人が多く集まる公共施設や病院の待合室などの室内空間におけるウイルス・細菌の抑制に適した光触媒除菌脱臭機の販売開始
~小澤征爾音楽塾演奏会での安心、安全な環境づくりに貢献~ 日立チャネルソリューションズ株式会社(代表取締役 取締役社長:八木 鉄也/以下、
日立チャネルソリューションズ)は、 光触媒(*1)技術を活用した据え置きタイプ光触媒除菌脱臭機を、 6月15日より販売を開始します。
本製品は高い除菌・脱臭効果をもつAPSジャパン株式会社製の光触媒フィルター「ALMION」(*²)を搭載し、
大型のクロスファンにより装置内に取り込んだ空気を大風量で循環することで、 広範囲の空気中の細菌やウイルスなどを二酸化炭素と水に分解するため、
公共施設や病院の待合室などの人が集まる場所での安心な環境づくりに適しています。
また、 世界的な指揮者である小澤征爾氏が主宰する音楽塾の演奏会で感染症対策に利用されました。
* 据え置きタイプ光触媒除菌脱臭機について
日立チャネルソリューションズは、 2020年10月にコンパクトタイプ光触媒除菌脱臭機の展開を開始しました。 今回、 広範囲の空間除菌・脱臭のニーズに応えて、
据え置きタイプ光触媒除菌脱臭機を開発しました。
本製品は、 当社のコンパクトタイプ製品を含めた光触媒除菌脱臭機において、 病院や介護施設を中心に10,000台以上の導入実績がある「ALMION」を搭載し、
高い除菌・脱臭効果により安心な環境づくりに貢献します。 フィルターに自浄作用があるため、 フィルターの洗浄などのメンテナンスが不要で、 強力な効果が持続します。
大型のクロスファンを搭載することで、 適用100m²(*³)の広範囲な環境での使用を可能にし、 会議室や介護施設、 病院の待合室、 学校、 学習塾、
ホテルのロビーなど、 人が多く集まる広い空間への設置に適しています。
また、 当社の除菌脱臭機に搭載している光触媒技術「ALMION」は、
このたび「第8回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」(*⁴)のSTOP感染症大賞でグランプリを受賞し、 感染症対策として高い性能を評価されました。
<注釈>
* ¹:光を吸収して化学反応を促す物質の総称。 光が当たると酸化還元反応を促進することから、 有機物や細菌を分解することが可能。
* ²:「ALMION」はAPSジャパン株式会社の登録商標または商標です。
* ³:高さ2.4mの空間での空気循環の自社実験結果。
*
⁴:「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」は次世代に向けた強靭な国づくりなどに貢献する技術・製品開発などに取り組んでいる先進的な企業・団体に与えられます。
主催のレジリエンスジャパン推進協議会は、 産・学・官・民からなる団体で、 政府と連携して国土強靱化への理解の促進、 普及・啓発を行っています。
「第8回『ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)』 受賞者発表」
https://www.resilience-jp.biz/2022/04/27
* 今後の取り組み
日立チャネルソリューションズは、 これまで培ってきたセルフサービス機器などのセンシング技術やメカトロ技術などをベースに、 タッチレス、 リモート、
セルフ化などを支援するソリューションを拡充してきました。 さらに、 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、
当社では空中入力装置をはじめとするタッチレスソリューションやUV-C除菌機などの除菌製品など感染症の拡大防止対策に貢献する製品の開発・提供を進めてきました。
今後も現場のニーズを取り入れながら利用者の声に寄り添った製品開発を展開するなど、 安心安全な生活環境サポートに取り組んでいきます。 *
据え置きタイプ光触媒除菌脱臭機の特長
1. 菌、 ウイルス、 ニオイなどの有害物質を分解
・光触媒を活用したフィルターによる高い除菌・脱臭効果により、 菌やウイルスの活動を抑制します。
風量MAXで、
1m³内のアセトアルデヒドを約3分で90%以上除去(APSジャパン株式会社での実験結果)
風量MAXで、 1m³内のアセトアルデヒドを約3分で90%以上除去(APSジャパン株式会社での実験結果)
風量MAXで、
1m³内の特定のウイルスを約5分で99%以上除去(日本繊維製品品質技術センターでの実験結果)
風量MAXで、 1m³内の特定のウイルスを約5分で99%以上除去(日本繊維製品品質技術センターでの実験結果)
(※試験結果は、 試験環境における光触媒の効果を示すものであり、 実環境での本製品の性能を示すものではありません。 )
2.持続する分解効果によりメンテフリー
・フィルターは、 光触媒の働きで自浄作用があるため交換の手間がかかりません。
継続的にアセトアルデヒドなど臭いの成分を取り除くことができます。
3.広い空間に適用可能
・クロスファンを用いた構造で、 100m2(約60畳)の部屋の空気を約30分で循環できます。
(※高さ2.4mの空間で、 空気の循環を確認。 自社実験結果)
製品内部での空気循環のイメージ
製品内部での空気循環のイメージ
4.クリーンで高い安全性
・装置の内部で、 有害物質を二酸化炭素と水に分解し、 周囲の人にも安全です。
5.空気のモニタリングが可能
・PM2.5、 二酸化炭素濃度などをモニタリングします。
6.静音動作
・稼働音は約31dB。 図書館内と同等レベルの静かさです。
* 使用イメージ
* 据え置きタイプ光触媒除菌脱臭機に関するウェブサイト
https://www.hitachi-ch.co.jp/products/clean/002/index.html
* 概略仕様
* 小澤征爾音楽塾での採用について
本装置は、 小澤征爾氏が音楽監督を務める、 「小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVIII J.シュトラウスII世:喜歌劇「こうもり」ROHM CLASSIC
SPECIAL」のリハーサル、 公演時のオーケストラピットや控室での内での感染対策の一環として用いられ、
演者やスタッフの皆さんが安心して活動できる空間作りに利用されました。
本イベントの感染症対策担当の防衛医科大学防衛医学研究センターの加來教授に、 本製品の、
取り込んだ空気を装置内部で除菌することで楽器を取り扱う場でも安心して使用できる点を評価していただき、 今回の採用に至りました。
* 株式会社 ヴェローザ・ジャパン* 代表 小澤 征良氏 コメント
「目に見えないウイルスを相手に、 出演者やオーケストラ、 大道具さん、 小道具さん、 メイクさん、 床山さんなどの舞台制作スタッフ総勢約250人に5週間、
感染者を出さないよう日々最大限に気をつけていました。 コロナ禍で公演を無事すべて完走させることは、 普段のオペラ制作の緊張感に加えて、
あらたな大きなプレッシャーとして製作チームにのし掛かっていました。 目に見えないウイルスを相手にすることは気持ち的にはオペラ・プロジェクトというより、
まるで宇宙ミッションに関わっているみたいでした。 そんな中、 リハーサル現場や楽屋、 オーケストラピットに除菌脱臭機を入れていただけて、 言葉にならないほど、
心強かったです。 おかげさまで、 全公演、 無事に一人も感染やキャンセルも出さず、 全公演を完走できました。 」
*小澤征爾音楽塾公演 企画・制作会社
* 小澤征爾音楽塾 感染対策アドバイザー 防衛医科大学校 防衛医学研究センター 教授 加來 浩器氏 コメント
「オペラを安全・安心に行うためには、 抗ウイルス効果はもちろんのこと、 楽器に影響がなく、 静音性にすぐれた空気清浄機が必要でした。
ALMIONを搭載した空気清浄機を使用させていただき、 無事公演を終えることができました。 」
* 日立チャネルソリューションズについて
日立チャネルソリューションズは、 ATMをはじめ金融オートメーションのパイオニアとして、 100を超える国と地域で製品・サービスを提供し、
金融機関等における効率化やサービス向上に取り組んできました。 金融、 流通、 公共・交通分野に加え、 メカトロ技術を活用した自動化・ロボットソリューションで、
建設、 警備業界、 ヘルスケアなどの新規分野に事業を展開しています。 日立グループとのさらなる連携強化により、
LumadaのAIやアナリティクスなどのデジタル技術・ノウハウを活用し、 複雑でより高度なお客さま課題への対応、 新たな価値創出支援を図っていきます。
詳しくは、 日立チャネルソリューションズのウェブサイト(
https://www.hitachi-ch.co.jp/)をご覧ください。
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