仏・ロレアル 「BOLD FEMALE FOUNDERS」を設立 女性起業家のスタートアップへ投資
FOUNDERS」を設立 女性起業家のスタートアップへ投資 ロレアルのベンチャーキャピタルファンドである「BOLD」によって展開。最初は2,500
万ユーロの資金を投入 世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)は、 現地時間2022 年 5 月 25 日、
女性がリードするスタートアップの支援を目的とした「BOLD FEMALE FOUNDERS」の取組みの開始を発表しました。 本取組みは、
ロレアルのベンチャーキャピタルファンドである「BOLD (Business Opportunities for L’Oreal
Development)」によって展開され、 最初は2,500 万ユーロの資金が投入される予定です。 「BOLD FEMALE FOUNDERS 」は、
ブランド、 ビューティテック、 バイオテクノロジー、 グリーンサイエンスなど、 より広いビューティーエコシステムに関わる世界中の投資機会に焦点を当てます。
このベンチャーや起業家への資金提供は、 ジェンダー平等を推進する当社グループの戦略的コミットメントと合致するものです。
「ロレアルは長年にわたり、 「ロレアル―ユネスコ 女性科学賞」や「WOMEN 4
CLIMATE(女性のための気候変動イニシアチブ)」といったロレアル財団との数多くの取組みやプログラムを通じ、 女性のエンパワーメントに取り組んでいます。
BOLD FEMALE FOUNDERS は、 信じられないほど低い水準に留まっている女性起業家へのベンチャー投資を促進することを目的としています。
「情熱あふれる女性創業者たちが、 起業の過程で直面する不平等の解決を通し、
ロレアルのセンス・オブ・パーパスである『世界をつき動かすような美の創造』を現実のものにしていきます」とロレアルの最高経営責任者(CEO)であるニコラ・イエロニムスは述べています。
「現在、 ベンチャーキャピタルファンドBOLDで投資しているスタートアップのうち、 30%が女性により率いられています。 BOLD FEMALE
FOUNDERS によって、 ベンチャーキャピタルへの投資を加速させ、 女性の起業家たちを支援したいと考えています」
BOLDの最高戦略責任者(CSO)であるグゼル・イシュマトヴァは、 次の通り述べています。
「ベンチャーキャピタル業界がより包摂的になることは、 過小評価されてしまっている女性起業家へより多くの機会が与えられることを意味します。 実際、
女性が率いるスタートアップは、 資金調達額が少ないにもかかわらず、 常に高い業績を上げています。 BOLD FEMALE FOUNDERSは、
次世代の女性起業家の創造性と才能への投資を通し、 ゲームチェンジャーとなりたいと考えています」
ロレアルグループは、 特にそのエコシステムのなかで、 女性の大義を支援するために動いています。 BOLDによる今回の戦略的投資は、
女性の公平とエンパワーメントに対するロレアルの長年のコミットメントにおける最新のステップです。
ロレアルについて
ロレアルは、 100 年以上にわたって美に専念してきました。 35[1]の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリ オにより、 グループは
2020 年に 279 億 9000 万ユーロの売上高を達成し、 世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。 世界 有数のビューティーカンパニーで
あるロレアルは、 マス市場、 百貨店、 調剤薬局・ドラッグストア、 ヘアサロン、 トラベルリテール、 ブランドリテール、 E コマースなど、
あらゆる流通ネットワークに展開しています。 研究とイノベーション、 そして 4,000 人の研究専任チームは、 ロレアルの戦略の中核であり、
世界中の美への熱望を叶えるために活動していま す。 ロレアルは、 2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げ、
より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステム を強化 することを目指しています。
日本ロレアルについて
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、 1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2021 年末時点 での社員数は、
2,270 人、 2021 年 12月現在の取り扱いブランドは 18 です。 化粧品の輸入、 製造、 販売、 マーケティングを行っています。
日本はロレアルグループのなかで戦略的拠点のひとつであり、 マーケティングならびに営業拠点のほか、 研究開発所(日本ロレアル
リサーチ&イノベーションセンター)と製造工場(株式会社コスメロール)とシュウ
ウエムラとタカミの2つのブランドの本社組織(商品企画やグローバル展開施策を策定する組織)を有しています。
[1] L’OREAL Annual Report 2020 に基づく
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