アイリスグループ 2020年度決算速報
アイリスグループの2020年度決算(12月)は、 売上高6,900億円、 経常利益9.0%、 アイリスオーヤマ株式会社は、 売上高2,185億円、
経常利益12.4%の見込みです。
■2020年度決算予想(速報値)
■決算概要
アイリスオーヤマを含む29社のグループ総売上高は、 過去最高の6,900億円(前年比138%)、 経常利益9.0%で増収増益となる見込みです。
昨年、 世界的な新型コロナウイルスの感染症拡大や長期化に伴い、 中国の大連工場と蘇州工場の2拠点に加えて、 宮城県角田工場へマスク生産設備を導入し、
日本国内で2億3千万枚/月を供給できる体制を構築しています。 加えて、 医療機関で不足している「医療用N95マスク」と、
現在も品薄状態が続いている「除菌ウェットティッシュ」の生産設備も同工場内に導入し、 今秋から稼働する予定です。 また、 アメリカ、 フランス、
韓国の各工場においてもマスク生産設備を導入し、 グローバルで約5億枚/月の供給体制を構築しています。
国内では、 新型コロナウイルス感染対策の需要によるマスクやサーキュレーター、 巣ごもり需要による液晶テレビや電気圧力鍋などの生活・調理家電、
テレワーク需要によるデスクやチェア、 ディスプレイモニターなどの商品売上が好調に推移しました。 また、 BtoB事業では、 AIサーマルカメラ、
デスクスクリーンなどの感染対策商品の発売、 新規参入した「IoTソリューション事業」ではAIカメラ、 AI除菌清掃ロボットの発売により、
事業基盤を強化しました。 加えて、
6年連続7回目の省エネ大賞を受賞した当社独自の無線照明制御「LiCONEX(ライコネックス)システム」により様々な情報機器と連携でき、
これまで可視化できなかった多様なデータを収集、 蓄積することで、 売り場分析や労働環境の最適化、 省人化等にも貢献しています。
海外では、 ネット通販を中心に順調な売上と利益を達成しています。 2020年11月にはアメリカ「ペンシルベニア工場」が本格稼働し、
中国「天津工場」も2021年6月に竣工予定で、 海外でのネット通販に対応した物流・供給体制をより強化していきます。
今年は、 富士小山工場での飲料水事業が本格稼働し、 角田工場のパックごはんの増設、 つくば工場第2倉庫の増設など積極的な投資を行うことで、
2022年グループ売上高1兆円に向けた供給体制を構築します。
2021年度は、 グループ売上高8,500億円(前年123%)、 アイリスオーヤマ単体売上高2,800億円(前年128%)の達成を目指します。
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