JTBタイランドがタイ国スリン県観光推進協会の協力のもとオンラインツアーを無料開催
コロナ禍で窮地に立つ象と象使いを守るため、 象と人が持続可能な共存をめざす新たな観光の基盤づくりに取り組んでいます。 その一環として、
日本の皆様へタイおよびスリン県の現状と文化を紹介する無料オンラインツアーを開催します。
スリン県観光推進協会の皆さん
■コロナ禍で窮地に立たされた、 タイ・スリン県の象と象使いの現状
70年前に約5万頭いたタイの象のうち、 野生象は2007年頃に約1,500頭まで減少しました。 保護政策により、 野生象約3,500頭、
飼育象約4,000頭の計約7,500頭まで回復しましたが、 現在も絶滅危惧種に指定されています。
世界的なパンデミックの影響で各地の動物園やエレファントキャンプでは経営が行き詰まり、 約300頭の象と象使い、 その家族が故郷スリン県の象村に帰っていきました。
国やスリン県は餌代を補助していましたが、 多くの象が戻ってきたため、 十分な支援が難しい状況となっています。
2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられているように、 絶滅危惧種を保護し、 人と動物が共存しながら生物の多様性を維持するには、
動物が暮らすことができる森が今なお減少し続けている状況下、 並々ならぬ努力と忍耐が必要です。
■JTBタイランドの取り組み~象と人間が共存するサステナブルな観光をめざして~
JTBタイランドは独立行政法人国際協力機構(JICA)とタイ内務省コミュニティ開発局によるD-HOPEプロジェクト(コミュニティ起業家振興プロジェクト)のイベントへの参加をきっかけにスリン県観光推進協会と交流をもち、
象と象使いの窮地を知りました。 タイに根づき観光に従事する立場としてスリン県の現状を日本の皆様に伝え、 タイに興味を持っていただき、
将来的にスリン県を訪れるきっかけになることを願い、 無料オンラインツアーを開催いたします。
この無料オンラインツアーでは、
スリン県をはじめとしたタイ各地に関するタイ内務省コミュニティ開発局の持続可能な取り組みであるOTOP(オートップ:タイ版一村一品運動)や、 文化や風習、
特産品、 郷土料理などを紹介します。 また、 出演する象使いのスックシーファミリーは、 象にとってもストレスが少ないスリン県で象と共に暮らし、
国内外からの観光客が象に会いにスリン県を訪れるようになるよう観光の基盤づくりをめざしています。
年に一度の象祭り開催期間だけではなく平準化して誘客をめざすスリン県での政策とも一致しており、
象と人との共存および生物多様性の維持をめざした持続可能な観光に取り組む重要な決断です。
この取り組みが多くの象や象使いに持続可能な象と人との共存への第一歩を踏み出す勇気を与え、 新しい観光のあり方の道標となるよう努めてまいります。
オンラインツアー出演のスリン県の象使いスックシーファミリー
【無料オンラインツアー概要】
ツアー名 :タイ最大の見本市 “OTOP”MID-Year2022会場で各地の名産品をオンラインで楽しもう!!
実施日時 :6月11日(土)13:00 ※日本時間
ツアー内容:タイ内務省コミュニティ開発局主催のタイ最大の見本市OTOP(オートップ:タイ版一村一品運動)
会場でスリン県をはじめ持続可能なタイ国内各地の名産品を紹介します。
ツアー詳細・予約:
https://www.mybus-ap.com/tour-detail/VELTRA-172405
ツアー名:タイ東北(イサーン)料理で外せない!本場“ソムタム”の作り方を教えます!&スリンの象村から仔象“クリームちゃん”が生出演
実施日時 :6月25日(土)11:00 ※日本時間
ツアー内容:スリン県象村よりタイ東北の郷土料理“ソムタム”の作り方の紹介と、
象にとってもストレスが少ない人と象との持続可能な共存に挑戦中の象使いスックシーファミリーの仔象クリームちゃんが出演予定です。
ツアー詳細・予約:
https://www.mybus-ap.com/tour-detail/VELTRA-172518
■一般のお客様からのお問合せ先
JTBタイランド DPSチーム
TEL: +66-2230-0400 内線100
E-mail: [email protected]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません