新編集長就任/ニュース・情報サイト「AERA dot.」、季刊小説誌『小説トリッパー』
dot.」、季刊小説誌『小説トリッパー』 株式会社朝日新聞出版(東京都中央区)が運営し、 今年で10周年をむかえるニュース・情報サイト「AERA
dot.」の新編集長に鎌田倫子が、 1995年に創刊され、 小説の面白さを追求するという思いのもと刊行を続け、
今年で27年になる季刊小説誌『小説トリッパー』の新編集長に山田京子が就任いたしました。
2012年10月に「dot.」として開設され、 2017年4月にリニューアルした「AERA dot.」は、
『AERA』や『週刊朝日』など朝日新聞出版の雑誌や書籍のコンテンツと、 webオリジナル記事で構成するニュース・情報サイトです。報道だけでなく、 教育・ライフ、
エンタメ、 スポーツ、 ヘルスなど、 欲しい情報がわかりやすく取り上げられており、 ニュースサイトとしては女性ユーザーが多いという特徴があります。
編集方針で明確にしたのは、 扱うジャンルは問わないものの、 30代40代の現役世代に向けたサイトにするということ。 その世代に必要とされる情報や、
新しい視点を発信していきます。
「AERAはラテン語で時代という意味。 webの世界で、 今の時代を作っている現役世代にとっての『相棒』を目指します」。 そう話すのは、
新しく編集長に就任した鎌田倫子さんです。
現役世代の読者を意識して、 子育てや教育に関する情報も提供。 ニュースに関しては、
身近なテーマや話題を独自の切り口や視点で取材する「特集」を充実させていく予定です。 また、 出版社の強みを活かし、 「AERA
dot.」編集部が厳選した一般書やビジネス書、 新書のダイジェスト版や、 本に関する記事が読めます。 また、 毎週月曜日には、
芸能界最強の占い師であるゲッターズ飯田さんによる「五星三心占い」も配信。
「ニュース記事で大事にしたいのは、 『未来への視点』があること、 読者が『共感』できること、 世の中の正しさに寄り添っていること、
読んで明るい気持ちなれること。 明日への一歩を踏み出す背中を押し、 足元を照らす、 そんなサイトを目指します」(鎌田さん)。
鎌田倫子
宮城県生まれ。 千葉大学文学部卒業。 地方新聞の記者を経て、 朝日新聞出版に入社。
『AERA』の記者、 『週刊朝日』と「AERA dot.」のデスクを務めたのち、 現職。
(撮影/写真映像部・東川哲也)
■情報・ニュースサイト「AERA dot.」
https://dot.asahi.com/index.html
1995年に創刊された「小説トリッパー」は、 純文学やエンターテインメントを問わず、 とにかく小説の面白さを追求するという思いのもと刊行を続け、
今年で27年になります。近年では、 2019年春季号に一挙掲載された今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』が芥川賞を受賞。
これは朝日新聞出版にとって朝日新聞社時代を通しても初の受賞となる、 喜ばしい出来事でした。
「今村さんの結果も後押しとなり、 現在では期待の新鋭作家による一挙掲載に力を入れています。 最近ですと、
佐原ひかりさん『人間みたいに生きている』(22年春季号・276枚)、 小川哲さん『君のクイズ』(22年夏季号・274枚)、
櫻木みわさん『カサンドラのティータイム』(22年夏季号・218枚)を掲載。 いずれも時代を丁寧に切り取った、 たいへん読み応えのある作品です」と、
新しく編集長に就任した山田京子さんは話します。
今までは季刊誌として紙の出版のみでしたが、 4月より新しく「web TRIPPER」も立ち上げました。 中山七里さんの『特殊清掃人』をはじめ、
これからも連載小説が立ち上がる予定だといいます。
「紙版とは違って短いスパンで連載を読むことができるため、 仕事終わりや少しリラックスした時間ができた際にでも、 ご覧いただけますと嬉しいです」(山田さん)
小説以外にも朝日新聞出版が発行する文芸書の情報や注目の作家インタビューなど、 面白いコンテンツも増やしていく予定であり、 「さらに広いフィールドで、
新しい書き手が活躍するメディアに育てていければと考えています。 単行本や文庫の最新情報をはじめ、 webだけで読める小説連載など、 随時公開していく予定です。
弊社の文芸書の魅力をもっと知っていただければと思っています」(山田さん)
■小説トリッパー
https://publications.asahi.com/ecs/25.shtml
■web TRIPPER
新風を巻き起こす朝日新聞出版の媒体に、 これからもご期待ください。
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