<GEヘルスケア・ジャパン:セミナーレポート>ポケットサイズ超音波診断装置 身体診察の在り方を変革するために
~Vscanシリーズ国内累計出荷台数1万台を超えて日本の医療現場で活用~ 医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、
GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、 代表取締役社長兼CEO:多田荘一郎)は、
ポケットサイズの超音波診断装置Vscanを2010年より国内で提供を開始し、 「医療が社会に溶け込む」を実現すべく取り組んで参りました。
昨今ではコロナ禍を機に、 課題として改めて浮き彫りになったエコー研修のリモート化の枠組みをVscan を通じて提供開始するなど、
質の高い医療の提供を支援する多角的な取り組みもリードしています。 この様な中で、 身体診察の情報量の増加を促し、 より質の高い医療の提供に貢献するVscan
の活用は増加の一途にあり、 2022年6月、 国内累計出荷1万台を超えるなど、 病院のみならず診療所や在宅、
さらには救急や災害医療など様々な領域で活躍される医療従事者の皆様に日々の診療で活用いただいております。
日本でエコーの活用が進む背景
高齢化が急激に進む日本では、 へき地や過疎地のみならず、 都市部においても訪問診療や在宅看取りへのニーズが拡大しており、
救急医療も含めた医療体制全体の効率化や地域の医療連携の重要性が高まりを見せています。 在宅・救急医療に加え、
自然災害の多い日本では災害医療への迅速な対応も課題としてあり、 現場への持ち運びが容易かつ、 その場で精度の高い検査を可能にする医療機器が求められていました。
このような中でGEヘルスケアでは、 非侵襲かつリアルタイムに精密な検査を実現するポケットサイズ超音波診断機器の開発を進め、 聴診器のように医師の身近で活用され、
患者さんが求める高度で安心な医療の提供に貢献できることを目指しています。
医療従事者や患者さんのニーズに応え進化し続けるポケットエコー
GEヘルスケアではVscan シリーズの提供を開始して以来、 日本の医療従事者の皆様との度重なる意見交換を通じて、
医療現場の様々な知見やアドバイスを寄せていただいます。 更に在宅や災害地など様々な医療現場で活用が進む中、 POCUS(Point Of Care
Ultrasound:患者さんのベッドサイドで行う超音波検査) における超音波検査技術教育への支援を求めるお声を多数いただくようになり、
コロナ禍などの非常事態にも対応できる技術教育の遠隔支援機能を開発し、 「Vscan Air」を通じて近日中に提供を開始する予定です。
エコーのトレーニングは一般的に会場に集合し実施するものですが、 コロナ禍で一堂に集まることが困難という状況にあり、
更に日々多忙な医療従事者の皆様には会場への移動も難しいということが多々あります。 この新機能をご利用いただくことで、
オンラインで遠隔地の講師・参加者とシームレスにリアルタイムで連携し、 対面で行うと同様に実技訓練を受けることができます。 GEヘルスケアでは、
質の高い医療を下支えする技術教育の重要性を認識し、 新技術獲得を支援する新たな教育の機会を提案するなど、 教育面でのサービス提供にも取り組んでいます。
この度、 国内累計出荷1万台目のVscanをご導入いただいた医療法人社団心愛会 TOWN訪問診療所 理事長の木下幹雄先生(東京都昭島市)は、
都内で運営されている4つの診療所を通じ、 都内の幅広いエリアの訪問診療にご尽力しておられます。
在宅におけるポケットエコーの活用について以下のようなお言葉を寄せてくださいました。
「ポケットエコーは創傷治療に欠かせない医療機器で、 日々の診療を支える重要なツールだと感じます。 日本では急速に進む高齢化や糖尿病患者さんの増加によって、
ご自宅で床ずれや足のトラブルなど、 キズを抱えた患者さんの増加が著しいと言われており、 私も外来にてキズでお困りの患者さんを多数診てきました。
この様な患者さんにとって通院は困難で、 ご家族の協力を得てなんとか通われているという状態だったことから、
自宅でも専門的な創傷治療を受けられるよう訪問診療に取り組んでいます。 」
医療法人社団心愛会TOWN訪問診療所 理事長の木下幹雄先生
GEヘルスケアでは、 日々多忙を極める医師の皆様が煩雑な手続きや時間をかけることなく従来の医療機器とは異なる情報提供・サポート体制を強化してきました。
専用ウェブサイト、 デジタルを活用した顧客サポートの一環で、 認証されたスタッフによるオンラインデモンストレーション(説明会)を取り入れるなど、
個々の医師の異なるニーズや質問、 課題解決にタイムリーに対応するシステムの充実に注力しています。
当社代表取締役社長兼CEOの多田荘一郎は、 次のように述べています。 「高齢化に伴う運動機能の低下によって通院が困難であったり、
自然災害の多い日本において医療が必要とされる場面が広がっており、 『医療が患者さんに近づく』ことに貢献する技術が求められています。
GEヘルスケアでは実践的先駆者としてイノベーションを牽引すべく、 超音波診断装置の開発・提供を進めてきました。
国内においても大学病院から在宅まで多様な場所で日々の診療に貢献し、 多くの患者さんの健康と安心につながっていることを心から嬉しく思っております。 これからも、
患者さんが本当に必要とされる医療の提供を強力にサポートするべく、 取り組みを続けてまいります。 」
GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長兼CEO 多田荘一郎
TOWN訪問診療所城南にて
GEヘルスケア・ジャパンについて
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、 GEヘルスケアの中核拠点の1つとして1982年に創設されました。 予防から診断、 治療、
経過観察・予後管理までをカバーする「プレシジョン・ヘルス」の実現を目指し、 インテリジェント機器やデータ分析、 ソフトウェア、 サービス等を提供しています。
国内に研究・開発、 製造から販売、 サービス部門までを持ち、 日本のお客様のニーズにお応えしつつ、 日本が直面する医療課題の解決に取り組んでいます。
日本における社員数は約1,700名、 本社および約60カ所の事業拠点があります。
詳細はホームページwww.gehealthcare.co.jpをご覧ください。
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