日本酒とクラフトサケの未来をつくる「クラフトサケブリュワリー協会」6月27日に6醸造所共同で設立

日本酒製造技術をベースとした新ジャンル「クラフトサケ」の醸造所を支えることで、日本酒市場を変革し日本により豊かなサケ文化を築くことを目指します。

フランス・パリと東京・三軒茶屋で酒造りを行う日本酒メーカー株式会社WAKAZE(本社:山形県鶴岡市、 代表取締役:稲川琢磨)は、

クラフトサケ醸造所による同業者組合「クラフトサケブリュワリー協会(以降 当協会)」を、

稲とアガベ株式会社(代表取締役:岡住修兵)をはじめとした5社と共同で立ち上げます。 2022年6月27日に設立し、 会長に岡住 修兵(稲とアガベ株式会社)、

副会長に佐藤 太亮(株式会社haccoba)と関 早希(株式会社WAKAZE)が就任します。

クラフトサケを広め、 その社会的な地位を確立しながらこれから生まれる醸造所を支えることで、 消費が低迷する日本酒市場を変革し、

日本により豊かなサケ文化を築くことを目指します。

また、 同日6月27日14時40分からは、 協会パートナー企業である「株式会社マクアケ」の応援購入サービス「Makuake」において、

会員である6醸造所による「設立記念酒セット」等を限定発売します。

プロジェクトページ:

* 1.「クラフトサケ醸造所」を支え、 日本に多様性あふれるサケ文化を築く

2018年に株式会社WAKAZEによって創立されたクラフトサケブリュワリー「三軒茶屋醸造所(東京都世田谷区)」を発端として、近年日本各地で、

日本酒の製造技術をベースとした「クラフトサケ」をつくる醸造所が誕生しています。

当協会の設立目的は、 以下の3点です。

1.クラフトサケの醸造所を増やす

2.クラフトサケの知名度を高める

3.日本酒とクラフトサケが共存できる未来をつくる

●米を主原料としながら、 ルールに縛られない自由で多様なSake「クラフトサケ」

当協会では、 「クラフトサケ」とは日本酒の製造技術をベースとしながら、 従来の「日本酒」では法的に採用できないプロセスを取り入れることで、

いままでにない多様な味わいのお酒をつくり出せる新しいジャンルと考えております。 酒税法上では「清酒」ではなく、 「その他の醸造酒」「雑酒」などに区分されます。

例えば、 フルーツやハーブなどの副原料を発酵過程で取り入れた「ボタニカルSake」や、

日本酒で必須である「搾る(お酒と酒粕を分ける)」工程を経ない「どぶろく」などがあります。(例)日本酒の発酵過程である「もろみ」に、

ビオラの花びらを加えたボタニカルSake

(例)日本酒の発酵過程である「もろみ」に、 ビオラの花びらを加えたボタニカルSake

●クラフトサケの造り手を増やしサケ文化を豊かにする

当協会では、 自由で多様なクラフトサケの造り手が増えることは、 日本酒がより多くの人々に楽しまれる未来にもつながると信じています。

会長である岡住修兵をはじめとして、 当協会に所属するクラフトサケ醸造所は、

いずれも伝統的な日本酒の酒蔵での経験を積んだプレイヤーによって設立されたものばかりです。

「日本酒」がその長い歴史とともにさまざまな法律・制度で保護されている一方、 クラフトサケはまだまだ認知度が低く、 日本酒に比べて立場が弱いという現状があります。

また、 現在の日本では「日本酒の新規醸造免許」が新規で発行されておらず、 新たに日本酒の醸造所を立ち上げることは困難な現状があります。

クラフトサケの醸造所が手を取り合い、 必要な場面では法律・制度などにもアプローチしながら、 その地位を向上させる。日本酒とクラフトサケの境界をなくし、

情熱を持った造り手が、 自由に酒造りをおこなえる世界を実現するのが、 当協会のもうひとつの使命です。

* 2.クラフトサケ醸造所の設立背景

●酒蔵減少にもかかわらず、 新規取得が困難な「日本酒製造免許」

日本人になじみ深い文化のひとつである「日本酒」。 日本酒とは、 国産米を原料として国内で製造された「清酒」のことを呼び、

その製造には「“清酒”の酒類製造免許」が必要です。

じつは、 日本国内向けに日本酒を造るための免許は原則として新規発行がされておらず、 休廃業した酒蔵を買収する以外に新規参入はむずかしい現状があります。

さらに、 日本酒をつくる酒蔵の数とその出荷数量は年々低下し、2000年度には1,977業者・999千klだったのに対し、

10年後の2020年度には1,035業者・414千klとおよそ半減している状況にあります。

参考:国税庁「酒類製造業及び酒類卸売業の概況」「酒のしおり」より

参考:国税庁「酒類製造業及び酒類卸売業の概況」「酒のしおり」より

「閉塞する日本酒業界を支えたい」「自分で造りたい」と志しても、 日本酒の醸造所を新たにもつことは極めて困難なのです。

●勢いを増す「海外醸造酒蔵」

一方で、 世界で日本酒の人気が高まるにつれて、 海外で「サケ(SAKE)」を造る醸造所はどんどん増えてきています。

日本国外の清酒醸造所の数は60以上(2022年6月1日時点)にも上ります。

海外では、 酒造りに関して日本ほどの法規制がなく、 「サケを造りたい」と思った人がチャレンジしやすい環境が整っており、

日本をはるかにしのぐ勢いで酒造りのムーブメントが起きています。

●新たな表現が可能な自由なSake「クラフトサケ」

日本酒は「米・米麹・水」を原料に、 醸造の仕上げに「搾る」ことを原則としており、 定められた原料以外の副原料を入れることはできません。 しかし、

クラフトサケは醸造の過程で副原料を入れることができます。 お米ならではの旨味を残しながらも、 さまざまな素材を重ねることで、

日本酒では表現できない味わいを醸し出しています。

こうした新しいサケは、 お酒が苦手だった人や、 ビールや果実酒が好きな人に、 「これなら飲める!」「サケってこんなにおいしいんだ!」と感動してもらい、

新しいファンを獲得し続けています。

そのほか、 搾らずに造るどぶろくや、 米麹だけで仕込む全麹酒などもクラフトサケにあたります。

* 3.会員一覧

●株式会社WAKAZE(代表取締役 稲川琢磨)

https://www.wakaze-store.com/

・醸造所「三軒茶屋醸造所」 東京都世田谷区に2018年7月創立

・醸造所「KURA GRAND PARIS」 フランス パリ近郊に2019年11月創立

●株式会社ALL WRIGHT(共同代表:細井洋佑、 堀木慎太郎)

https://konohanano-brewery.com/

・醸造所「木花之醸造所(コノハナノ)」 東京都台東区に2020年6月に創立

●株式会社haccoba(代表取締役:佐藤太亮)

https://haccoba.com/

・醸造所「haccoba -Craft Sake Brewery-(ハッコウバ)」 福島県南相馬市に2021年2月に創立

●株式会社LIBROM(代表取締役:柳生光人)

https://librom.jp/

・醸造所「LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム)」 福岡県福岡市に2021年5月に創立

●稲とアガベ株式会社(代表取締役:岡住修兵)

https://inetoagave.com/

・醸造所「稲とアガベ」 秋田県男鹿市に2021年11月に創立

●LAGOON BREWERY合同会社(代表:田中 洋介)

https://www.lagoon-brewery.com/home

・醸造所「LAGOON BREWERY(ラグーンブリュワリー)」 新潟県新潟市に2021年11月に創立

今後も新たな造り手、 新たな醸造所の設立、 新たな会員の参加を常に歓迎します。

* 4.ロゴデザインと「自由を、 醸そう。 」というコピーに込めた想い。

ベンチャー企業や新しく発足する団体が次々と発表するイノベーティブな活動は、 ある種「これまでの歴史を壊して塗り変えてやるぞ」という意気込み。 ところが、

クラフトサケブリュワリー協会のみなさまの想いを聞けば聞くほど感じたのは、 これまでの日本酒の歴史や文化に対しての強いリスペクト。 すなわち、

協会が実現したいことは、 お酒が数百年前から本来持っていた自由な文化を、 後世へ残したいという想いなのです。

ロゴは、 日本の文化が世界へ広まって欲しいという願いから「クラフトサケ」をカタカカナでデザイン。 さらに、 ひらがなの「く」の文字でロゴマークを作成しました。

マークは最近よく見る動画の再生ボタンとは逆向きのボタンのようにも見えます。 そんな想いを込めながらお酒の歴史を振り返ると、

豊作を願って桜の木の下で杯を傾けたことが、 お花見のはじまりということを思い出しました。 杯を上部から除いたときに、

お酒の表面に満開の桜が反射している様子を想像しながら、 桜色を使用しました。

未来へ走り出す前に、 まずは歴史に込められた想いを振り返る。そんなあたりまえのことを、 一つひとつ、 丁寧に行っている協会のみなさまの想いを、 ロゴデザインと

「自由を、 醸そう。 」というコピーに込めています。

クリエイティブディレクター・唎酒師

太田伸志(Steve* inc.)

* 5.クラフトサケを飲み比べて応援!Makuake応援購入プロジェクト

当協会の設立に際し、 より多くの方にクラフトサケの魅力を知っていただくことを目的に、

パートナー企業である株式会社マクアケの“アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」”にて、 設立記念酒を発売します。

多様性豊かなクラフトサケ、

そしてそれを生み出すクラフトサケブリュワリーの魅力を体感いただける『「自由な酒造り」感じるmini6本飲み比べセット』をメインのリターンとし、

本プロジェクトのために会員である6醸造所が特別に造り上げます。

リターン一覧 ※一部抜粋

・「自由な酒造り」感じるmini6本飲み比べセット+協会会員証 ¥15,000

・「自由な酒造り」感じる6本飲み比べセット+協会会員証 ¥30,000

・クラフトサケブリュワリー協会設立記念グラス+協会会員証 ¥3,000

・クラフトサケブリュワリー協会設立記念Tシャツ+協会会員証 ¥4,500

プロジェクト名:「6つのクラフトサケ醸造所が挑む、 日本酒とクラフトサケの未来を造るプロジェクト」

ページURL:https://www.makuake.com/project/craft_sake_breweries/

https://www.makuake.com/project/craft_sake_breweries/

※プロジェクト開始時間後にページがご覧いただけます

期間: 2022年6月27日(月)14時30分 ~ 2022年7月30日(土)18時00分

* 6.「クラフトサケブリュワリー協会」概要

・団体名 クラフトサケブリュワリー協会

・英文表記 JAPAN CRAFT SAKE BREWERIES ASSOCIATION

・役員

会長 岡住 修兵(稲とアガベ株式会社 代表取締役)

副会長 佐藤 太亮(株式会社haccoba 代表取締役)、 関 早希(株式会社WAKAZE)

会計 齋藤 翔太(稲とアガベ株式会社 財務責任者)

監事 田中 洋介(LAGOON BREWERY合同会社 代表)、 細井 洋佑(株式会社ALL WRIGHT 共同代表)

事務局長 柳生 光人(株式会社LIBROM)

・設立 2022年6月27日

* 7.WAKAZEとは

「日本酒を世界酒に」をビジョンに「世界中でSAKEが造られ飲まれる世界」を目指し、 2016年に創業したスタートアップ企業です。

2018年7月には東京都・三軒茶屋に「三軒茶屋醸造所」を、2019年フランス現地に子会社を設立しパリ近郊に酒蔵「KURA GRAND PARIS」を創立

しました。 2021年10月には三軒茶屋醸造所併設レストランを予約制ペアリングコースの体験型レストラン「WAKAZE TOKYO」にリニューアルオープン。

2022年5月にはフランス・パリ5区に発酵を軸にした日本食と醸造所直送の生酒を楽しめるIZAKAYAレストラン「WAKAZE PARIS」をオープンしました。

従来にないSAKEの自由な楽しさを提案し続けます。

株式会社WAKAZE

代表者:代表取締役 稲川 琢磨

本社所在地:山形県鶴岡市播磨字若松51-1

設立:2016年1月

事業内容:日本酒・SAKEの製造、 販売

サイトURL:https://www.wakaze-store.com/

4.5坪という限られたスペースから多様なクラフトサケを生み出す「三軒茶屋醸造所」

パリ近郊で、

フランス産原材料にこだわり、

現地のボタニカル素材でクラフトサケを造る「KURA GRAND PARIS]

パリ近郊で、 フランス産原材料にこだわり、 現地のボタニカル素材でクラフトサケを造る「KURA GRAND PARIS]

WAKAZE

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