています。 多くの人は水を飲むことで 補給していますが、
少なからずの人はスポーツドリンクやフルーツジュースなどを摂取していることが示されています。 水分補給は必要ですが、
汗をかいて唾液分泌が減少する状況で酸性の飲食物を摂取することは、 歯の表面から無機質成分を流出させることにつながる可能性が大きくなります。 すなわち、
口内がむし歯になりやすい状況になることを意味しています。 また運動中の炭水化物の摂取は、 細菌により生じた酸で口内が酸性に傾くことから、
これもまたむし歯を生じさせる原因につながります。 健康増進のために行っているスポーツですが、
摂取する飲食物によってはむし歯になるリスクがあることを知る必要があります。
運動後のケア、 「オーラルケア」は1割にも満たず最下位! オーラルケアにも気をつけて!!
【普段、 運動後の 30 分以内に行っていること】を聞いたところ、 「水分補給(水、 ドリンク剤など)(65.0%)」で半数以上と いう結果。
次いで「筋肉のケア(ストレッチやアイシングなど)(28.0%)」「栄養補給(サプリ、 食事など)(21.6%)」とい う順となりました。 さらに、最下位は「
オーラルケア(5.4%)」であり、 ごく少数でした。 約 8 割がオーラルケアを気にかけているという結果([図5.])と見比べると、
意識が向いていても実際にはおざなりになっている傾向が、 今回の調査で読み解けます。 [図8.]
<宮崎先生のコメント>
運動後の水分補給が大切であることは、 皆さんが認識していることであることが理解できます。 一方、
お口の中の状況がどのようになっているのかに関しても理解してもらいたいと思います。 激しい運動をすると口呼吸になり、 口内が乾燥してくるものです。 口内の乾燥は、
口呼吸によるものと発汗に伴う唾液分泌の低下も影響しています。 この唾液分泌量の低下は唾液の持っているお口を守る機能の低下をも意味することになります。 唾液は、
その流れによって口腔内を洗浄する作用、 口腔粘膜を保護する作用、 歯をむし歯から守る作用などを有しています。
運動によって失われた水分を補給することはもちろん体全体の機能を維持するためには必要なことです。 これに加えて、 口内
がむし歯になりやすい状況になっていることを理解していただきオーラルケアについても気にかけていただければと思います。
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